相棒24第17話「惡の芽」ネタバレ|犯人は湯田?倉石殺害と亀山襲撃、南井十の黒幕説を時系列解説|10/23 15:50
2026年10月23日(金)15時50分から秋田朝日放送で再放送される「相棒 season24」第17話「惡の芽」は、漫画原作者・倉石治郎の死と亀山薫への二度の襲撃が一本につながる回です。表面上は漫画連載を乗っ取ろうとした3人の共犯事件として解決しますが、ラストではさらに大きな仕掛け人として南井十の影が浮かびます。
結論からいうと、倉石殺害を主導したのは担当編集者の湯田圭一で、藤作均と明智増夫が協力しました。亀山を狙った工具落下とパレット倒壊も藤作と明智の行為です。ただし、薫をそこまでして狙う必要があったのかという点には不自然さが残り、最後に右京がかつての宿敵・南井十の名前を口にします。事件は解決しているのに、黒幕だけがさらに奥にいるという不気味な終わり方です。
相棒24第17話「惡の芽」の放送日時と主な登場人物
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 再放送日時 | 2026年10月23日(金)15:50〜 |
| 放送局 | 秋田朝日放送 |
| サブタイトル | 惡の芽 |
| 本放送 | 2026年2月25日(水)21:00〜21:54 |
| 主演 | 水谷豊、寺脇康文 |
| 脚本 | 徳永富彦 |
| 監督 | 田村孝蔵 |
杉下右京を演じる水谷豊さんについては、水谷豊さんのプロフィールでも経歴や出演作を紹介しています。
右京と薫の関係を振り返るなら、「相棒」の水谷豊×寺脇康文の記事も参考になります。第17話は、薫が何度も命を狙われることで、右京が普段以上に「相棒」の危機を強く意識する回でもあります。
第17話の事件は何が起きた?最初の違和感は倉石の「自殺」
亡くなったのは、人気漫画の原作者倉石治郎です。倉石は編集部の作業室で死亡し、自分の水筒から毒物を飲んだ形になっていました。現場には本人の筆跡による遺書もあり、毒物も本人が用意していたことから、当初は自殺と判断されます。
ところが、倉石作品のファンだった薫が弔問に訪れた帰り道、上から落ちてきた工具が頭部に当たり、意識を失います。現場を見た右京は工具の落下に不自然さを感じ、単なる事故ではないと考えました。
薫が倉石の死を気にして動き始めた直後に襲われたことで、右京は「倉石の死」と「薫への攻撃」を別々の出来事ではなく、一つの流れとして見るようになります。
相棒24第17話のあらすじを時系列で整理
1. 編集長・小森と作画担当・明智に疑いが向く
倉石の連載には打ち切り話が持ち上がっていました。打ち切りを告げた編集長の小森壌は裏表のある人物と評判で、自分のアリバイもはっきり語ろうとしません。
一方、作画担当の漫画家・明智増夫も倉石と揉めていたという証言が出ます。明智本人は倉石に感謝していると話しますが、アシスタントからは明智が倉石を追い詰めていたという別の証言が出ました。
さらに、毒物は倉石自身が資料用として購入していました。誰かが「本人が買った毒」を利用すれば、自殺に見せかけやすい状況だったことになります。
2. 新人原作者・藤作均が著作権を主張していた
捜査を進めると、ここ1年ほど倉石の原稿に手を入れていた新人原作者藤作均の存在が浮かびます。藤作は倉石の著作権を相続できる立場だと主張していました。
担当編集者の湯田圭一は、倉石がいなくなった後も藤作を原作者として連載を続けられないか考えていました。ここで「倉石が死ぬことで利益を得る人物」が具体的に見え始めます。
しかし藤作は、倉石から著作権の話を持ちかけられたのだと説明します。単純に藤作だけを犯人にするには、まだ材料が足りません。
3. 藤作の倉庫で今度はパレットが薫を襲う
右京と薫が藤作の仕事場を訪れると、大量のパレットが二人に向かって倒れてきます。右京が薫を助けたため大事には至りませんが、薫はまたしても命を狙われた形になります。
最初は工具、次はパレット。どちらも「事故に見える攻撃」です。しかも、いずれも薫が倉石の死を追っている最中に起きています。
ここで第17話は、漫画業界内の利害をめぐる殺人事件だけでなく、なぜ亀山薫を消す必要があるのかという別の謎を持つことになります。
4. 漫画の台詞と遺書がつながり、自殺偽装が崩れる
特命係で倉石と明智の漫画「九十九神」を読み込んでいた右京と薫は、作品の台詞に違和感を抱きます。角田課長の指摘もきっかけとなり、過去作品との類似や、倉石らしくない表現が見えてきました。
倉石の構想ノートには、以前の担当編集者で亡くなった親友の文字で「何があっても最終回まで一緒にやり抜く」という趣旨の約束が残されていました。倉石は作品を最後まで完成させる意志を持っていたと考えられます。
さらに、遺書とされた文章が漫画の物語内で使う予定だった台詞と重なっていることに右京が気づきます。つまり、遺書は倉石が自殺のために書いたものではなく、構想ノートの文章を切り取って遺書に見せかけた可能性が出てきました。
5. 藤作は遺書、明智は毒物、そして指示役がいた
ここで役割分担が見えてきます。藤作には倉石のノートから遺書に使える文章を用意する機会があり、明智には倉石へ毒物を買わせる機会がありました。
二人とも単独ではすべてを成立させにくい一方、それぞれが一部分を担えば「本人が毒を買い、本人が遺書を書いたように見える自殺」を作れます。
右京は、藤作と明智が誰かからのメッセージを受け取った後に態度を変えていた点にも注目します。二人を動かす指示役が別にいると見抜いたのです。
6. 何週間も先の原稿が3人の計画を暴く
特命係は、まだ先の掲載分にあたる原稿の下書きが、すでに藤作と明智の名前で準備されていることを突き止めます。
これは、倉石の死後に急きょ決まった話ではありません。倉石がいなくなる前から、藤作を新たな原作者に据え、明智と組んで連載を継続する計画が進んでいたことを示します。
葬儀の場で藤作が追及されると、藤作は明智と湯田から指示を受けたと話します。明智も最終的に湯田の名前を挙げます。こうして、3人による連載乗っ取りと殺害計画の全体像が明らかになります。
犯人は誰?倉石治郎殺害を主導したのは湯田圭一
第17話の直接的な犯人を整理すると、計画を主導した中心人物は担当編集者の湯田圭一です。そして藤作均と明智増夫が協力しました。
湯田はもともと倉石に取り入り、担当作品をヒットさせて自分の実績を上げようとしていました。しかし作品が人気になるにつれ、自分の思い通りに作品を動かそうとするようになります。
そこで藤作を原作に関わらせ、明智にも甘い言葉をかけて味方につけ、倉石を孤立させていきました。ところが、そうした介入の結果、作品の部数は落ち、小森から責任を追及され、倉石自身にも距離を置かれます。
湯田はそれを自分への裏切りだと受け取り、倉石を逆恨みしました。そして藤作と明智を巻き込み、倉石を自殺に見せかけて殺害します。
倉石はどうやって殺された?自殺に見せかけた仕組み
この事件のポイントは、現場に残されたものが一つずつ見ると「本人による自殺」に見えるように作られていたことです。
毒物は倉石自身が購入していました。遺書も倉石本人の筆跡でした。作業室も密室のように見え、外部から誰かが侵入して毒を飲ませたような形跡もありません。
しかし実際には、毒物を買わせる流れを明智が作り、藤作が構想ノートから倉石本人の筆跡が残る文章を利用し、それらを湯田の計画のもとで組み合わせました。
「本人が用意した毒」と「本人が書いた文章」という二つの事実を使って、意味だけをすり替えるのがトリックの肝です。右京は、物証が本物であっても、その使われ方まで本人の意思とは限らないと見抜きます。
亀山薫を襲ったのは誰?工具とパレットの実行犯
薫に工具を落としたのは藤作均、倉庫でパレットを倒したのは明智増夫です。右京は二人の行為について、事故ではなく殺人未遂にあたると突きつけます。
3人は追い詰められると、自分の責任を軽くしようとして互いを非難し始めます。湯田も「倉石に見捨てられた」と自分の被害者意識を語りますが、右京はその身勝手さを厳しく否定しました。
ここまでで通常の事件なら解決です。倉石殺害の主犯と共犯、薫への襲撃実行者まで判明しています。
それでも右京は、薫を殺そうとした理由だけが腑に落ちないと考えます。ここから第17話は、もう一段奥の謎へ進みます。
伏線は美和子の着信履歴|なぜ薫は倉石の弔問へ向かった?
薫は、美和子から倉石の死を聞いたことがきっかけで弔問へ向かったと考えていました。実際、薫の携帯には美和子からの着信履歴が残っています。
しかし右京たちが確認すると、美和子側の携帯にはその発信履歴がありませんでした。つまり、薫が「美和子から電話が来た」と思った最初のきっかけ自体が、誰かによって作られた可能性があります。
もしそうなら、藤作や明智がその場しのぎで薫を襲っただけでは説明できません。薫を倉石の事件へ近づけ、事故に見せかけて殺そうとするところまで、最初から組まれていたことになります。
右京はこの違和感から、「倉石殺害事件そのものさえ、薫を狙うための大きな仕掛けの一部だったのではないか」と疑い始めます。
黒幕は南井十?ラストの「惡の芽」が意味するもの
右京は薫との会話の中で、ふと南井十の名前を口にします。南井は右京のロンドン時代の元相棒で、人の心を操り、他人を犯罪へ向かわせる危険な人物として過去シリーズに登場しました。
南井の恐ろしさは、自分で直接手を下すことより、誰かの弱さや怒りを利用し、その人自身に犯罪を選ばせるところにあります。
第17話の湯田、藤作、明智も、それぞれ不満、野心、依存心を抱えていました。表面上は3人が自分たちの意思で犯罪を実行したように見えますが、その感情を誰かが外側から刺激していたとすれば、南井の過去の手口と重なります。
ラストでは、どこかの家で「杉下右京は気づいているでしょうか、僕たちに」という加工された声が聞こえ、右京の机には南井の写真が置かれます。南井本人の姿が明確に現れたわけではありませんが、特命係に向けた新たな悪意が動き始めていることを示す終わり方です。
「惡の芽」というタイトルの意味を考察
タイトルの「惡の芽」は、目の前の犯人3人だけを指しているとは考えにくい構成です。湯田たちの中にあった嫉妬、執着、自己正当化という感情が犯罪へ育ったことも「芽」ですが、ラストで示された南井の影はさらに大きな悪意の始まりを感じさせます。
右京と薫が解決したのは、すでに表面に出た一つの事件です。その奥では、別の誰かが新しい犯罪を生み出すための種をまき、それが芽を出し始めているように描かれます。
その意味で第17話は、単発事件の解決編であると同時に、season24終盤の大きな流れへの入口でもあります。
ウェブで目立った反応|犯人への怒りと南井の名前への驚き
放送後は、湯田ら3人が責任を押し付け合い、自分勝手な理由を並べる姿への強い反発が目立ちました。とくに薫を二度も殺そうとした点について、身勝手さを指摘する声が多く見られます。
一方、事件解決後に南井十の名前が出たラストは大きな話題になりました。長年「相棒」を見ている人ほど、南井が単純な殺人犯ではなく、人を操るタイプの宿敵であることを知っているため、「今回の事件もさらに大きな計画の一部なのか」という不気味さが残ります。
次回への引き|第18話「ドミノ」へどうつながる?
第17話で倉石殺害事件の実行犯たちは明らかになりましたが、薫の着信履歴を操作した人物と、その背後にいる「僕たち」の正体は残ります。
次回の第18話は拡大スペシャル「ドミノ」。ネット検索企業の社長を狙う事件と、17年前の事故がつながる展開です。第17話ラストで示された南井の影が、season24終盤に向けてどのように広がるのかが大きな注目点になります。
参考にした情報
- 秋田朝日放送 番組表
- テレビ朝日「相棒 season24」第17話公式ストーリー
- テレビ朝日「相棒 season24」出演者
- シネマトゥデイ「相棒」第17話ネタバレ記事
- ORICON NEWS「相棒24」第17話紹介
よくある質問
相棒24第17話「惡の芽」の犯人は誰ですか?
倉石治郎殺害を主導したのは担当編集者の湯田圭一で、藤作均と明智増夫が協力しました。3人は倉石を排除し、藤作を原作者として連載を続ける計画を進めていました。
亀山薫を襲ったのは誰ですか?
工具を落として薫を負傷させたのは藤作均、倉庫でパレットを倒したのは明智増夫です。右京はどちらも殺人未遂にあたると指摘します。
南井十は第17話の黒幕ですか?
第17話では南井本人が事件を指示したと確定してはいません。ただし、美和子の発信履歴がないのに薫の携帯には着信が残っていたこと、ラストの加工音声、右京が南井の名前を口にしたことから、背後に南井または南井につながる人物がいる可能性が強く示されています。
倉石は本当に自殺したのですか?
いいえ。毒物や遺書は本人に由来するものでしたが、それらを利用して自殺に見せかけた殺人でした。右京は遺書が漫画の構想ノートから作られたものだと見抜きます。
まとめ
「相棒 season24」第17話「惡の芽」は、漫画原作者・倉石治郎の死をめぐる自殺偽装殺人が中心です。主導したのは担当編集者の湯田圭一で、藤作均と明智増夫が協力し、倉石を排除して連載を乗っ取ろうとしました。
藤作と明智は薫への襲撃にも関わりますが、なぜそこまでして薫を狙う必要があったのかは最後まで不自然さが残ります。美和子の発信履歴が存在しない着信、加工された声、そして右京が口にした南井十の名前によって、事件のさらに背後に別の意志があることが示されました。目の前の事件は解決しても、本当の「惡の芽」はまだ残っている――というのが第17話の結末です。

