戦争と対話#4「遼太郎のひまわり」ロケ地は阿智村|内田也哉子×坂本美雨|9/17 04:55

日本映画専門チャンネルで2026年9月17日(木)4時55分から放送される「戦後80年 内田也哉子ドキュメンタリーの旅『戦争と対話』#4」は、『遼太郎のひまわり』を取り上げます。旅人は内田也哉子さん、対話人は坂本美雨さんです。

舞台の一つは長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館。満州からの引き揚げ、中国残留日本人、その子どもたちが背負った複雑な歴史をたどりながら、2012年に信越放送が制作したドキュメンタリーを全編放送し、現代の戦争や分断について対話します。

「戦争と対話」#4の放送時間・出演者・基本情報

番組戦後80年 内田也哉子ドキュメンタリーの旅「戦争と対話」#4
タイトル遼太郎のひまわり
放送局日本映画専門チャンネル
放送日時2026年9月17日(木)4:55~
旅人内田也哉子
対話人坂本美雨
ディレクター中村育子
放送時間91分

日本映画専門チャンネル公式では、作品は2025年の番組として掲載され、9月17日4時55分からの放送スケジュールが確認できます。元になった『SBCスペシャル 遼太郎のひまわり~日中友好の明日へ~』は2012年に信越放送が制作し、日本民間放送連盟賞テレビ教養優秀賞を受賞した作品です。

ロケ地・訪問先は長野県阿智村「満蒙開拓平和記念館」

内田也哉子さんが訪れるのは、長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館です。公式あらすじでは、館内に日本の植民地支配と、現地に残された人々の歴史が記され、証言映像が流れることが紹介されています。

番組では、5歳で敗戦を迎え満州から引き揚げた女性の体験にも触れます。ソ連軍の侵攻から始まる逃避行、難民収容所での日々、そして中国に残留して祖国へ帰れなかった人々。観光的な“ロケ地紹介”ではなく、場所そのものが記憶を伝える証言空間として扱われる回です。

「遼太郎のひまわり」とは?大橋春美さん親子の物語

2012年のドキュメンタリーで中心となるのは、長野県飯田市の小学校教諭・大橋春美さんです。中国残留日本人の父と中国人の母を持つ中国帰国者2世で、長野県豊丘村で息子の遼太郎さんと暮らしていました。

春美さんは「戦争がなければ自分は生まれていなかった」という矛盾を抱えながら、中国では日本人の血、日本では中国人の血を理由に傷つく経験を重ねました。2005年に中国の大学院で学ぶ機会を得て、親子で3年間を中国で過ごします。

ひまわりが象徴するもの|中国の友人との友情と日中友好

遼太郎さんは中国の小学校でただ一人の日本人として学び、歴史教育の中で傷つく場面もありながら、現地で親友を得て交流を深めました。自宅の庭で育てるひまわりは、中国の先生や友だちとの友情の証として番組で描かれます。

タイトルの「ひまわり」は、戦争の記憶を忘れるための明るい象徴ではありません。複雑な歴史を背負っても、次の世代が関係をつくり直せるのかという問いを、親子の生活と交流から見つめるモチーフです。

坂本美雨との対話|いま世界で続く暴力・対立・分断をどう考えるか

日本映画専門チャンネル公式では、2012年のドキュメンタリーを全編放送したうえで、坂本美雨さんを対話相手に迎え、作品のこと、現在も世界で繰り返される暴力、対立と分断、その理不尽な世界に生きる人々について語り合うとしています。

坂本美雨さんはNHK「日曜美術館」でも戦争や被爆の記憶に向き合う番組に出演しています。長崎で被爆の記憶を刻む作品をたどった内容は、サイト内の日曜美術館「長崎 祈りのかたち」の記事で確認できます。今回の対話とあわせると、戦争の記憶を美術・証言・家族史という異なる入口から考えられます。

よくある質問

「戦争と対話」#4はいつ放送?

日本映画専門チャンネルで2026年9月17日(木)4:55から放送予定です。

第4回のタイトルは?

『遼太郎のひまわり』です。

旅人と対話人は誰?

旅人は内田也哉子さん、対話人は坂本美雨さんです。

主な訪問先はどこ?

長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館です。番組では満蒙開拓、中国残留日本人とその家族の歴史をたどります。

まとめ|阿智村から「戦争の記憶を次世代へ渡すこと」を考える91分

「戦争と対話」#4『遼太郎のひまわり』は、2026年9月17日4時55分から日本映画専門チャンネルで放送。内田也哉子さんが長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館を訪ね、満蒙開拓と中国残留日本人の歴史に向き合います。

2012年の『遼太郎のひまわり』が描くのは、歴史の大きな言葉だけでは捉えきれない、一組の親子の苦悩と友情です。ひまわりに託された交流の記憶を見た後、坂本美雨さんとの対話を通して、過去の戦争を現在の暴力や分断とどう結び直して考えるかが、この回の核心です。

このテーマの関連記事はこちら