日曜美術館「大徳寺 禅の美の頂点」10月25日|観音猿鶴図・曜変天目・武田双雲の見どころ|10/25 9:00
2026年10月25日(日)午前9時からNHK Eテレで放送される「日曜美術館」は、「大徳寺 禅の美の頂点」と題し、京都・紫野の大徳寺に伝わる名宝を取り上げます。
今回の中心になるのは、国宝「観音猿鶴図」、一休宗純の墨蹟「七仏通戒偈」、現代の妖怪表現にも影響を与えた「百鬼夜行絵巻」、そして「奇跡の茶碗」とも呼ばれる曜変天目です。東京国立博物館で開催中の開創700年記念特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」と重なる内容なので、番組を見る前に作品の背景を知っておくと、より楽しみやすい回です。
日曜美術館「大徳寺 禅の美の頂点」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月25日(日) |
| 放送時間 | 9:00〜9:45 |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 番組名 | 日曜美術館「大徳寺 禅の美の頂点」 |
| 出演 | 武田双雲、坂本美雨、守本奈実 |
大徳寺展公式サイトの番組情報では、10月25日(日)Eテレ午前9時からの放送と案内されています。再放送は11月1日(日)午後8時からの予定です。
番組表情報では、出演者として書道家の武田双雲さん、司会の坂本美雨さん、守本奈実さんが案内されています。坂本美雨さんのプロフィールと守本奈実さんのプロフィールは別記事でも紹介しています。
10月25日の見どころは大徳寺開創700年の名宝
大徳寺は1326年の開山以来、宗峰妙超をはじめとする禅僧を輩出し、天皇、戦国武将、茶人たちの信仰を集めてきた寺院です。東京国立博物館公式によると、2026年は開創700年の節目にあたり、大徳寺山内の寺宝を集めた大規模な展覧会が東京で開催されています。
特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」は2026年10月14日から12月6日まで、東京国立博物館平成館で開催。通常は公開されていない名宝を含む作品が一堂に集まる機会で、東京での大徳寺展は初とされています。
「日曜美術館」は、この展覧会と重なる時期に、大徳寺の美を代表する作品をテレビならではの映像と解説で掘り下げる内容です。展覧会へ行く予定の方にとっては予習になり、すでに鑑賞した方にとっては作品を別の角度から振り返る機会になります。
国宝「観音猿鶴図」は何がすごい?
番組で大きく取り上げられる作品の一つが、牧谿筆の国宝「観音猿鶴図」です。大徳寺展公式では中国・南宋時代、13世紀の作品として紹介され、前期展示の重要作品に位置づけられています。
番組表では、この作品に表された「見えない音の世界」に注目すると案内されています。墨の濃淡や余白、動物や自然の表現から、目に見える形だけではない空気感までどう感じ取るのかがポイントになりそうです。
東京国立博物館の講演会案内でも、「観音猿鶴図」は大徳寺展の見どころとして扱われています。作品そのものの知名度だけでなく、日本の水墨画へ与えた影響も大きく、番組では細部を映像で追いながら鑑賞の入口を示してくれることが期待できます。
一休宗純の「七仏通戒偈」を武田双雲が分析
今回の放送では、一休宗純の墨蹟「七仏通戒偈」も紹介されます。番組表では、書道家の武田双雲さんがその筆跡を分析するとされています。
一休というと、とんち話で知られる人物という印象が強いですが、大徳寺の歴史を語るうえでは重要な禅僧です。書に残された線の勢いや文字の表情から、どのような人物像が立ち上がるのかは、書道家が出演する今回ならではの見どころです。
武田双雲さんが文字の形だけでなく、運筆や余白、筆圧の変化をどのように読み取るのかにも注目したいところです。最近の出演記事としては、武田双雲さんが書道企画に出演した番組の記事もあります。
「百鬼夜行絵巻」と現代の妖怪表現
番組では「百鬼夜行絵巻」も登場します。番組表には、現代の妖怪漫画にも影響を与えた作品として紹介されています。
百鬼夜行は、さまざまな妖怪や器物が列をなして進む不思議な世界を描いた題材です。古い絵巻の造形や発想が、現代まで続く妖怪イメージとどうつながっているのかは、美術史に詳しくない人でも入りやすいテーマです。
禅寺の名宝というと静かな墨跡や茶道具を想像しがちですが、こうした絵巻が含まれることで、大徳寺に伝わる文化の幅広さも見えてきます。
「奇跡の茶碗」曜変天目も登場
もう一つ注目されるのが曜変天目です。大徳寺展を紹介するart NIKKEIの記事では、大徳寺龍光院に伝わる曜変天目が前期展示の重要作として紹介されています。
曜変天目は、黒い釉薬の表面に浮かぶ斑文が光の当たり方によって複雑な輝きを見せる茶碗です。同じ模様が二つとないため、実物を前にしたときの印象が写真だけでは伝わりにくい作品でもあります。
番組では「奇跡の茶碗」と表現されており、器の表面や光の変化をどのように映像で見せるのかも楽しみなポイントです。茶の湯と深い関係を持つ大徳寺ならではの美を象徴する作品として紹介されることになりそうです。
東京国立博物館の大徳寺展はいつまで?
開創700年記念特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」は、東京国立博物館平成館で2026年12月6日(日)まで開催されています。
東京国立博物館公式によると、展覧会は大徳寺の塔頭や大徳寺派寺院を含む寺宝を集め、700年の歴史を名僧、武将、茶人、美術作品のつながりからたどる構成です。大徳寺の大規模展は41年ぶりで、東京では初めての機会とされています。
作品には展示替えがあり、「観音猿鶴図」や曜変天目は前期展示として紹介されています。10月25日の「日曜美術館」は前期期間中の放送なので、番組で興味を持った作品を実際に見る計画を立てやすい時期でもあります。
日曜美術館の司会と過去回もチェック
司会を務めるのは坂本美雨さんと守本奈実さんです。二人の役割や番組での進行については、日曜美術館の司会を紹介した記事でもまとめています。
日曜美術館は毎回、作品だけでなく、それを生み出した時代や人物、作品を見るための視点まで掘り下げる番組です。10月18日には源氏物語をテーマにした回も放送されており、「千年ずっと源氏物語が好き」の記事では前週の内容を確認できます。
今回の大徳寺回では、絵画、墨蹟、絵巻、茶碗という異なるジャンルが一つの寺の歴史の中で並ぶところが特徴です。作品ごとに楽しむだけでなく、大徳寺が多様な文化を受け止めてきた場所であることにも注目すると、番組全体の流れを理解しやすくなります。
見逃し配信と再放送
大徳寺展公式サイトの番組情報では、再放送は11月1日(日)午後8時からEテレと案内されています。また、総合テレビ・Eテレの関連番組はNHK ONEで放送終了から1週間、見逃し配信を楽しめるとされています。
放送日時や配信は変更される場合があるため、視聴前にはNHK側の最新案内を確認するのが安心です。
参考にした情報
- 開創700年記念 特別展 大徳寺 公式サイト「イベント・番組情報」
- 東京国立博物館「開創700年記念 特別展 大徳寺 本朝無双之禅苑」
- NHKプロモーション「開創700年記念 特別展 大徳寺 本朝無双之禅苑」
- art NIKKEI「千利休が等伯に見せた『水墨画の最高傑作』 国宝『観音猿鶴図』公開」
よくある質問
日曜美術館「大徳寺 禅の美の頂点」はいつ放送されますか?
2026年10月25日(日)午前9時から午前9時45分まで、NHK Eテレで放送予定です。
10月25日の放送で紹介される主な作品は?
国宝「観音猿鶴図」、一休宗純の墨蹟「七仏通戒偈」、「百鬼夜行絵巻」、曜変天目などが紹介される予定です。
大徳寺展はどこで開催されていますか?
東京国立博物館平成館で開催されています。会期は2026年10月14日(水)から12月6日(日)までです。
出演者は誰ですか?
番組表では、書道家の武田双雲さん、司会の坂本美雨さん、守本奈実さんが案内されています。
まとめ
10月25日の「日曜美術館 大徳寺 禅の美の頂点」は、開創700年を迎えた大徳寺の名宝を、絵画・書・絵巻・茶碗という多彩な角度から味わう回です。
とくに国宝「観音猿鶴図」の表現、一休宗純の「七仏通戒偈」を武田双雲さんがどう読み解くのか、そして曜変天目の神秘的な輝きは大きな見どころです。東京国立博物館の大徳寺展とあわせて見ると、作品同士のつながりや大徳寺700年の文化の厚みをさらに感じられそうです。

