国宝へようこそ西本願寺10月23日の見どころは?御影堂・書院・飛雲閣を建物別に予習|10/23 16:30
2026年10月23日(金)16時30分からNHK BSP4Kで放送される「国宝へようこそ 選(7)『西本願寺』」は、京都・西本願寺の国宝建築を高精細な映像でたどる45分番組です。
今回のポイントは、ただ「豪華なお寺を見る」だけではありません。巨大な御影堂、金碧障壁画に彩られた書院、三層の楼閣飛雲閣など、性格の異なる空間を見比べることで、西本願寺が持つ「人が集う場所」と「奥まった私的空間」の両方が見えてきます。
10月23日の放送日時と語り
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 国宝へようこそ 選(7)「西本願寺」 |
| 放送日 | 2026年10月23日(金) |
| 放送時間 | 16:30〜17:15 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 語り | 余貴美子 |
| 主な舞台 | 京都・西本願寺 |
放送局公式情報入りの番組表では、17世紀に築かれた西本願寺の建物群を取り上げ、金と濃密な色彩による桃山美術の華麗さと、奥まった空間に結実したわびさびの美意識を描く回と案内されています。
NHKグループの公式商品情報でも、「国宝へようこそ」は国宝を臨場感のある映像で紹介するシリーズで、第7集が西本願寺、語りが余貴美子さんであることが確認できます。余貴美子さんのプロフィールはこちらでまとめています。
西本願寺回で注目したい建物はどこ?
まず押さえておきたいのは、番組説明に登場する御影堂、大小の書院、飛雲閣です。西本願寺公式サイトでは、それぞれが同じ境内にありながら、規模、用途、装飾の考え方が大きく違うことが紹介されています。
以前の西本願寺回では、豪壮華麗な桃山美術とわびさびの対比を中心にまとめました。今回はそこから一歩進めて、西本願寺回の「豪華さとわびさび」の記事と見比べながら、画面に映る建物を名前と特徴で見分けられるように整理します。
御影堂は大きさと「集う空間」に注目
西本願寺公式によると、御影堂は寛永13年(1636年)に再建され、東西48メートル、南北62メートル、高さ29メートルという大規模な建物です。中央には宗祖・親鸞聖人の木像が安置されています。
番組紹介では、西本願寺の国宝に共通する性質として「集う場所」が挙げられています。御影堂の大きな外陣や堂内の広がりを見るときは、単なる巨大建築としてではなく、多くの人を受け入れるために生まれた空間という視点を持つと、映像の意味がつかみやすくなります。
京都市公式の観光情報でも、御影堂は江戸時代の国宝建造物で、外陣が多くの門信徒の参拝を受け入れられるよう広く造られていると紹介されています。番組で柱や天井、畳の広がりを映す場面があれば、建物の規模そのものが「人が集う」という役割につながっている点が見どころです。
書院は金碧障壁画と空間の使い分けに注目
書院は、番組が示す「桃山美術の豪壮華麗さ」を実感しやすい場所です。西本願寺公式サイトでは、桃山時代に発達した書院造の代表的な建築で、床、違棚、帳台構、付書院といった座敷飾を備え、金碧障壁画や彫刻で飾られていると説明されています。
書院は一つの大広間だけではなく、対面所と白書院に大別され、さらに雀の間、雁の間、菊の間などの小室があります。つまり、画面に華やかな金地の絵や彫刻が映ったときは、「どの部屋で、誰を迎えるための空間だったのか」という使われ方まで意識すると、装飾の豪華さが単なる見栄えではなかったことが分かります。
さらに書院の北側には現存する最古の能舞台とされる北能舞台があり、南側には祝賀能が舞われる南能舞台があります。番組説明にある「多様な人々が集い、京文化を創造・発信した」という言葉は、このような建築と芸能の結びつきを見ると具体的になります。
飛雲閣は豪華さとは違う美意識を見る場所
飛雲閣は、金閣・銀閣とともに京都三名閣の一つに数えられる三層の楼閣です。西本願寺公式では国宝として紹介され、滴翠園の中に建つ独特の姿が知られています。
今回の番組説明では、華麗な空間だけでなく、奥まった場所にわびさびを極める数寄屋という新しい美意識が結実したことも大きなテーマになっています。書院の金や濃密な色彩を見たあとに飛雲閣などの私的空間が映ると、同じ西本願寺の中で美しさの方向が大きく変わる点に注目です。
豪華な装飾を「足し算の美」とするなら、数寄屋的な空間は素材や余白、落ち着きに目が向く美です。番組はこの対照を映像で見せる構成なので、建物の名前を知っておくだけでも場面転換の意味が分かりやすくなります。
「集う場所」という番組のテーマは何を意味する?
番組表の紹介文で特に重要なのが、西本願寺の国宝に共通する「集う場所」という言葉です。御影堂には多くの門信徒が集まり、書院には人を迎えるための部屋が設けられ、能舞台では芸能が演じられてきました。
西本願寺は宗教施設であると同時に、多様な人や文化が交わる舞台でもあったことが、建築の配置や規模から読み取れます。番組で御影堂、書院、能舞台、庭園と場面が移るときは、それぞれの場所に「誰が集まり、何が行われたのか」を考えると、建物同士のつながりが見えてきます。
一方で、飛雲閣をはじめとする奥まった空間は、大勢が集う表の空間とは異なる性格を持っています。この公的な華やかさと私的な静けさの振れ幅こそ、西本願寺回を最後まで見るうえで大きな見どころです。
西本願寺は世界遺産でもある
京都市公式の京都観光Naviによると、西本願寺は1994年12月に「古都京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されています。御影堂と阿弥陀堂はともに国宝で、書院の庭園は桃山文化を代表する枯山水様式として紹介されています。
また、北能舞台や唐門など、境内には桃山文化を今に伝える建造物が数多く残っています。今回の番組はその中でも、御影堂、書院、飛雲閣を軸に、宗教空間、社交の空間、私的な空間が一つの境内に共存する面白さを映し出す回と考えると理解しやすいでしょう。
西本願寺公式では、御影堂と阿弥陀堂を結ぶ回廊や境内の見どころを紹介する映像も公開しています。番組で建物の外観から内部へ移る場面では、個別の装飾だけでなく、大きなお堂同士の距離感や境内全体の広がりにも目を向けると、国宝建築が単独で存在するのではなく、一つの宗教空間としてつながっていることが分かります。
語りの余貴美子さんにも注目
「国宝へようこそ」第7集の語りは余貴美子さんです。NHKグループ公式のDVD情報でも、第7集「西本願寺」を含むシリーズの語りとして余さんの名前が掲載されています。
建築や美術を扱う番組は専門用語が多くなりやすいですが、このシリーズでは映像そのものをじっくり見せる時間が大きな魅力です。余さんの落ち着いた語りと4K映像を組み合わせて、細部の装飾や空間の奥行きを味わえる構成になっています。
視聴前に覚えておきたい3つの名前
放送前にすべての文化財名を覚える必要はありません。まずは御影堂=巨大な集いの空間、書院=金碧障壁画と桃山の華やかさ、飛雲閣=奥まった私的空間と異なる美意識という3点だけ整理しておくと、45分の映像を追いやすくなります。
さらに余裕があれば、書院の北能舞台、京都三名閣の一つである飛雲閣、世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産という背景を押さえておくと、建物の価値がより立体的に見えてきます。
御影堂・書院・飛雲閣以外の国宝にも注目
西本願寺公式の「境内と建造物」では、今回の中心となる建物のほかにも阿弥陀堂や唐門が国宝として紹介されています。阿弥陀堂は宝暦10年(1760年)再建で、中央に阿弥陀如来の木像を安置するお堂です。御影堂とは建立年代も内部の役割も異なるため、二つの大きなお堂が画面に登場したときは、どちらを見ているのかを意識すると境内の構成が理解しやすくなります。
唐門は、桃山時代らしい豪華な装飾彫刻を備えた国宝です。西本願寺公式では、彫刻の見事さに日の暮れるのを忘れることから「日暮らし門」とも呼ばれると説明されています。番組の主題である金や濃密な色彩、豪壮華麗な装飾を考えるとき、書院だけでなく唐門の彫刻も桃山文化の華やかさを知る手がかりになります。
こうして見ると、西本願寺には1636年再建の御影堂、1760年再建の阿弥陀堂、桃山様式を伝える書院や唐門、三層の飛雲閣など、時代や用途の異なる建築が同じ境内に残っています。45分の番組では個々の建物の細部だけでなく、巨大なお堂、対面のための書院、芸能のための能舞台、私的な楼閣がどう並び、どんな文化を支えたのかという全体像にも注目したいところです。
参考にした情報
よくある質問
国宝へようこそ「西本願寺」は10月23日の何時からですか?
2026年10月23日(金)16時30分から17時15分まで、NHK BSP4Kで放送予定です。
西本願寺回で注目したい国宝建築は何ですか?
まずは御影堂、書院、飛雲閣です。御影堂は巨大な集いの空間、書院は金碧障壁画など桃山文化の華やかさ、飛雲閣は奥まった空間の異なる美意識を見る手がかりになります。
語りを担当するのは誰ですか?
第7集「西本願寺」の語りは余貴美子さんです。NHKグループ公式の商品情報でも確認できます。
まとめ
10月23日放送の「国宝へようこそ 選(7)『西本願寺』」は、御影堂・書院・飛雲閣という性格の異なる国宝建築を見比べることが大きな楽しみです。
御影堂では人が集うための巨大な空間、書院では金碧障壁画と桃山文化の華麗さ、飛雲閣では奥まった場所に生まれた別の美意識に注目すると、番組が描く「豪壮華麗」と「わびさび」の対比がより分かりやすくなります。建物の名前と役割を予習しておけば、45分の4K映像を一段深く味わえるでしょう。

