メトロポリタン美術館「美の百科事典」10月24日|17部門・200万点超、名品が集まった理由|10/24 19:00
10月24日(土)19時からNHK BS8Kで放送される「メトロポリタン美術館『美の百科事典』」は、ニューヨークのメトロポリタン美術館が、なぜ時代も地域もジャンルも越えた巨大なコレクションを持つ美術館になったのかをたどる番組です。
番組情報では、収蔵品は200万点以上、時代や地域によって17部門に分かれ、古代エジプトからギリシャ・ローマ、ヨーロッパ絵画、アジア美術、イスラム美術、武器・甲冑、楽器、ファッションまで扱うと紹介されています。
以前の放送を扱った記事ではフェルメール「水差しを持つ女」やデンドゥール神殿を中心に見どころを紹介しました。今回はそこから一歩広げ、なぜメトロポリタン美術館が「美の百科事典」と呼ばれるのか、1870年の創設から世界的な美術館へ成長した背景を軸に整理します。
メトロポリタン美術館「美の百科事典」10月24日の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | メトロポリタン美術館「美の百科事典」 |
| 放送日時 | 2026年10月24日(土)19:00〜19:59 |
| 放送局 | NHK BS8K |
| 語り | 木村多江 |
| 声 | 梅津秀行、宗矢樹頼、西村ちなみ |
| 主な内容 | メトロポリタン美術館が「美の百科事典」と呼ばれるまでの物語、フェルメール、デンドゥール神殿など |
10月24日の放送時間は19時00分〜19時59分です。番組情報では、紀元前8千年から現代までを射程に入れ、世界中から集められた名品を味わう内容とされています。
出演情報としては、木村多江さんが語りを担当し、梅津秀行さん、宗矢樹頼さん、西村ちなみさんが声で出演します。美術館の歩みや作品背景を、映像だけでなく言葉でもたどる構成です。
なぜ「美の百科事典」と呼ばれるの?
番組の中心にある答えは、メトロポリタン美術館が一つの国、一つの時代、一つのジャンルに特化した館ではなく、人類の長い美術史を横断するような収蔵範囲を持っているからです。
番組情報では、収蔵品が200万点以上あり、時代や地域によって17部門に分かれていると紹介されています。その対象は絵画や彫刻だけではありません。古代文明の遺物、武器・甲冑、楽器、衣服やファッションまで含まれます。
17部門という広がりが「百科事典」らしさを生む
美術館というと、絵画や彫刻を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかしメトロポリタン美術館では、古代エジプト美術、ギリシャ・ローマ美術、ヨーロッパ絵画、アジア美術、イスラム美術など、文明や地域の違いをまたいで作品を見られます。
さらに武器・甲冑、楽器、ファッションといった分野も含まれるため、「名画を見る場所」という枠では収まりません。人が何を美しいと考え、どんな材料と技術で形にし、どのように暮らしや宗教、権力、装いに結びつけてきたのかを、実物を通してたどれるのが大きな特徴です。
紀元前8千年から現代までを一つの館で見る
番組紹介は、紀元前8千年から現代までという非常に長い時間軸を掲げています。時代の幅が広いだけでなく、同じ時代でも世界の離れた地域でどのような文化が生まれていたのかを見比べられる点も「百科事典」と呼ばれる理由を考える手がかりになります。
一つの傑作だけを深く見る楽しみと、人類の美術を大きな地図のように眺める楽しみ。その両方が共存することが、メトロポリタン美術館の強みです。
1870年の創設時は小さな美術館だった
現在の巨大なコレクションからは想像しにくいものの、番組情報では、1870年の創設時は平凡で小さな美術館にすぎなかったと紹介されています。
ここが今回の番組で重要なポイントです。最初から世界中の名品を抱えていたのではなく、150年以上の時間をかけて作品を集め、寄贈を受け、部門を広げ、今日の姿になりました。
「名品がある」だけでなく「なぜ集まったか」を見る番組
前回記事で取り上げたフェルメールやデンドゥール神殿は、それぞれ単独でも十分に主役になれる作品です。しかし今回の題名は「美の百科事典」。作品の美しさだけではなく、そうした名品がニューヨークの一つの美術館に集まっている理由に目を向けると番組がより分かりやすくなります。
美術館のコレクションは、購入、寄贈、発掘、国際的な文化交流など、さまざまな経緯によって形作られます。番組では、メトロポリタン美術館がその規模と幅を獲得していった知られざる物語が描かれます。
作品を通して美術館そのものの歴史を見る
通常の美術番組では、一人の画家や一つの時代に焦点を当てることが多くあります。今回の「美の百科事典」は、作品を入口にしながら、美術館という制度とコレクションの成長そのものを見る番組でもあります。
名品をただ並べるのではなく、古代から現代までの作品がどう同じ館に収まり、17部門という形に整理されていったのか。作品と作品の間にある歴史まで意識すると、1時間の見え方が変わってきます。
フェルメール「水差しを持つ女」は何が見どころ?
番組で紹介される代表作の一つが、ヨハネス・フェルメールの「水差しを持つ女」です。メトロポリタン美術館の公式作品ページでは、1662年ごろの作品で、現在もメット・フィフス・アベニューで展示されていると案内されています。
作品は、窓辺の女性、水差し、洗面器、地図、室内の光などを静かに組み合わせた一枚です。美術館公式では、フェルメールが原色と簡潔な形を穏やかに均衡させ、光の効果を重視していることが説明されています。
メットが所蔵するフェルメールという意味
メトロポリタン美術館の公式解説によると、「水差しを持つ女」はアメリカに渡ったフェルメール作品の中でも早い時期の重要な一作です。メットが世界美術の幅を示すうえで、ヨーロッパ絵画の代表としてフェルメールを所蔵していることは象徴的です。
8K放送では、窓から差し込む光、女性の白い布、青や赤の色面、水差しの金属的な質感など、静かな画面の中にある微妙な差が見どころになります。
以前の「美の百科事典」を扱った記事では、フェルメール「水差しを持つ女」とデンドゥール神殿を8Kで見るポイントを詳しくまとめています。作品そのものを中心に見たい方は、あわせて読むと今回の「美術館がどう名品を集めたか」という視点とつながります。
デンドゥール神殿が美術館にある理由
もう一つの象徴的な存在が、古代エジプトのデンドゥール神殿です。メトロポリタン美術館の公式ページによると、この神殿は紀元前1世紀に建てられたもので、1967年にエジプトからアメリカへの贈り物として授与され、その後メトロポリタン美術館に収蔵されました。
絵画や彫刻だけでなく、建築物そのものが館内にあることは、メトロポリタン美術館の規模と収蔵範囲を実感させます。
巨大な神殿と小さな絵画が同じ「百科事典」に入る
フェルメールの静かな室内画と、古代エジプトの巨大な神殿。一見すると共通点の少ない二つが、同じ美術館のコレクションとして存在しています。
この振り幅こそ、今回の番組タイトルを理解するうえで重要です。年代、地域、材質、用途、サイズが全く違うものを、人類が生み出した文化と美の記録として一つの館で見渡せます。
木村多江の語りで美術館の物語をたどる
番組情報では、語りを木村多江さんが担当します。メトロポリタン美術館という巨大なテーマを、単なるデータの羅列ではなく、創設から現在までの物語として理解するうえでナレーションは重要な役割を持ちます。
声の出演は梅津秀行さん、宗矢樹頼さん、西村ちなみさんです。番組がどの人物や時代を声で再現するかについては、取得できた番組情報では細部まで確認できませんでした。そのため、役名などは断定せず、公式番組情報にある出演者名までを紹介します。
10月24日放送で注目したい3つの視点
今回の放送を見るときは、作品名だけを覚えようとせず、「幅」「時間」「集まった理由」の3点を意識すると内容が整理しやすくなります。
1.17部門の「幅」
絵画だけでなく、古代美術、アジア美術、イスラム美術、武器・甲冑、楽器、ファッションまであることに注目すると、メトロポリタン美術館が普通の「名画の館」とは違うことが分かります。
2.紀元前8千年から現代までの「時間」
一つの館で、人類史の非常に長い時間を行き来できることも大きな特徴です。古代の宗教建築と17世紀オランダ絵画が同じ番組に登場するのは、その時間的な広がりを象徴しています。
3.1870年から名品が「集まった理由」
現在の200万点超という数字だけを見ると圧倒されますが、番組は「どうしてそうなったのか」をたどります。創設時は小規模だった美術館が、どのように世界的なコレクションを築いたのか。この変化こそ「美の百科事典」という題名の核心です。
10月27日にはBSP4Kでも再放送予定
公式番組情報マーク付きGガイドでは、「美の百科事典」は10月27日(火)14時30分〜15時30分にNHK BSP4Kで再放送される予定も掲載されています。
10月24日のBS8K放送を見られない場合でも、別の放送枠が予定されています。ただし、番組編成は変更される場合があるため、視聴直前には最新の番組表で確認してください。
参考にした情報
- Gガイド「メトロポリタン美術館『美の百科事典』」公式番組情報マーク付き番組データ
- Gガイド「木村多江の出演番組」10月24日BS8K放送情報
- メトロポリタン美術館 公式「水差しを持つ女」
- メトロポリタン美術館 公式「The Temple of Dendur: Celebrating 50 Years at The Met」
よくある質問
メトロポリタン美術館「美の百科事典」は10月24日の何時からですか?
2026年10月24日(土)19時00分〜19時59分、NHK BS8Kで放送予定です。
なぜメトロポリタン美術館は「美の百科事典」と呼ばれるのですか?
200万点以上の収蔵品を持ち、17部門にわたって古代から現代、世界各地の絵画、彫刻、工芸、武器・甲冑、楽器、ファッションなどを扱う幅広さが大きな理由です。
番組で紹介される代表的な作品は?
番組情報では、古代エジプトのデンドゥール神殿や、フェルメールの「水差しを持つ女」などが紹介されます。
語りは誰ですか?
語りは木村多江さんです。声の出演として梅津秀行さん、宗矢樹頼さん、西村ちなみさんが掲載されています。
まとめ
10月24日19時からNHK BS8Kで放送される「メトロポリタン美術館『美の百科事典』」は、フェルメールや古代エジプトの名品を見るだけでなく、1870年の小さな美術館が、200万点超・17部門を擁する世界的な美術館へ成長した理由をたどる番組です。
「美の百科事典」という言葉の意味は、紀元前8千年から現代まで、地域もジャンルも越えて人類の美術を一つの場所で見渡せることにあります。
フェルメール「水差しを持つ女」やデンドゥール神殿を個別の傑作として楽しみつつ、「なぜこれほど異なる名品が同じ美術館にあるのか」という視点で見ると、今回の放送をより深く楽しめます。

