フロンティア「世界都市ローマ」10月30日|永遠の都を3つの時代で見るポイント|10/30 17:00
10月30日(金)17時からNHK BSで放送される「フロンティア 選 世界都市ローマ 永遠の都の秘密」は、二千年以上にわたって世界を引きつけてきたローマを、芸術品や建築物から読み解く回です。
この回を見やすくするポイントは、ローマを一つの時代だけで考えないことです。古代ローマ帝国の首都、キリスト教世界の中心、ルネサンス・バロック以降の芸術都市という三つの大きな流れを意識すると、番組タイトルにある「永遠の都」の意味がつかみやすくなります。
10月30日の放送日時と番組内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月30日(金)17:00〜18:00 |
| 放送局 | NHK BS |
| 番組名 | フロンティア 選 世界都市ローマ 永遠の都の秘密 |
| 語り | オダギリジョー |
| テーマ | ローマが二千年以上にわたり「永遠の都」であり続ける理由 |
NHKオンデマンドの公式ページでは、この回について、ローマがローマ帝国の首都、キリスト教世界の中心、さらにルネサンスやバロックから現代へ続く文化・芸術の発信地として世界を魅了してきたことが紹介されています。
10月30日のNHK BSの番組表でも17時から18時の放送が案内されており、語りはオダギリジョーさんです。今回の放送は「選」と付いた再放送で、NHKオンデマンドには2024年1月31日放送の59分版が掲載されています。
「永遠の都ローマ」は何がすごい?3つの時代で見る
番組を理解するうえで重要なのは、ローマの魅力が古代遺跡だけではないことです。現在の街には、古代、キリスト教、中世以降、ルネサンス、バロック、近現代という異なる時代の建築や都市空間が重なっています。
UNESCOの世界遺産センターも、ローマ歴史地区を「複雑で重層的」な都市として説明しています。古代ローマの遺構の上にキリスト教都市が築かれ、その後も教皇たちによる都市改造や芸術活動が続いたという流れが、ローマの大きな特徴です。
1. 古代ローマ帝国の首都としてのローマ
最初に押さえたいのが、ローマが巨大国家の中心だった時代です。UNESCOは、ローマが共和政ローマ、続いてローマ帝国の中心になった歴史を示し、世界遺産地区にはフォロ・ロマーノ、パンテオン、トラヤヌス記念柱、アウグストゥス廟など古代を代表する遺構が含まれるとしています。
ここで注目したいのは、巨大な建造物が単に昔の姿を残しているだけではなく、都市の中心に今も存在していることです。ローマでは、現代の街を歩きながら古代の政治、宗教、公共空間の痕跡に触れられます。
番組が「膨大な芸術品や建築物を読み解く」としているのも、こうした遺構がローマの長い歴史を説明する手がかりになるからです。建物の用途や形、後世での使われ方に目を向けると、都市が何度も役割を変えながら続いてきたことが見えてきます。
2. キリスト教世界の中心としてのローマ
二つ目は、ローマ帝国の後もローマが重要都市であり続けた理由です。UNESCOは、ローマが4世紀にキリスト教世界の中心になったと説明しています。
古代都市が衰退して終わったのではなく、その上にキリスト教都市が重なり、新しい宗教建築や巡礼の文化が育っていきました。この「前の時代を消して作り直す」のではなく、既存の空間や建材を再利用しながら次の時代へ受け継ぐ姿が、ローマの連続性を考える重要なポイントです。
バチカン市国も、ローマの歴史を考えるうえで欠かせません。UNESCOは、サン・ピエトロ大聖堂を中心とするバチカンが約二千年にわたるキリスト教史と結びつき、重要な巡礼地であり続けているとしています。
ローマが「永遠」と呼ばれる背景には、政治の中心から宗教の中心へと都市の役割を変えながら、それでも人々が集まり続けた歴史があります。
3. ルネサンスとバロックで再び芸術の中心へ
三つ目は、ルネサンスからバロックにかけての都市改造と芸術です。UNESCOによると、15世紀以降、教皇たちはローマの都市景観を大きく刷新し、ルネサンスの古典主義、さらにバロックの精神を反映した街へ発展させました。
ローマには、古代建築だけでなく、広場、教会、宮殿、噴水など後世の作品も密集しています。バチカンでも、ブラマンテ、ラファエロ、ミケランジェロ、ベルニーニらによる建築や美術が積み重なりました。
つまりローマは、古代の名残を保存した都市であると同時に、後の時代の芸術家が古代を参照し、新しい作品を生み出した場所でもあります。古代を受け継ぎながら新しい文化を重ねることが、番組の「永遠」という問いにつながっていきます。
建築や芸術品は何を語るのか
建築を見るときは、有名な作品名だけでなく「いつの時代のものか」「前の時代とどのようにつながるか」を意識すると番組を楽しみやすくなります。
たとえばパンテオンは古代ローマを象徴する建築の一つですが、ローマでは古代の建物が後世に別の役割を持つ例が少なくありません。都市の中に古代が孤立しているのではなく、後世の宗教や生活と結びつきながら残っています。
一方、ルネサンスやバロックの建築は、古代の様式を学び直しながら新しい美を作り出しました。UNESCOがローマを世界の都市計画、建築、芸術に大きな影響を与えた都市と評価しているのは、こうした長い連鎖があるためです。
番組では、個々の建物や芸術品を通して、帝国、信仰、芸術という異なる力がローマをどう変えてきたのかに注目すると、内容がつながって見えてきます。
なぜローマは「永遠の都」と呼ばれるのか
番組公式の説明では、ローマが光と影の歴史を生き抜いてきた「不屈の精神」に注目しています。ここでいう永遠は、同じ姿のまま二千年間残ったという意味ではありません。
政体が変わり、宗教的な役割が変わり、芸術の流行も変わる中で、ローマはそのたびに都市の意味を更新してきました。古代の遺構を残しつつ、キリスト教都市が重なり、さらにルネサンスやバロックの都市空間が加わっています。
UNESCOも、ローマ歴史地区の価値として「三千年にわたる歴史の連続」と、異なる建築様式が都市の中で重なっている点を挙げています。この重層性こそ、「永遠の都」を具体的に考える手がかりになります。
10月20日・10月23日の同回記事との違い
キニナルでは、同じ「世界都市ローマ 永遠の都の秘密」について、10月20日と10月23日の放送に合わせた記事も公開しています。
10月23日放送の記事では、再放送情報と「なぜ永遠の都なのか」という全体像を中心に整理しています。また、10月20日放送の記事でも、番組の基本テーマとローマの歴史を紹介しています。
今回の10月30日版では、内容の重複を避けるため、古代ローマ、キリスト教世界、ルネサンス・バロックという三つの時代を軸に、番組を見るときの順番を整理しました。
NHKオンデマンドで見られる?
NHKオンデマンドには「フロンティア 世界都市ローマ 永遠の都の秘密」の作品ページがあり、本編59分、字幕対応の番組として掲載されています。
ページには単品視聴と見放題パックの案内があり、購入期限も表示されています。放送時間に見られない場合は、NHKオンデマンドの公式ページで現在の配信条件を確認する方法があります。
参考にした情報
よくある質問
フロンティア「世界都市ローマ」は10月30日の何時から放送ですか?
2026年10月30日(金)17時から18時まで、NHK BSで放送予定です。番組表では「フロンティア 選 世界都市ローマ 永遠の都の秘密」と案内されています。
「永遠の都」の意味は何ですか?
番組では、ローマが古代帝国の首都からキリスト教世界の中心、さらにルネサンスやバロックの芸術都市へと姿を変えながら二千年以上続いてきた歴史に注目します。
語りは誰ですか?
語りはオダギリジョーさんです。NHKオンデマンド公式ページと番組表情報の双方で確認できます。
過去の放送と同じ内容ですか?
NHKオンデマンドには2024年1月31日放送の同タイトル59分版が掲載されています。10月30日版には「選」と付いていますが、再編集の有無までは公式ページで確認できませんでした。
まとめ
10月30日17時の「フロンティア 選 世界都市ローマ 永遠の都の秘密」は、ローマがなぜ二千年以上にわたって世界を魅了する「永遠の都」になったのかを、建築物や芸術品からたどる回です。
見るときは、古代ローマ帝国の首都、キリスト教世界の中心、ルネサンス・バロックの芸術都市という三つの時代を意識すると、番組の問いがより分かりやすくなります。時代が変わるたびに古いものを消すのではなく、その上に新しい文化を重ねてきたことが、ローマの強さと魅力を物語っています。

