草間彌生「わたしの富士山」9/12再放送|浮世絵版画への挑戦と七色の富士を解説|9/12 11:00
2026年9月12日(土)11時からNHK BSで「草間彌生 わたしの富士山〜浮世絵版画への挑戦〜」が放送されます。8月14日に97歳で亡くなった前衛芸術家・草間彌生さんをしのび、2015年にNHK BSプレミアムで放送されたドキュメンタリーをアンコール放送するものです。
番組が追うのは、草間さんが日本の伝統木版画に初めて挑み、富士山という具象的な題材を、アダチ版画研究所の彫師・摺師とともに作品へ変えていく過程です。水玉や網目で知られる草間さんと、江戸以来の技法を受け継ぐ職人との出会いが何を生んだのかを整理します。
「草間彌生 わたしの富士山」の放送時間と番組内容
| 番組名 | 草間彌生 わたしの富士山〜浮世絵版画への挑戦〜 |
|---|---|
| 放送局 | NHK BS |
| 放送日時 | 2026年9月12日(土)11:00~12:30 |
| 初回放送 | 2015年1月1日 NHK BSプレミアム |
| 出演 | 草間彌生、大竹しのぶ |
| 制作の中心 | 草間彌生×アダチ版画研究所の彫師・摺師 |
放送局公式情報を扱う番組表では、草間さんが抽象的な水玉・網目の世界から一転し、多くの絵師や画家が描いてきた日本の象徴・富士山へ向き合う内容と紹介されています。伝統の技術と前衛的な表現がぶつかり、どんな富士山が生まれるかが90分の軸です。
なぜ富士山?草間彌生が初めて伝統木版画に挑戦
制作に参加したアダチ版画研究所の公式ページによると、草間さんが同研究所の彫師・摺師と組み、日本伝統の木版画に初挑戦したプロジェクトが「わたしの富士山」です。2015年元日のNHK BSプレミアムで制作過程が放送され、大きな反響を呼んだと紹介されています。
草間さんの代表的なイメージといえば水玉や無限網ですが、富士山は輪郭のはっきりした日本的なモチーフです。前衛芸術家の自由な線や色を、版木を彫り、色を重ねて摺る伝統技法へどう置き換えるか。その翻訳の過程が番組の大きな見どころです。
「七色の富士」など木版画はどう作られた?
アダチ版画研究所は、この共同制作から「七色の富士」などの木版画を紹介しています。「七色の富士」は各色限定120部、画寸法30.3×90.0cm、越前生漉奉書を使用し、2015年に出版された作品です。
同研究所の作品解説では、若手摺師が調合した木版画独自の鮮やかな色彩に草間さんが強く反応し、即興で詩を詠むなど、職人とのやり取りそのものが新しい表現を生む契機になったとされています。完成品だけでなく、作家と職人が互いに影響し合うプロセスを見ることが、この番組の面白さです。
草間彌生さんは2026年8月14日に97歳で逝去
草間彌生公式サイトと草間彌生美術館は、草間さんが2026年8月14日に東京都内の病院で亡くなったことを発表しました。97歳でした。公式発表では、亡くなる直前まで制作を続け、視覚芸術だけでなくパフォーマンス、小説、詩など幅広い分野で活動した生涯が伝えられています。
今回のアンコール放送は、その歩みをしのぶ編成です。晩年の世界的評価だけを見るのではなく、2014〜2015年ごろに新しい素材・技法へ挑み続けた姿を映像で振り返れる点に意味があります。
アダチ版画研究所との仕事が示した「前衛と伝統」の接点
アダチ版画研究所は、江戸期の浮世絵を支えた彫り・摺りの技術を継承しながら、現代作家との共同制作も行ってきました。草間さんとのプロジェクトについても、伝統の中に「新しい表現の可能性」を見いだす取り組みだったと説明しています。
番組を見るときは「草間彌生が富士山をどう描いたか」だけでなく、「原画の勢いを彫師がどう版木へ移すか」「摺師が色をどう重ねるか」「作家が職人の提案にどう反応するか」という共同制作の視点を持つと、作品の見え方が変わります。
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よくある質問
「草間彌生 わたしの富士山」はいつ放送?
2026年9月12日(土)11:00~12:30、NHK BSでアンコール放送予定です。
この番組は新作?
新作ではなく、2015年にNHK BSプレミアムで放送された番組のアンコールです。
草間彌生は何に挑戦する?
アダチ版画研究所の彫師・摺師と組み、日本の伝統木版画に初挑戦し、富士山を題材に作品を制作します。
草間彌生さんはいつ亡くなった?
公式発表によると、2026年8月14日に東京都内の病院で亡くなりました。97歳でした。
まとめ|草間彌生の「富士山」と職人の技がぶつかる2015年の挑戦を再び
「草間彌生 わたしの富士山〜浮世絵版画への挑戦〜」は、草間彌生さんがアダチ版画研究所の職人と組み、富士山を伝統木版画へ変えていく制作過程を追ったドキュメンタリーです。2015年の放送から11年を経て、2026年9月12日に追悼アンコールとしてNHK BSで放送されます。
草間さんの個性だけでなく、彫師・摺師の技術との緊張感ある共同作業を見ることで、「前衛」と「伝統」が対立するだけではなく、互いに新しい表現を引き出す関係だったことが分かる番組です。

