山椒大夫4Kデジタル修復版は9月22日9:30|あらすじ・キャスト・映像の見どころ|9/22 09:30
2026年9月22日(火)9時30分からNHK BSP4Kで、シネマ4K「山椒大夫 4Kデジタル修復版」が放送予定です。溝口健二監督が森鷗外の小説を映画化した1954年の作品で、家族を引き裂く苛酷な運命と、その中でも失われない人間の尊厳を、緊張感のある画面構成で描きます。
放送前に知っておきたいのは、単なる“昔の名作”ではなく、安寿と厨子王の物語、田中絹代・香川京子らの演技、宮川一夫の撮影、スタンダードサイズの画面を4Kでどう味わうかです。今回は放送時間だけでなく、物語を理解しやすくする人物関係と映像の見どころまで整理します。
山椒大夫4K版は9月22日9時30分から|放送情報
| 番組 | シネマ4K「山椒大夫 4Kデジタル修復版」<スタンダードサイズ> |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 放送日 | 2026年9月22日(火) |
| 開始時刻 | 9:30 |
| 監督 | 溝口健二 |
| 原作 | 森鷗外「山椒大夫」 |
| 主な出演 | 田中絹代、花柳喜章、香川京子、進藤英太郎 ほか |
| 画面 | モノクロ/スタンダードサイズ |
NHKの番組公式ページは調査時に外部から本文へアクセスできなかったため、放送枠は依頼情報と番組情報を照合し、作品情報は権利元KADOKAWAの公式ページ本文で確認しています。KADOKAWAは4Kデジタル修復版について、田中絹代、花柳喜章、香川京子、進藤英太郎らの出演、森鷗外原作、溝口健二監督作品として案内しています。
どんな話?安寿と厨子王、母・玉木が引き裂かれる物語
舞台は平安末期。母・玉木と、子どもの安寿・厨子王は旅の途中で人買いにだまされ、家族は離ればなれになります。安寿と厨子王は山椒大夫の荘園へ売られ、過酷な労働を強いられることになります。
この映画の核は、悲惨な出来事の連続そのものではありません。理不尽な状況の中で、父から受け継いだ教えや家族への思いをどう守るのかが物語を動かします。先の展開を知っていても、人物の表情や距離、誰が画面のどこに立つかを見ることで、感情の揺れがより伝わってきます。
キャストとスタッフ|田中絹代・香川京子・花柳喜章に注目
母・玉木を演じるのは田中絹代、成長した厨子王は花柳喜章、安寿は香川京子、山椒大夫は進藤英太郎です。撮影は宮川一夫、音楽は早坂文雄、脚本は八尋不二と依田義賢。日本映画史で重要な名前が並びます。
とくに安寿を演じる香川京子の静かな佇まいと、田中絹代が母の苦しみを大きな身振りに頼らず伝える演技は見逃せません。人物を説明台詞で理解するより、視線や立ち位置の変化を追うと、溝口作品らしい重層的な感情が見えてきます。
4Kデジタル修復版の見どころ|スタンダードサイズだからこそ画面全体を見る
今回の放送タイトルには「4Kデジタル修復版」「スタンダードサイズ」と明記されています。横長画面ではなく、縦方向にも情報が詰まった画面なので、人物の顔だけを追うより、建物・柱・道・海岸などを含めた画面全体を見るのがおすすめです。
KADOKAWAの公式商品情報では、本作はモノクロ、スタンダードサイズ、日本語モノラルとして案内されています。4K化は“新しい映像に作り替える”ことではなく、フィルム由来の階調や細部をより丁寧に見られる機会です。衣装の質感、明暗の境目、奥行きを作る構図に注目すると、古典映画が現代の大画面でも強い理由が分かりやすくなります。
なぜ映画史上の名作と呼ばれる?ヴェネチア銀獅子賞と後世への影響
「山椒大夫」は第15回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した作品としてKADOKAWA公式でも紹介されています。海外で高く評価された背景には、物語の普遍性に加えて、長いショットの中で人物と風景を同時に見せる溝口健二の演出があります。
家族愛を描きながら、権力、身分、労働、人間の尊厳といったテーマが重なっているため、見る年代や立場で印象が変わる作品です。初見では物語を追い、再見では撮影や人物配置を見るという楽しみ方もできます。キニナルのテレビ関連記事はテレビ・ドラマの記事一覧から探せます。
放送前に知っておくと見やすいポイント
- 安寿・厨子王・母の玉木の関係を最初に押さえる
- 人物のアップだけでなく、画面奥の動きや風景を見る
- モノクロの明暗、霧や水辺の階調に注目する
- 父から受け継いだ価値観が厨子王の行動にどう影響するかを見る
- スタンダードサイズの縦方向の構図を意識する
約70年前の作品なので、時代設定や社会制度に距離を感じる場面はあります。ただし、家族と離れた人が何を支えに生きるかという中心テーマは分かりやすく、映像の力で物語へ入っていけます。
よくある質問
山椒大夫4Kデジタル修復版はいつ放送?
2026年9月22日(火)9時30分からNHK BSP4Kで放送予定です。
監督と原作は?
監督は溝口健二、原作は森鷗外の小説「山椒大夫」です。
主な出演者は誰?
田中絹代、花柳喜章、香川京子、進藤英太郎らが出演します。
4K版で注目したい点は?
スタンダードサイズの画面全体、モノクロの階調、人物と風景を一体で見せる構図に注目すると作品の魅力をつかみやすいです。
まとめ|9月22日は物語と映像美の両方から「山椒大夫」を見る
9月22日9時30分の「山椒大夫 4Kデジタル修復版」は、安寿と厨子王、母・玉木の過酷な運命を通して、人間の尊厳と家族の思いを描く溝口健二監督の代表作です。初めて見る人は人物関係を押さえ、画面の奥行きやスタンダードサイズの構図、モノクロの明暗まで意識すると、物語だけでなく映画そのものの力が伝わりやすくなります。

