アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜|昆布のネバネバで再生医療の細胞培養コストを7割削減?2026年10月28日放送|10/28 23:06
2026年10月28日(水)放送の「アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜」では、昆布などの海藻に含まれるネバネバ成分を活用し、再生医療に使う細胞の培養コストを約7割削減する技術が取り上げられます。
注目されるのは、東京大学発のスタートアップ・セルファイバが開発する「CellFiber(細胞ファイバ)技術」です。高額になりやすい細胞医療を、どのような仕組みで支えようとしているのでしょうか。
アンパラレルド10月28日の放送日時・出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月28日(水)23:06〜23:55 |
| 放送局 | テレビ東京 |
| 番組名 | アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜 |
| MC | 若林正恭(オードリー) |
| ゲスト | セルファイバ 古石和親CEO、中島克彦事業統括部長 |
| 解説 | 岡野栄之教授 |
| ナレーター | 大塚明夫 |
| 今回のテーマ | 昆布由来のアルギン酸を使った細胞培養技術と再生医療の普及 |
番組公式の放送情報では、再生医療の高額な治療費と、その背景にある細胞培養の人件費・設備維持費を取り上げます。若林正恭が挑戦者や専門家との対話を通じて、技術の特徴や社会実装への課題に迫る回です。
今回の内容は?昆布のネバネバで細胞培養コストを7割削減
再生医療の課題は、治療に使う細胞を育てるコスト
番組の予告では、横浜駅近くのクリニックで、変形性膝関節症に対する再生医療が紹介されます。そこで取り上げられる自由診療の注射は、1回約130万円と説明されています。
この金額は番組が紹介するクリニックでの例であり、再生医療の治療費がすべて同じという意味ではありません。ただ、細胞を使う治療では、治療そのものだけでなく、必要な細胞を培養し、品質を保ちながら製造する工程も重要な課題です。
細胞の培養には専門的な作業や設備管理が必要です。細胞医療の技術が進歩しても、製造コストが高く供給量が限られれば、治療を必要とする人へ十分に届けることが難しくなります。
厚生労働省も、再生医療には新たな治療の可能性がある一方、安全性を確保しながら適切に提供する体制が必要だと説明しています。細胞を安定して製造する技術は、再生医療を広げるうえで欠かせない要素の一つです。
セルファイバの「CellFiber技術」とは?
セルファイバが開発するCellFiber技術は、海藻由来のアルギン酸をゲル状にし、細胞を内部に包み込むチューブ状の構造を作る技術です。会社の公式説明によると、アルギン酸が短時間でハイドロゲル化する性質を活用し、細胞を保護する微小な環境を形成します。
番組予告では、ファイバの直径は約0.3ミリと紹介されています。細胞をシャーレの中で培養する従来の方法とは異なり、細い管の内部で細胞を育てることで、限られたスペースで多くの細胞を培養することを目指しています。
「昆布のネバネバ」と聞くと食材の特徴を思い浮かべますが、番組で焦点が当たるのは、海藻由来のアルギン酸が持つ材料としての性質です。天然由来の素材を、細胞を包み込む技術へ応用する点が、この取り組みの大きな特徴です。
なぜ培養コストを約70%削減できるのか
番組の公式予告は、セルファイバの技術によって細胞培養コストを約70%削減できると紹介しています。これは、培養に必要なスペースや設備の運用、作業工程などを効率化することを目指す技術の成果として示された数値です。
セルファイバの公式技術ページでも、CellFiber技術の利点として、製造設備のスペースや運用コストの削減、細胞の機能を保ちやすい環境づくり、安定した製造プロセスの開発が挙げられています。培養方法を工夫し、細胞の品質と生産効率を両立させようとしていることが分かります。
ただし、約70%という数字は番組で紹介される培養コストの削減効果です。治療費全体がそのまま7割安くなると決まったわけではありません。
治療費には、培養以外にも検査や医療機関での処置、輸送など複数の要素が関係します。
今回の放送では、培養工程の工夫が高額な再生医療の課題にどのようにつながるのか、技術を開発した企業と専門家の話から理解できそうです。
細胞を大量に育てた後は、運ぶ方法も重要
細胞を効率よく培養できても、必要な品質を保ったまま医療機関へ届けられなければ、治療に活用するまでの工程は完結しません。番組では、細胞の大量培養に続く課題として「常温輸送」にも触れ、タイガー魔法瓶などが開発を進める細胞輸送容器「セルポッド」を紹介します。
タイガー魔法瓶の発表によると、同社はGaudi Clinicalと共同で、真空断熱技術を活用した小型の医療検体輸送容器を開発しました。2026年4月から実証実験として細胞輸送プロセスに導入し、温度管理や持ち運びやすさ、取り扱い負荷などを検証しています。
番組のテーマは培養コストの削減ですが、細胞を作る工程だけでなく、輸送や医療現場での取り扱いまで含めて考えることで、再生医療を社会に届けるための課題が見えてきます。
ゲストの古石和親・中島克彦と解説の岡野栄之教授
今回のゲストは、セルファイバの古石和親CEOと中島克彦事業統括部長です。セルファイバは2015年に設立されたバイオテクノロジー企業で、独自の細胞カプセル化技術をもとに、細胞・遺伝子治療の製造を支える技術開発に取り組んでいます。
古石和親は2025年11月に同社の代表取締役社長に就任した人物です。会社公式のプロフィールでは、グローバルなライフサイエンス企業や再生医療事業に携わってきた経歴が紹介されています。
今回の放送では、技術開発だけでなく、製造工程を変えることで細胞医療をどう広げるかという事業面の視点も聞けそうです。
中島克彦は番組予告で事業統括部長として紹介されています。培養技術を研究段階にとどめず、実際の製造に組み込むには、技術の性能に加えて、製造の安定性や導入しやすさも重要になります。
さらに、番組では再生医療研究の第一人者である岡野栄之教授が解説に加わります。MCの若林正恭のプロフィールとあわせて、企業側の挑戦と研究者の視点の両方に注目したい回です。
セルファイバの技術は今どこまで進んでいる?
セルファイバは2026年10月8日、細胞ファイバ製造装置「Zeito」シリーズの日本・米国での正式販売開始を発表しました。公式発表では、GMP対応の「Zeito Plus」と研究初期段階向けの卓上型「Zeito Lite」の2製品を案内しています。
製造装置の正式販売は、細胞ファイバ技術を研究のためだけでなく、再生医療向けの細胞製造を支える手段として広げる動きの一つです。番組で紹介される細胞培養コストの削減というテーマとも関係する、企業の現在の取り組みです。
同社は、細胞・遺伝子治療製品の製造工程を効率化し、治療を必要とする人へ届けることを目指しています。一方、培養方法の効率化だけで再生医療の普及が完成するわけではなく、品質や安全性、製造・輸送の体制も重要です。
細胞ファイバの技術は、魚の腸内環境に着目したバイオ技術など、これまで「アンパラレルド」で扱われた独自技術とも通じる部分があります。関連する過去回は細胞・バイオ技術を扱ったアンパラレルドの記事でも紹介しています。
前回(10月21日放送)の内容は?
前回の2026年10月21日放送では、民間企業が連携して人型ロボットを訓練する取り組みが取り上げられました。テレビ東京の公式ページによると、物流会社や専門商社などが協力し、千葉県習志野市の訓練施設でロボットに荷物の運搬やごみ捨てなどの動きを教え、データを集めています。
個々の企業だけでは時間や人手がかかる作業を、複数社で協力して進める仕組みがテーマでした。10月28日は分野が変わり、再生医療の製造コストと細胞の輸送に焦点を当てます。
どちらも独自技術を社会課題の解決につなげようとする挑戦を紹介する回です。
見逃し配信はある?
番組公式ページでは、見逃し配信サービスとしてTVerなどが案内されています。また、「テレ東BIZ」や「U-NEXT テレ東BIZ セレクション」での配信情報も掲載されています。
配信の対象回や視聴可能な期間はサービスによって異なる場合があります。視聴する際は、番組公式サイトから配信先を確認すると分かりやすいでしょう。
参考にした情報
- テレビ東京「アンパラレルド」2026年10月28日放送回
- テレビ東京「アンパラレルド」番組公式サイト
- 株式会社セルファイバ「Technology & Products」
- 株式会社セルファイバ「Zeitoシリーズ正式販売開始」
- タイガー魔法瓶「再生医療JAPANに初出展」
- 厚生労働省「再生・細胞医療・遺伝子治療について」
- テレビ東京「アンパラレルド」2026年10月21日放送回
よくある質問
アンパラレルド10月28日の放送時間は何時からですか?
2026年10月28日(水)23時06分から23時55分まで、テレビ東京で放送予定です。
昆布のネバネバで何をするのですか?
海藻由来のアルギン酸を使い、細胞を内部に包み込むチューブ状の構造を作って培養します。番組では、この技術による細胞培養コスト約70%削減が紹介されます。
治療費も7割安くなるのですか?
番組で紹介されているのは細胞培養コストの削減効果です。治療費全体が一律に7割安くなるという意味ではありません。
まとめ
2026年10月28日放送の「アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜」は、セルファイバの細胞ファイバ技術を通じて、再生医療の高額な製造コストという課題に迫ります。昆布などの海藻由来のアルギン酸を活用し、細胞をチューブ状の構造の中で育てることで、培養工程の効率化を目指す点が大きな見どころです。
番組では、セルファイバの古石和親CEOと中島克彦事業統括部長、岡野栄之教授の解説を通じて、細胞を育てる技術から輸送まで、再生医療を広げるための取り組みが紹介されます。放送はテレビ東京で23時06分からです。

