さわやか自然百景 岡山・蒜山|希少種が残る理由は?ユウスゲ・山焼き・湿原【8月23日】|8/23 7:45
2026年8月23日(日)7:45からNHK総合で放送される「さわやか自然百景 選 岡山 蒜山(ひるぜん)の森と草原」。同じ放送回の基本情報はすでに蒜山回の見どころ記事で紹介しているため、この記事では「なぜ蒜山に希少な生きものが残るのか」に焦点を当てます。
番組表の公式SI情報では、森の水辺で産卵するモリアオガエル、草原でユウスゲを利用するフサヒゲルリカミキリ、湿原のカキラン、日本一小さなトンボとして知られるハッチョウトンボまで登場します。15分の中で、森・草原・湿地がつながる高原の生態系を見られる回です。
さわやか自然百景「岡山 蒜山」8月23日の放送情報
| 放送日時 | 2026年8月23日(日)7:45~8:00 |
|---|---|
| 放送局 | NHK総合1・東京/NHK総合1・大阪 |
| 舞台 | 岡山県北部・蒜山高原 |
| 主な生きもの | モリアオガエル、フサヒゲルリカミキリ、ハッチョウトンボ |
| 植物 | ユウスゲ、カキランなど |
| 語り | 是永千恵 |
フサヒゲルリカミキリはなぜ蒜山で注目される?
フサヒゲルリカミキリは、金属光沢のある青緑色の体と、房状の毛が目立つ触角を持つ小型のカミキリムシです。真庭観光局の案内では、国内希少野生動植物種で、環境省レッドリスト2020では絶滅危惧IA類とされています。
現在の蒜山は国内でもきわめて重要な生息地です。環境省の「重要湿地」でも、蒜山上徳山地区の湿地はフサヒゲルリカミキリを含む希少な昆虫類と、食草となるユウスゲなど湿性草原の植物相を理由に選定されています。番組で昆虫だけでなく草原そのものにカメラが向くのは、この環境が命を支えているからです。
ユウスゲと山焼き・草刈りが命をつなぐ
蒜山では、フサヒゲルリカミキリの生息地を守るため、山焼きや草刈り、ユウスゲの苗の育成・植栽などが続けられています。草原を放置すると背の高い草木が増え、ユウスゲが育ちにくくなるため、人の手による維持が希少種の保全につながります。
2026年にもユウスゲ苗の移植活動が行われており、自然のままに見える草原が、実は長年の暮らしや保全活動と結びついた半自然草原であることが分かります。番組タイトルの「森と草原」は、異なる環境が隣り合う蒜山の特徴を端的に表しています。
モリアオガエルは森と水辺をどう使う?
森の水辺では、モリアオガエルが水面へ張り出した枝などに集まり、泡状の卵塊をつくります。卵からかえった幼生が水へ落ちて育つため、木々と池の両方がそろうことが繁殖に欠かせません。
草原の希少昆虫とは対照的に、こちらは森と水辺のつながりが見どころです。同じ蒜山でも少し環境が変わるだけで、主役となる生きものが変わる点に注目すると、15分の映像をより立体的に楽しめます。
湿原ではカキランとハッチョウトンボにも注目
番組表の詳しい紹介では、草原に点在する湿原でカキランが咲き、ハッチョウトンボが飛び交う様子も紹介されます。岡山県の自然環境情報では、蒜山高原東部にも森林から流れ出る水で潤う湿原があり、スゲ類や湿地性植物が育つ環境が確認されています。
ハッチョウトンボは体が非常に小さいことで知られるトンボです。番組では大きな動物だけではなく、小さな昆虫や植物まで追うことで、蒜山の自然が多層的に成り立っていることを伝えます。
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地域ごとの生態系を見比べると番組の面白さが広がります。大阪・摂津峡のミヤマカワトンボとカジカガエルや、朝霧高原の野鳥もあわせて読むと、水辺・森・草原で生きものの暮らし方がどう変わるか比較できます。
よくある質問
8月23日の蒜山回で主に何が見られる?
モリアオガエルの産卵、フサヒゲルリカミキリがユウスゲを利用して子孫を残す姿、湿原のカキランやハッチョウトンボなどが見どころです。
フサヒゲルリカミキリはなぜ希少なの?
草原環境の減少などにより生息地が限られているためです。蒜山では山焼きや草刈り、ユウスゲの増殖など保全活動が続けられています。
蒜山回の基本的な見どころも知りたい
放送概要やモリアオガエル、フサヒゲルリカミキリを中心に整理した蒜山回の基本記事もあります。
まとめ
8月23日の「さわやか自然百景 岡山 蒜山」は、希少な生きものだけを見るのではなく、森・水辺・草原・湿原のつながりに注目したい回です。特にフサヒゲルリカミキリとユウスゲの関係、草原を守る人の営みまで知っておくと、蒜山の自然がなぜ貴重なのかがより分かりやすくなります。

