国宝へようこそ(11)唐招提寺|鑑真和上像・金亀舎利塔・金堂三尊の見どころ|10/24 16:30
2026年10月24日(土)16時30分からNHK BS8Kで放送される「国宝へようこそ(11)」は、奈良・唐招提寺を取り上げる45分番組です。
放送内容では、唐から日本へ渡った鑑真が創建した唐招提寺を舞台に、国宝・金亀舎利塔、鑑真和上像、金堂に並ぶ盧舎那仏・千手観音・薬師如来などを軸として、鑑真という人物に迫ります。
10月21日から23日に唐招提寺で営まれる釈迦念仏会とも時期が重なっており、番組で紹介される金亀舎利塔の意味を知ってから見ると、単なる美術鑑賞ではなく、寺の信仰と歴史がどのようにつながってきたのかが分かりやすくなります。
国宝へようこそ(11)「唐招提寺」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月24日(土) |
| 放送時間 | 16:30〜17:15 |
| 放送局 | NHK BS8K |
| 番組名 | 国宝へようこそ(11)「唐招提寺」 |
| ジャンル | ドキュメンタリー・教養 |
| 語り | 余貴美子 |
| 主なテーマ | 唐招提寺の国宝群と鑑真の人物像 |
Gガイドの放送局公式情報では、10月24日(土)16時30分から17時15分までNHK BS8Kで放送され、語りは余貴美子さんと案内されています。
余貴美子さんの所属事務所・アルファエージェンシーの公式プロフィールにも、NHK BS8K「国宝へようこそ」の語り担当であることが記載されています。落ち着いた語りと8Kの高精細映像で、寺の建築や仏像の細部をじっくり味わう構成です。
今回の中心は唐招提寺と鑑真の人物像
唐招提寺は、759年に鑑真和上によって開かれた寺です。中国・唐の高僧だった鑑真は、日本に正式な戒律を伝えるために来日し、東大寺で授戒を行った後、戒律を学ぶ道場として唐招提寺を開きました。
今回の番組紹介では、寺の建物や仏像を美術品として眺めるだけではなく、鑑真が何を日本へ伝え、その後の寺がどのように信仰をつないだのかという人物像に迫ることが大きな柱になっています。
鑑真はなぜ唐招提寺を開いた?
唐招提寺公式や関連する寺院案内では、鑑真は日本で戒律を伝える役割を担い、東大寺に戒壇を設けた後、現在の唐招提寺につながる修行の場を開いたと説明されています。
つまり唐招提寺は、鑑真の来日という大きな歴史の「到着点」ではなく、日本で戒律を根付かせる活動の拠点として見ると理解しやすい場所です。番組が鑑真の人物像を国宝群と結びつけて描く理由も、寺そのものが彼の活動と深く結びついているためです。
国宝・金亀舎利塔とは?
今回の放送で重要な国宝の一つが、金亀舎利塔(きんきしゃりとう)です。
唐招提寺公式によると、毎年10月21日から23日に行われる釈迦念仏会では、鑑真が唐から請来した「如来舎利三千粒」を納める金亀舎利塔が特別に公開されます。特に21日と22日の昼の法要後には、国宝の金亀舎利塔を間近に拝観できます。
Gガイドの今回放送説明では、この仏舎利が、いったん衰えかけた唐招提寺への信仰を現代につなぐ鍵になったと紹介されています。金亀舎利塔は豪華な美術工芸品としてだけでなく、鑑真が中国からもたらした信仰そのものを受け継ぐ器として番組に登場します。
なぜ「金亀」という名前なの?
奈良県観光の公式案内では、金亀舎利塔について、鑑真の渡海中に海へ沈んだ舎利を亀が背に載せて浮かび上がったという故事にちなむと説明されています。
名前の由来を知っておくと、映像に映る国宝が単なる装飾品ではなく、鑑真の苦難の渡海と結びついた象徴として見えてきます。番組では、こうした伝承と実際の文化財を重ねながら、鑑真をめぐる記憶がどのように残されたのかを見ることができます。
金堂の三尊は何?
唐招提寺の金堂には、中央に盧舎那仏坐像、向かって右に薬師如来立像、左に千手観音立像が並び、いずれも国宝です。
唐招提寺公式の「金堂」紹介では、金堂は8世紀後半の創建時の姿を残す代表的な建築で、堂内にこの三尊が並ぶ景観は天平時代を思わせる厳かな空間だと説明されています。
盧舎那仏坐像
中央の本尊が盧舎那仏坐像です。唐招提寺公式では高さ3メートルを超える巨像として紹介され、光背の高さも5メートルを超えます。
金堂の中央に置かれることで堂内全体の中心となり、両側の仏像とともに唐招提寺を象徴する景観をつくっています。8K映像では、正面から見た迫力だけでなく、表情や光背、表面の質感など細かな部分にも注目したいところです。
千手観音立像
向かって左に立つ千手観音立像も国宝です。千手観音という名の通り、多数の腕を持つ姿で知られ、巨大な像として金堂内で強い存在感を放ちます。
高精細映像を生かす「国宝へようこそ」では、全体像だけでは分かりにくい手や装飾の細部まで見えることが期待されます。肉眼で寺を訪れたときとは異なる角度から文化財を味わえるのが、このシリーズの大きな魅力です。
薬師如来立像
向かって右に立つ薬師如来立像も国宝です。中央の盧舎那仏、左の千手観音と並ぶことで、金堂の三尊として紹介されます。
今回の放送紹介でも、この三仏が「国宝中の国宝群」として挙げられています。それぞれを単独で見るだけでなく、三体が一つの堂内空間でどのように配置されているかを見ると、唐招提寺金堂の特徴がつかみやすくなります。
鑑真和上像はどんな国宝?
番組紹介で「名高い」と表現されているのが、鑑真和上像です。
JR東海の唐招提寺案内では、目を閉じて静かに座る鑑真の姿を表した国宝・鑑真和上坐像は、弟子の忍基が師の死期を悟って造ったとされ、日本最古の肖像彫刻と紹介されています。
唐招提寺にとって鑑真は歴史上の人物であると同時に、寺の開祖として今も信仰の中心にいる存在です。今回の番組では、像の表情や造形を映しながら、鑑真がどのような人物として記憶されてきたのかを読み解くことが大きな見どころになります。
釈迦念仏会と放送内容の関係
唐招提寺では毎年10月21日から23日まで、釈迦念仏会が行われます。2026年も10月21日(水)から23日(金)の日程で実施され、放送日の10月24日はその直後です。
唐招提寺公式によると、釈迦念仏会は鎌倉時代に解脱上人貞慶が始めた、800年の伝統を持つ法要です。鑑真が唐からもたらした仏舎利を本尊とし、「南無釈迦牟尼仏」と唱える法要が礼堂で営まれます。
Gガイドの番組説明では、金亀舎利塔に納められた仏舎利が、いったん途絶えかけた寺への信仰を現代につないだ鍵だったとされています。放送を見るときは、国宝の形や美しさだけでなく、800年続く法要の中で今も役割を持っている文化財である点に注目すると、番組のテーマがつかみやすくなります。
前回は高野山がテーマ
シリーズの前回として確認できる「国宝へようこそ(10)」は、高野山を取り上げた回です。
高野山回では、空海ゆかりの宝物や、豊臣秀吉ら権力者がもたらした逸品、平安から鎌倉時代の仏画や彫刻などを通して、数多くの宝物が集められた歴史を描いていました。
今回の唐招提寺回は、宝物が集積した歴史を大きく追うというより、鑑真という一人の人物と、寺に受け継がれた信仰を複数の国宝からたどる点が特徴です。同じ「国宝へようこそ」でも、国宝が語る歴史の見せ方が変わっています。
見逃し配信や再放送はある?
今回確認できた放送情報では、NHK BS8Kで10月24日16時30分から17時15分までの放送予定は確認できましたが、見逃し配信や次回再放送の日程までは確認できませんでした。
NHK公式番組ページはアクセス制限により本文を直接確認できなかったため、配信サービス名や再放送日時を推測で記載していません。視聴予定の場合は、BS8Kの本放送時間を基準にしておくのが確実です。
参考にした情報
よくある質問
国宝へようこそ「唐招提寺」はいつ放送?
2026年10月24日(土)16時30分から17時15分まで、NHK BS8Kで放送予定です。
唐招提寺回で紹介される主な国宝は?
金亀舎利塔、鑑真和上像、金堂の盧舎那仏坐像・千手観音立像・薬師如来立像などが主な見どころです。
語りを担当するのは誰?
語りは余貴美子さんです。所属事務所の公式プロフィールでも「国宝へようこそ」の語り担当と案内されています。
まとめ
10月24日放送の「国宝へようこそ(11)『唐招提寺』」は、鑑真の人物像を、唐招提寺に残る国宝群からたどる回です。
金亀舎利塔に納められた仏舎利、静かに目を閉じる鑑真和上像、金堂に並ぶ盧舎那仏・千手観音・薬師如来。これらを一つずつ見ることで、唐招提寺が単に奈良時代の文化財を残す場所ではなく、鑑真の教えと信仰を長い時間をかけて受け継いできた寺であることが見えてきます。

