謎の国宝「鳥獣戯画」作者は誰?甲巻11mを8K1カットで追う“楽しい”の秘密|8/31 14:30

2026年8月31日(月)14:30からNHK BSP4Kで放送予定の『謎の国宝 鳥獣戯画 “楽しい”はどこまで続く?』。有名なウサギやカエルの絵を「かわいい」で終わらせず、誰が、何のために描いたのかという大きな謎に迫る番組です。

番組紹介では、絵巻から飛び出したカエルくんが現代を旅して謎解きに挑戦し、8Kの1カットで全長約11メートルの甲巻を捉える映像が見どころとされています。放送前に、作者、4巻の違い、甲巻の長さ、「楽しい」が続く理由を整理します。

8月31日「謎の国宝 鳥獣戯画」の放送情報

項目内容
番組名謎の国宝 鳥獣戯画 “楽しい”はどこまで続く?
放送局NHK BSP4K
放送日時2026年8月31日(月)14:30~
出演荒木飛呂彦
ナレーター瀬戸康史
作品国宝 鳥獣人物戯画(京都・高山寺)

NHKの当該公式ページは取得制限のため本文を直接確認できませんでした。放送日時と出演者は放送情報で補完し、作品の基本情報は所蔵元である世界遺産・高山寺の公式ページと東京国立博物館の公式解説を確認しています。

鳥獣戯画の作者は誰?鳥羽僧正説は確定していない

高山寺公式では、鳥獣人物戯画は鳥羽僧正覚猷の筆と伝わるものの、絵仏師の定智や義清阿闍梨など別の名前も指摘されており、いずれも確証はなく作者未詳と説明されています。

さらに甲・乙巻は平安時代後期、丙・丁巻は鎌倉時代の制作と考えられています。4巻が同じ時期・同じ人物によって一気に描かれた作品ではない可能性が高く、「作者は誰?」という疑問に一人の名前で答えられないこと自体が、鳥獣戯画の大きな謎です。

甲巻は全長1148.4cm|8K1カットで見る意味

高山寺公式によると、甲巻は縦30.4cm、全長1148.4cm。約11.5メートルにわたり、兎、猿、蛙など擬人化された動物たちの遊びや騒動が連続して描かれます。

絵巻は本来、全体を一度に眺める絵ではなく、巻きほどきながら時間の流れとともに見るメディアです。番組が8Kで甲巻を1カット撮影するという見せ方は、細かな墨線を追いつつ、場面が次々につながっていく“時間の絵”としての面白さを体感する仕掛けと言えます。

甲・乙・丙・丁の4巻は何が違う?

高山寺公式では、甲巻は擬人化された動物、乙巻は実在・空想上の動物図譜、丙巻は前半が人間風俗画で後半が動物戯画、丁巻は勝負事を中心とした人物画と説明されています。

  • 甲巻:兎・蛙・猿などが人間のように遊び、競う。
  • 乙巻:実在の動物だけでなく想像上の動物も登場する。
  • 丙巻:人間の遊びと動物の遊びが前後半で描かれる。
  • 丁巻:人物中心で、勝負事や笑いの場面が多い。

東京国立博物館は、4巻を合計すると44メートルを超えると紹介しています。単一のストーリーというより、時代をまたいで「遊び」「笑い」「動き」が描き継がれた巨大なイメージの連鎖として見ると理解しやすくなります。

“楽しい”はどこまで続く?勝ち負けより遊びそのもの

鳥獣戯画の甲巻では、相撲、水遊び、追いかけっこ、法会を思わせる場面など、動物が人間の行動をまねるような姿が連続します。文字による説明がないため、見る人が「これは何をしているのか」と想像できる余白があります。

国立文化財機構のe国宝も、鳥獣戯画には物語を説明する文章がなく、場面の意味が分からない部分があると説明しています。だからこそ、現代の漫画のように「正解のストーリー」を追うのではなく、線の動きや表情、次の場面へのつながり自体を楽しめます。

鳥獣戯画は“日本最古の漫画”なの?

鳥獣戯画はしばしば「日本最古の漫画」と紹介されますが、高山寺や博物館の公式解説は、その表現を作品の正式な位置づけとして断定していません。現代の漫画と同じ形式ではなく、平安・鎌倉時代の絵巻として見ることが基本です。

ただし、墨線だけで動きや感情を伝える表現、場面が連続する構成、擬人化されたキャラクターの豊かな仕草が、現代の漫画を連想させるのは確かです。番組に漫画家の荒木飛呂彦さんが出演する点も、線で動きを生み出す表現を現代の視点から読み解く手がかりになりそうです。

高山寺の鳥獣戯画をもっと知りたい人へ

鳥獣人物戯画は京都・高山寺を代表する国宝です。高山寺公式ページでは4巻それぞれの長さ、時代、内容を確認できます。また、東京国立博物館の公式解説には、2021年の特別展で4巻44メートル超を全場面展示した際の詳しい解説が残っています。

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よくある質問(FAQ)

「謎の国宝 鳥獣戯画」はいつ放送?

NHK BSP4Kで2026年8月31日(月)14:30から放送予定です。

鳥獣戯画の作者は誰?

高山寺公式では鳥羽僧正覚猷の筆と伝わる一方、確証はなく作者未詳と説明されています。複数の人物が関わった可能性も指摘されています。

鳥獣戯画は全部で何巻?

高山寺公式では甲・乙・丙・丁の4巻からなる国宝で、甲巻は全長1148.4cmです。

番組の出演者とナレーターは?

放送情報では荒木飛呂彦さんが出演し、瀬戸康史さんがナレーターとして案内されています。

まとめ

『謎の国宝 鳥獣戯画』の核心は、「有名なカエルとウサギの絵」だけではありません。作者は確定せず、4巻は時代も内容も異なり、文字の説明なしに遊びや笑いが連鎖していきます。約11.5メートルの甲巻を8K1カットで追う映像は、絵巻を“静止画の集合”ではなく、時間が流れる作品として味わう大きな見どころです。

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