六波羅一輝の推理2ネタバレ|まゆみの復讐・娘ゆりか・目一が式神を装った理由【10月25日】|10/25 9:55
2026年10月25日(日)9時55分から日本映画専門チャンネルで放送される「ミステリー作家 六波羅一輝の推理2 京都陰陽師の殺人」。上川隆也さん演じる崖っぷちのミステリー作家・六波羅一輝が、京都の名家で起きる連続殺人と「式神」の謎に挑む第2作です。
先に結論を書くと、物語の中心となる殺人を実行したのは三方まゆみです。ただし、事件は単純な復讐劇ではありません。まゆみが愛した八木零、その間に生まれた娘ゆりか、まゆみを三方家に縛りつけた父・三方成美、八木の死に関わった大槻賢と堂間凌子、そして真相を知りながら「式神」の仕掛けで犯人を庇おうとした陰陽師・目一。この関係をつなぐと、事件の全体像が見えてきます。
10月25日の放送時間と主な出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月25日(日)9:55〜 |
| 放送局 | 日本映画専門チャンネル |
| 作品 | ミステリー作家 六波羅一輝の推理2 京都陰陽師の殺人 |
| 主演 | 上川隆也 |
| 主な出演 | 横山めぐみ、夏八木勲、河合美智子、中山エミリ、竜雷太、金子昇、大浦龍宇一、山下徹大 |
| 原作 | 鯨統一郎 |
| 監督 | 元村次宏 |
| 脚本 | 田子明弘 |
日本映画専門チャンネル公式では、六波羅一輝と担当編集者・北村みなみが京都へ取材に出かけ、長く続く陰陽師の家系・三方家に泊まること、その三方家で一人娘まゆみの許嫁・大槻が殺害されることまで紹介されています。
この作品を人物関係から整理したい場合は、既存の「六波羅一輝の推理2」人物関係・シリーズ順番の記事もあわせて読むと、三方家と目一の立ち位置がつかみやすくなります。
あらすじを時系列で整理|京都取材から殺人事件へ
1. 六波羅一輝と北村みなみが京都へ
次の小説で結果を出さなければ後がない六波羅一輝は、担当編集者の北村みなみに連れられて京都へ向かいます。取材テーマは陰陽師。みなみは、陰陽師を題材に一輝の新作を書かせようと考えていました。
一輝たちは京都民俗学博物館の学芸員・堂間凌子と合流し、陰陽師・目一の護摩堂を訪ねます。しかし目一は急病人の祈祷のため東京へ向かうと言い残し、京都を離れます。この「事件の時間帯に目一が東京にいた」という事実が、後の式神騒動で重要なアリバイになります。
2. 三方家に滞在し、まゆみと大槻に出会う
一輝とみなみは凌子のつながりで、京都の名家・三方家に泊まることになります。三方家の当主は三方成美。一人娘の三方まゆみは、大槻賢との結婚を控えていました。
一見すると格式ある家の祝い事ですが、まゆみ自身は三方家の跡取りという立場に強く縛られています。ここで描かれる「家を継ぐ娘」と「父が決めた人生」という構図が、後半の動機を理解するうえで重要です。
3. 大槻賢が殺害され、人形が残される
まゆみの許嫁・大槻賢が殺害され、現場には陰陽師が使う「人形」が残されます。一輝は、それが目一の護摩堂で見たものと同じだと気づきます。
さらに目一自身が「式神を使って大槻を呪い殺した」と語るため、事件は一気に超常現象めいた様相になります。しかし目一には東京にいたアリバイがある。つまり、目一が直接大槻を殺害することは難しい状況です。
ここが最初の大きな伏線です。目一の自白と完璧なアリバイが同時に成立していること自体が、「目一は真犯人ではない」「別の目的で自分に疑いを向けている」と考える手がかりになります。
4. 堂間凌子も事件に巻き込まれる
その後、三方家と近い関係にある学芸員・堂間凌子も死亡します。大槻だけでなく凌子まで狙われたことで、被害者2人に共通する過去が焦点になります。
大槻と凌子は、まゆみがかつて愛した八木零の死に関係していました。まゆみの復讐は、目の前の結婚問題だけで始まったのではなく、八木を失った過去から続いていたのです。
真犯人は三方まゆみ|なぜ大槻と凌子を殺した?
真犯人は三方まゆみです。まゆみには、三方家が望む結婚とは別に、自分で選んだ愛する相手がいました。それが八木零でした。
まゆみはイギリス留学中、八木との子どもを出産していました。娘の名前はゆりか。しかし三方家の一人娘として家を継ぐことを求められるまゆみにとって、八木との関係と娘の存在は、父・成美が用意した人生と真正面から衝突します。
八木はすでに亡くなっていました。その八木の死に手を下したのが大槻と凌子であり、背後では三方成美の意向が影響していたことが明らかになります。成美は殺害そのものを命じたわけではないとされますが、八木をまゆみから遠ざける流れを作った人物でした。
まゆみにとって大槻と凌子は、愛する八木を奪った直接の相手です。そのため2人が復讐の標的になります。
大槻の言葉が最後の引き金|娘ゆりかを巡る真相
まゆみは大槻に、自分には八木との間に生まれた娘がいるため結婚できないと告げます。しかし大槻は結婚を諦めず、ゆりかを利用してまゆみを追い詰めます。
さらに結婚直前、大槻は八木の死への関与を認めるだけでなく、ゆりかについてもまゆみを絶望させるような言葉を口にします。まゆみは八木だけでなく娘まで奪われたと思い込み、大槻と凌子への復讐を実行する決意を固めます。
ここで重要なのは、ゆりかは実際には生きていたことです。まゆみが「すべてを失った」と思って行動した一方で、娘の命だけは守られていました。この事実が終盤で、まゆみを自暴自棄から引き戻す最後の鍵になります。
目一はなぜ「式神で殺した」と言った?
目一は真犯人ではありません。では、なぜ自分が式神を使って殺したように振る舞ったのでしょうか。
目一は大槻が殺される危険を感じ、周囲を見張らせていました。事件後には凶器を回収させ、現場に陰陽師らしい細工を加えることで、「目一の式神が人を殺した」という筋書きを作ります。
これは超常現象を成立させるためではなく、真犯人から捜査の目をそらすための偽装でした。目一がそこまでして守ろうとした相手が、弟・八木零を愛したまゆみだったのです。
したがって「式神」は本当に人を殺す存在ではありません。事件の本質は、人形や呪いを利用したミスリードです。六波羅一輝は、目一のアリバイと自白が矛盾していることから、その裏に別の意図があると見抜いていきます。
既存の9月13日放送時の犯人・式神の真相解説では、犯人と式神トリックを中心に整理しています。今回はその中でも、目一がなぜまゆみを庇う側に回ったのかを家族関係から見ると理解しやすくなります。
黒幕は三方成美?事件を生んだ「三方家」の重さ
殺人を直接実行したのはまゆみですが、事件の背景をたどると父・三方成美の存在を無視できません。
成美は三方家を守ることを優先し、まゆみの人生や結婚にも強く関わってきました。八木とまゆみの関係を認めず、結果として八木の死につながる動きを生みます。大槻と凌子が実行役となった一方、まゆみから見れば父が作り上げた家の論理こそ、愛する人と娘を奪った根本原因でした。
終盤でまゆみが成美にまで刃を向けようとするのは、そのためです。単に大槻と凌子への復讐で終わらず、最後は「自分を三方家に縛りつけてきた父」と向き合うところまで事件が進みます。
六波羅一輝の推理が止めるのは、次の殺人だけではありません。まゆみが「もう失うものはない」と思い込んでいる状態を、ゆりかの生存という事実によって崩すことでもあります。
ラスト|ゆりかの生存がまゆみを止める
まゆみは真相を告白したあと、自ら命を絶とうとします。しかし一輝は、娘のゆりかが生きていることを伝えます。
ゆりかは保護され、育てられていました。まゆみは娘と再会し、自殺を思いとどまります。そして最後は警察へ出頭します。
この結末によって、物語は「犯人を当てて終わり」ではなくなります。八木を失い、娘も失ったと思って復讐に進んだまゆみに、まだ戻る場所が残されていた。陰陽師や式神という怪異の装いの下にあるのは、三方家という家に縛られた女性の悲劇です。
10月14日放送向けには事件全体を時系列と伏線で整理した記事もあります。事件発生順を細かく追いたい場合はこちら、今回の記事では「なぜまゆみが犯行に至ったのか」を中心に見ると、同じ作品でも違う角度から理解できます。
伏線と証拠を整理|どこを見れば真相に近づける?
真相に近づくポイントは、目一のアリバイ、被害者2人の共通点、まゆみのイギリス留学、そして三方家の跡取り問題です。どれも単独では決定打ではありませんが、重ねるとまゆみの過去と目一の偽装がつながります。
目一のアリバイ
目一が「自分が殺した」と語る一方で、殺害時刻には京都を離れていた。この矛盾は、式神の存在を信じるための材料ではなく、自白そのものが偽装だと考える材料です。
大槻と凌子の共通点
被害者が2人になったことで、怨恨の対象が偶然ではないことが見えてきます。2人を結ぶのは三方家と、八木零の過去です。
まゆみのイギリス留学
「留学」という経歴は、単なる人物紹介ではありません。その時期に八木との娘ゆりかを出産していた事実につながり、まゆみが父に隠してきた人生の核心になります。
三方家の跡取り問題
まゆみが一人娘であること、成美が家を守ろうとすること、大槻との婚姻が進められていたこと。これらはすべて、まゆみが自分の意思で人生を選びにくかった理由につながります。
参考にした情報
- 日本映画専門チャンネル「ミステリー作家 六波羅一輝の推理2 京都陰陽師の殺人」
- 日本映画専門チャンネル「おとなのサスペンス劇場」
- BS朝日「ミステリー作家六波羅一輝の推理②」
- ミステリ通信「京都・陰陽師の殺人」ネタバレ批評
よくある質問
六波羅一輝の推理2「京都陰陽師の殺人」の犯人は誰ですか?
真犯人は三方家の一人娘・三方まゆみです。八木零の死に関わった大槻賢と堂間凌子への復讐が事件の中心です。
目一は本当に式神で人を殺したのですか?
いいえ。目一は真犯人ではなく、式神の仕掛けは事件を超常現象に見せ、まゆみを庇うための偽装として使われます。
三方まゆみの娘ゆりかは死んでいたのですか?
ゆりかは生きていました。まゆみは娘も失ったと思い込んで復讐を進めますが、終盤で生存を知り、自殺を思いとどまります。
10月25日は何時から放送されますか?
日本映画専門チャンネルで2026年10月25日(日)9時55分から放送予定です。
まとめ
「ミステリー作家 六波羅一輝の推理2 京都陰陽師の殺人」の真犯人は三方まゆみです。大槻と凌子への犯行は、愛した八木零を奪われ、娘ゆりかまで失ったと思い込んだまゆみの復讐でした。
一方、陰陽師・目一は犯人ではなく、式神の仕掛けを使ってまゆみを庇おうとします。そして事件の根底には、まゆみの人生を三方家に縛りつけた父・三方成美の存在があります。ゆりかが生きていると分かったことで、まゆみは最後の一線を越えずに済み、事件は「呪い」ではなく一族の秘密と人間関係が生んだ悲劇だったことが明らかになります。

