きょうの健康「認知症予防」14のリスクとは?補聴器・二重課題運動・J-MINTを解説|9月30日|9/30 20:30
2026年9月30日20:30からNHK Eテレ『きょうの健康』で放送される認知症新時代「今から始める!認知症予防」では、認知症に関わる14のリスク、難聴と補聴器、運動と認知課題を組み合わせる「二重課題運動」、国内の多因子介入研究が取り上げられます。
認知症予防は「これをすれば絶対に防げる」という話ではありません。番組のポイントは、変えられるリスクに早めに取り組み、複数の生活習慣を組み合わせて脳の健康を守る考え方です。
9月30日の放送情報
| 項目 | 内容 |
| 番組名 | きょうの健康 認知症新時代「今から始める!認知症予防」 |
| 放送日時 | 2026年9月30日 20:30~20:45 |
| 放送 | NHK Eテレ |
| 講師 | 古和久朋(神戸大学大学院 教授) |
| キャスター | 島津咲苗、山本美希 |
| 主なテーマ | 14のリスク、難聴・補聴器、二重課題運動、多因子介入 |
番組表の詳細では、難聴、運動不足、高LDLコレステロール血症、糖尿病、高血圧などを例に、14のリスクへの対策を扱うと案内されています。実践コーナーの二重課題運動は、番組HPで繰り返し見られる形で紹介される予定です。
認知症の「14のリスク」とは?
国立長寿医療研究センターは、2024年のLancet国際委員会が、生活の工夫や治療で改善できる認知症の危険因子を14項目示したと紹介しています。糖尿病、高血圧、肥満、運動不足などに加え、難聴や高LDLコレステロールなど、日常の健康管理と関係する要素が含まれます。
同センターは、これらに早く取り組むことで、世界の認知症の約45%は発症を遅らせたり予防できたりする可能性があるという報告を紹介しています。ただし、これは個人の発症を45%防げるという意味ではありません。集団全体で見た予防可能性の推計として理解することが大切です。
補聴器が注目される理由|「聞こえ」を放置しない
番組予告では「補聴器は効果大」と明示され、難聴対策が大きなポイントになっています。聞こえにくさは会話や外出の機会を減らし、社会的な交流や脳への刺激にも影響します。
補聴器は、自己判断で購入すれば終わりではなく、耳鼻科で難聴の原因を確認し、必要に応じて専門家と調整しながら使うことが重要です。聞こえの悩みについては、あさイチ「聞こえの悩み」補聴器リハビリの記事も関連情報として参考になります。
国内初のJ-MINT研究とは?
国立長寿医療研究センターのJ-MINT研究は、認知症リスクをもつ高齢者に対して、生活習慣病の管理、運動指導、栄養指導、認知トレーニングを組み合わせた多因子介入の効果を調べた国内初の研究です。65~85歳の軽度認知障害(MCI)の人531名が参加しました。
2024年公表の結果では、多因子介入によって認知機能低下を抑制できる可能性が示されました。さらに2026年には、J-MINTをもとにした地域版プログラムの検証が全国の自治体で進められています。ひとつの運動や食品だけでなく、血圧・血糖などの管理、運動、栄養、認知トレーニングを組み合わせるのが特徴です。
二重課題運動は何をする?
二重課題運動は、体を動かしながら同時に頭も使う運動です。たとえば歩行やステップをしながら計算、言葉遊び、記憶課題などを行う方法が知られています。番組では実践コーナーとして紹介されるため、動きを確認しながら安全に試せる点がポイントです。
転倒リスクや持病がある人は、無理に難しい動きを加えず、医療者や運動指導者に相談することが大切です。認知症予防は強度を競うものではなく、続けられる運動と生活習慣の改善を組み合わせることが基本になります。
関連する認知症記事
認知症研究の最新動向を広く知りたい場合は、フロンティア「認知症“克服のカギ”」の記事も参考になります。ワクチン、防御遺伝子、生活習慣など、今回の『きょうの健康』とは別の角度から研究を整理しています。
また、ニュースーン「認知症を予防」では、「新しい認知症観」と予防の考え方を取り上げています。
よくある質問(FAQ)
きょうの健康「認知症予防」はいつ放送?
2026年9月30日20:30~20:45、NHK Eテレで放送予定です。
認知症のリスクは何項目ですか?
2024年のLancet国際委員会では、生活の工夫や治療で改善できる危険因子として14項目が示されています。
J-MINT研究とは何ですか?
生活習慣病管理、運動、栄養、認知トレーニングを組み合わせた多因子介入で、認知機能低下の予防効果を検証した日本の研究です。
二重課題運動とは?
体を動かしながら計算や言葉など別の課題も同時に行う運動です。番組では実践コーナーが紹介されます。
まとめ
9月30日の『きょうの健康』は、14のリスクへの対策、難聴と補聴器、多因子介入、二重課題運動を一つにつないで考える回です。認知症予防は単独の方法に頼るのではなく、血圧や血糖などの管理、運動、栄養、社会参加、聞こえのケアなどを重ねることが重要だと分かります。
自分や家族の状態に合わせ、できる項目から始めるための情報整理として見ると役立つ内容です。

