西塚涼子とは?百千鳥・かづらき・貂明朝を生んだ書体デザイナーの仕事|自分流9/19|9/19 23:00

2026年9月19日(土)23時からBS朝日・BS朝日4Kで放送される「自分流〜“知”の探求者たち〜」は、書体デザイナーの西塚涼子さんに密着します。番組公式では、約30年にわたり文字の形と使い心地を追究し、2025年に日本語のバリアブルフォント「百千鳥」を発表した人物として紹介されています。

この記事では「西塚涼子さんはどんな人?」「百千鳥は何が新しい?」「代表作には何がある?」という放送前後に気になりやすいポイントを、BS朝日とAdobe、Tokyo TDCの公式情報を中心に整理します。

「自分流」西塚涼子回の放送日時・番組内容

番組名自分流〜“知”の探求者たち〜
今回の主人公書体デザイナー 西塚涼子
放送日時2026年9月19日(土)23:00〜23:30
放送局BS朝日/BS朝日4K
主なテーマ文字への原点、書体制作の工程、「百千鳥」などの代表作、これからの文字の可能性

BS朝日の公式ページでは、西塚さんが小学生の頃から教科書の「印刷文字」に惹かれ、美術大学でレタリングの授業と出会ったことが書体の世界へ進む大きなきっかけだったと紹介されています。現在も筆と墨を使って文字を書き、一字ごとの形やバランスを調整する工程が取り上げられています。

西塚涼子とは?Adobeで約30年、日本語書体を作ってきたデザイナー

Adobe Fontsの公式プロフィールによると、西塚さんは1995年に武蔵野美術大学を卒業し、グラフィックデザインの仕事を経て1997年にAdobeへ入社しました。小塚明朝・小塚ゴシックの開発に関わったのち、独自の日本語書体を数多く手がけています。

Adobeのインタビューでは、子どもの頃から明朝体風の文字をノートに書くほど「印刷された字形」へ興味を持っていたことが語られています。番組タイトルにある「“知”の探求者」という言葉どおり、日常の文字を見続け、手を動かし続ける蓄積が現在の仕事につながっています。

代表作「百千鳥」は何がすごい?縦長・横長まで自在に変わる日本語フォント

Adobeは「百千鳥(ももちどり)」を、太さだけでなく縦横のプロポーションまで連続的に変えられる日本語バリアブルフォントとして紹介しています。構想から完成まで約15年をかけ、2025年2月にAdobe Originalsから正式リリースされました。

一般的なフォントは太さや幅ごとに別の書体ファイルを使うことが多い一方、百千鳥はデザインの幅をひとつのフォントの中で柔軟に調整できるのが大きな特徴です。書籍、広告、画面表示など、限られたスペースに文字を収めつつ表情をつけたい場面で新しい選択肢になります。

かづらき・貂明朝など、西塚涼子の代表書体

番組公式が代表例に挙げるのが「かづらき」「貂明朝」「百千鳥」です。「かづらき」は藤原定家の筆跡を下敷きにした書体で、Adobe Fontsのプロフィールでは日本語のプロポーショナルOpenTypeフォントとして発展した経緯が紹介されています。

「貂明朝」は鳥獣戯画から着想した独特の表情を持つ明朝体です。さらに西塚さんは、源ノ角ゴシックや源ノ明朝といったPan-CJK書体の開発・デザインディレクションにも携わり、日本語だけでなく中国語・韓国語を含む大規模な文字環境にも関わってきました。

百千鳥がTokyo TDC賞2026のタイプデザイン賞を受賞

Tokyo TDCの2026年受賞結果では、「Momochidori」がType Design Prizeを受賞し、西塚涼子さんとFrank Grießhammerさんの名前が掲載されています。BS朝日の番組公式でも、国内外で評価された書体として百千鳥の受賞歴が紹介されています。

長年の試作が、単なる技術実験ではなく実際に使える書体へ結実した点が今回の放送の重要な見どころです。完成形だけでなく、なぜその形になったのか、どんな資料や手の動きから一文字が生まれるのかに注目すると、フォントを見る目も変わりそうです。

放送で注目したいポイント|「心地よい文字」はどう生まれる?

BS朝日は、西塚さんが大切にしてきたのは「使う人にとって心地よい文字」だと説明しています。デジタルフォントであっても、制作の起点には筆や墨、手書きの観察があり、そこから画面や印刷物で機能する形へ調整していきます。

文字は毎日目にするため、デザインされていること自体を意識しにくい存在です。今回の密着は、読みやすさと個性を両立させるために、書体デザイナーがどこを見て、何を直し、何年単位で完成度を高めていくのかを知る機会になります。

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よくある質問

西塚涼子さんはどんな人?

Adobeで日本語書体のデザインに携わる書体デザイナーです。1997年にAdobeへ入社し、「かづらき」「貂明朝」「百千鳥」などを手がけています。

「百千鳥」はどんなフォント?

太さに加えて縦長・横長のプロポーションも柔軟に変えられる日本語バリアブルフォントです。2025年にAdobe Originalsからリリースされました。

「自分流」西塚涼子回は何時から?

2026年9月19日(土)23:00〜23:30、BS朝日とBS朝日4Kで放送予定です。

まとめ|文字そのものを「設計する仕事」が見える30分

9月19日の「自分流」は、西塚涼子さんが約30年追い続けてきた書体デザインの世界をたどる回です。百千鳥、かづらき、貂明朝などの代表作を知ると、普段何気なく読んでいる一文字にも、形・間隔・読みやすさを何度も調整する設計があることが分かります。

特に百千鳥は、15年規模の試行錯誤とバリアブルフォントという新しい技術が結びついた象徴的な仕事です。番組では「三度の飯より文字が好き」という西塚さんが、使う人の生活に長く残る文字をどう考えているのかが最大の注目点です。

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