TV

  • HOME
  • ブログ
  • TV
  • テレビ寺子屋10月31日|為末大が考えるAI時代に必要な3つの力とは?家庭でのヒントも紹介|10/31 5:30

テレビ寺子屋10月31日|為末大が考えるAI時代に必要な3つの力とは?家庭でのヒントも紹介|10/31 5:30

10月31日(土)午前5時30分から北海道文化放送1とOHKで放送される「テレビ寺子屋」第2504回は、元陸上選手で東京大学教授の為末大さんが、自身の子育てを通して考える「AI時代に必要な力」を語る回です。

番組で示されるのは、知識をたくさん覚えることやAIをうまく使いこなす技術だけではありません。為末さんが挙げるのは、「面白がる力」「魅力的であること」「仲良くなれること」の3つ。AIが身近になるほど、人間側に残る好奇心や自己理解、人と関わる力が大切になるという内容です。

テレビ寺子屋#2504の放送日時と講師

項目内容
放送日時2026年10月31日(土)5:30〜6:00
放送局北海道文化放送1/OHK(岡山・香川)
番組テレビ寺子屋#2504
テーマ為末家の子育て〜AI時代に必要な力〜
講師為末大(元陸上選手・東京大学教授)

テレビ静岡の公式ページでは、第2504回を「為末家の子育て~AI時代に必要な力~」として掲載しています。テレビ静岡での放送日は2026年10月18日で、北海道文化放送では10月31日午前5時30分からの放送が番組表で確認できます。

為末さんは1978年生まれ。世界陸上の男子400メートルハードルで2度銅メダルを獲得し、オリンピックには3度出場しました。東京大学先端科学技術研究センターの公式プロフィールでは、2026年4月に教授へ就任したことが掲載されています。

AI時代に必要な3つの力とは?

為末さんが第2504回で挙げる3つの力は、面白がる力、魅力的であること、仲良くなれることです。いずれも、AIそのものの機能ではなく、人間がどう考え、どう自分を受け止め、どう他者と関係をつくるかに関わっています。

AIは質問すれば多くの情報を返してくれますが、そもそも「何を知りたいのか」がなければ始まりません。そこで最初に出てくるのが、物事を面白がり、疑問を持つ力です。

また、自分の弱さや得意ではない部分も含めて自分を受け止めること、人と意見が違っても関係を続けることも、AIが代わりに経験してくれるものではありません。為末さんは、便利な技術が広がる時代だからこそ、昔から人間に必要だった力がよりはっきり見えてきたと話しています。

1つ目は「面白がる力」

1つ目の「面白がる力」は、自分が何に興味を持ち、何をもっと知りたいと思うかに関わる力です。公式ページでは、知りたいことがなければAIに質問することもできないため、好奇心が以前より重要になるという考えが示されています。

為末さんが家庭で意識している具体的な方法が、「なんでだろう?」という言葉を使うことです。例えば不思議な地名に出会ったとき、すぐ答えを調べて教えるのではなく、「なんでこういう地名なんだろう?」と問いかけるそうです。

すると子どもは、すぐに検索するのではなく、自分なりの仮説を立てて話すことがあるといいます。ここで大切なのは、正解を早く知ることよりも、答えを見る前に自分で考える時間を持つことです。

AIが素早く答えを出してくれる時代には、「答えを知っている人」だけでなく、「面白い問いを持てる人」の価値も高まります。為末さんの家庭での実践は、難しい教材を用意しなくても、日常の小さな疑問からその力を育てられることを示しています。

2つ目の「魅力的であること」は人気者になることではない

2つ目は「魅力的であること」です。ここで為末さんが言う魅力は、周囲から人気を集めることや、欠点のない人になることではありません。

公式ページでは、自分の弱い部分も長所も含め、丸ごと自分として受け入れられると、それが魅力へ変わっていくという趣旨が語られています。自分の苦手なところをすべて消そうとするのではなく、「これも自分だ」と受け止める力に近い考え方です。

子どもは成長するにつれ、友達や周囲と自分を比べる機会が増えます。得意不得意が見えやすくなり、自分の嫌な部分に意識が向くこともあります。為末さんは、子どもの魅力的な部分を見つけてあげることは、親の役割の一つかもしれないと話しています。

本人が欠点だと思っている部分でも、見方を変えれば個性になることがあります。親が「直しなさい」と言うだけではなく、その特徴がどんな場面で力になるのかを言葉にして伝えることで、子どもが自分自身を肯定的に捉え直すきっかけになるという考え方です。

3つ目の「仲良くなれること」がAI時代に大切な理由

3つ目は「仲良くなれること」です。為末さんは、AIとの対話では自分の考えを否定されにくく、肯定的な反応を受けやすい一方、それだけに偏ると自分と異なる考え方を受け止める経験が減るのではないかと指摘しています。

現実の人間関係では、考え方が合わない相手とも一緒に行動しなければならない場面があります。気の合う友達だけでなく、少し苦手な人、世代の違う人、価値観の違う人と接する経験も避けられません。

為末さんは、そうした「うまくやっていく練習」は人間同士の関わり合いの中でしか経験できず、子どものうちから大切にしたいと語っています。AIが会話相手になる時代だからこそ、自分と違う人と関係をつくる力がむしろ重要になるというわけです。

この視点は、単に社交的な子どもを育てるという話ではありません。意見が違っても相手の存在を認め、必要なら折り合いをつけながら一緒に過ごす力を持つことが、社会で生きていく土台になるという話です。

為末家では「答えを教える」より一緒に考える

今回の放送で特に実践しやすいのが、「なんでだろう?」を親自身が口にするという方法です。子どもにだけ「もっと考えなさい」と言うのではなく、大人も日常の出来事に疑問を持ち、楽しそうに考える姿を見せます。

この方法なら、特別な教育サービスや道具がなくても始められます。ニュースを見たとき、街を歩いているとき、食事をしているときにも、「なぜこうなっているんだろう」「別の方法はあるのかな」と一緒に考えることができます。

答えが分からなくても問題ありません。むしろ、親も分からないからこそ、子どもと同じ立場で仮説を出し合えます。その後でAIや本、インターネットを使って確かめれば、道具に答えを丸投げするのではなく、自分の問いを深めるためにAIを使う形になります。

以前のテレビ寺子屋「為末家の子育て」為末大が語るAI時代に必要な3つの力では3つの力の全体像を紹介しています。今回の記事では、特に家庭で実践しやすい「なんでだろう?」という問いかけと、3つの力のつながりを中心に整理しています。

為末大さんはなぜ子育てと「身体」を語るのか

為末さんは陸上選手として世界大会やオリンピックを経験した後、身体を通して人が学ぶ過程について考え、社会活動や研究に取り組んできました。東京大学先端科学技術研究センターでは2026年4月から教授を務めています。

前回の第2503回「体育は学びの宝庫である」では、体育嫌いの人が多いことに触れながら、身体の扱い方を学ぶことの意味について語っています。競技の勝ち負けだけではなく、身体と心のつながり、人が経験から学ぶ仕組みに関心を持っていることが伝わる内容です。

テレビ寺子屋「体育は学びの宝庫である」為末大が語る体育の意味もあわせて見ると、為末さんが今回のAI時代の話でも、知識だけではなく実際の経験や人との関わりを重視している理由が分かりやすくなります。

前回(第2503回)は「体育は学びの宝庫である」

為末さんは第2504回の前にも、テレビ寺子屋第2503回に出演しています。テレビ静岡の公式ページでは、テーマは「体育は学びの宝庫である」でした。

そこでは、2012年の現役引退後、身体を通して人間が学びを得るプロセスを探究してきたことや、2026年から東京大学先端科学技術研究センターで身体と心のつながりを研究していることが紹介されています。

第2503回と第2504回を続けて見ると、為末さんの関心が一貫していることが分かります。身体を使う経験、人と関わる経験、自分で問いを持つ経験など、機械に任せきれない部分を人間の学びとして大切にしている点です。

AI時代の子育てで親が意識したいこと

今回の3つの力を並べると、親が子どもに何かを一方的に教え込むというより、好奇心を邪魔しないこと、自分を受け入れる手助けをすること、人と関わる経験を奪わないことが共通しています。

AIを使わないようにするという話ではありません。為末さん自身、AIの便利さを前提にしながら、その便利さによって「自分で考えること」まで手放さないようにする視点を示しています。

親ができることは、答えをすべて先に用意することではなく、子どもと一緒に疑問を楽しむことです。そして、うまくいかない自分も含めて受け入れられる言葉をかけ、考え方の違う人と接する機会を必要以上に避けないことです。

参考にした情報

よくある質問

為末大さんが挙げるAI時代に必要な3つの力は何ですか?

「面白がる力」「魅力的であること」「仲良くなれること」の3つです。好奇心、自分を受け入れる力、異なる人と関係をつくる力として説明されています。

「面白がる力」を家庭で育てるにはどうすればいいですか?

為末さんは、日常の中で親自身が「なんでだろう?」と口にし、すぐ答えを調べる前に子どもが仮説を考える時間をつくる方法を紹介しています。

為末大さんは現在どこで教授を務めていますか?

東京大学先端科学技術研究センターの教授です。同センターの公式情報では、2026年4月に着任しています。

まとめ

10月31日放送の「テレビ寺子屋」第2504回で為末大さんが伝えるのは、AIに負けない特別な技術ではなく、面白がる力、魅力的であること、仲良くなれることという、人間が以前から大切にしてきた3つの力です。

家庭でできる具体的なヒントとしては、親が「なんでだろう?」と問いを楽しみ、子どもが自分で考える前に答えを渡しすぎないことが挙げられます。便利なAIを使いながらも、好奇心や自己理解、人との関わりを手放さないこと。そのバランスを考えるきっかけになる放送です。

このテーマの関連記事はこちら