おうみ発630 10月27日は滋賀の電子投票を特集|疑問票がなくなる?仕組みと課題|10/27 18:30
10月27日(火)18時30分からNHK総合・滋賀で放送予定の「おうみ発630」では、「しがリサーチ」で滋賀県内でも検討の動きが広がり始めた電子投票を取り上げます。
今回のポイントは、紙の投票用紙で問題になりやすい「疑問票」です。電子投票では候補者名を端末上で選ぶため、書き間違いや判読しにくい文字が原因となる疑問票を減らせる一方、機器の信頼性や費用、運用体制など別の課題もあります。
おうみ発630 10月27日の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月27日(火) |
| 放送時間 | 18:30〜 |
| 放送局 | NHK総合1・滋賀 |
| 番組 | おうみ発630 |
| コーナー | しがリサーチ |
| テーマ | 滋賀県内で検討が広がる電子投票、疑問票の扱い、現状と課題 |
「おうみ発630」はNHK大津放送局の地域ニュース番組です。NHK公式のスクープBOXでも、大津放送局の「おうみ発630」で投稿映像が放送された事例を確認できます。
今回の個別放送ページはアクセス制限のため本文を直接確認できませんでしたが、共有された番組詳細では、滋賀県内で電子投票の導入を検討する動きと、その背景にある疑問票の問題を伝える内容とされています。
電子投票とは?インターネット投票とは別の仕組み
今回の電子投票は、自宅のスマートフォンやパソコンから投票する「インターネット投票」とは異なります。現在の地方選挙で使われている電子投票は、投票所に設置した専用端末で候補者を選び、その選択を電磁的に記録する方式です。
総務省は「電磁的記録式投票制度」として制度や技術的条件を案内し、電子投票システムの信頼性を確保するため、事業者から申し出のあったシステムについて技術的条件への適合確認を行っています。
つまり、紙に候補者名を書く方式をそのままネットに置き換えるのではなく、投票所という管理された環境で専用機器を使うのが基本です。本人確認や投票所の運営そのものがなくなるわけではありません。
疑問票とは?なぜ電子投票と関係するのか
紙の投票では、書かれた名前がどの候補者を指すのか明確でない票が生じることがあります。これが疑問票です。似た名字の候補者がいる場合や、文字の一部が不鮮明な場合など、開票所で有効・無効の判断が必要になることがあります。
一方、電子投票は画面に表示された候補者を選択する方式なので、文字を手書きする必要がありません。そのため、書き間違いや判読の難しさから生じる疑問票を防ぎやすい点が大きな特徴です。
2026年9月の共同通信配信記事でも、電子投票は候補者名を画面から選ぶ仕組みのため、書き間違いによる疑問票が出ず、開票時間の短縮や作業人員の削減につながると紹介されています。
電子投票のメリットは?開票時間と事務負担に注目
電子投票のメリットとして分かりやすいのは、開票作業の迅速化です。紙の投票用紙では、分類、点検、候補者別の集計など多くの人手が必要ですが、電子的に記録されたデータを集計できれば作業量を減らせます。
また、疑問票の判定作業が減ることで、開票所での確認作業も簡素化できる可能性があります。少子高齢化や職員確保の難しさがある自治体にとって、選挙事務の負担をどこまで軽くできるかは重要な論点です。
愛知県議会の2026年6月の審査では、導入理由として、有権者の利便性向上、書き間違いや疑問票の解消、開票・集計時間の短縮、開票作業の省力化、システムの安定性向上などが挙げられています。
電子投票の課題は?機器トラブル・費用・信頼性
電子投票は便利な面だけでなく、機器トラブルへの備えが欠かせません。過去には電子投票で機器トラブルが起きた事例があり、その経験が普及の慎重さにつながってきました。
投票は選挙結果そのものを左右するため、「端末が止まったらどうするのか」「記録が正しく保存されているとどう確認するのか」「障害発生時の代替手段をどうするのか」といった運用ルールが重要になります。
さらに、端末やシステムの導入費、保守費、職員研修、投票所ごとの機器配置など、紙の投票とは異なるコストも発生します。開票作業の省力化で減らせる費用と、システム導入に必要な費用を比較する必要があります。
滋賀で導入する場合に注目したい点
滋賀県内で検討が広がるとすれば、単に「新しい仕組みだから便利」というだけではなく、実際の選挙事務でどの問題を解決したいのかが焦点になります。今回の番組詳細では、その入口として疑問票が挙げられています。
疑問票を減らす効果だけでなく、開票に必要な人数、集計時間、導入費用、障害時の対応、高齢者を含む有権者の使いやすさなどを総合的に比較することが大切です。
全国でも導入はまだ限定的です。2026年9月時点の共同通信取材では、来春の統一地方選で電子投票の実施を決めた自治体は8程度とされ、制度への関心が高まる一方、普及が一気に進んでいる段階ではありません。
今回の「しがリサーチ」で見たいポイント
放送では、滋賀県内のどの自治体が検討しているのか、疑問票が実際の開票現場でどのような負担になるのか、電子投票でどこまで解決できるのかが重要なポイントになりそうです。
特に、導入を進める立場の説明だけでなく、費用、機器の安全性、トラブル時の対応といった課題がどのように示されるかに注目です。電子投票は「紙を端末に変える」だけではなく、選挙事務全体の設計に関わるテーマだからです。
参考にした情報
よくある質問
電子投票は自宅からスマホで投票する仕組みですか?
いいえ。現在の地方選挙でいう電子投票は、基本的に投票所に設置された専用端末で候補者を選ぶ仕組みで、インターネット投票とは別です。
電子投票だと疑問票はなくなりますか?
候補者を画面から選択するため、手書き文字の判読や書き間違いを原因とする疑問票は生じにくくなります。ただし、機器や運用に関する別の課題はあります。
滋賀県では電子投票の導入が決まっていますか?
今回の番組詳細は「導入を検討する動きが広がり始めた」としており、県内一律で導入が決定したという内容ではありません。番組では検討の現状と課題が取り上げられる予定です。
まとめ
10月27日の「おうみ発630」では、「しがリサーチ」で滋賀県内の電子投票と疑問票の問題が取り上げられます。
電子投票は、書き間違いによる疑問票を減らし、開票・集計を迅速化できる可能性があります。一方で、機器の信頼性、障害時の対応、導入費用、有権者の使いやすさなど慎重に検討すべき点もあります。
滋賀で導入する場合に何が変わるのかを考えるうえで、疑問票という身近な開票現場の問題から制度全体を理解できる回になりそうです。

