
百聞はジッケンにしかず「選択」実験の結果は?直感・6種類vs24種類を解説【8月14日】|8/14 9:05
2026年8月14日(金)9:05からNHK総合で放送される「百聞はジッケンにしかず(3)選択のまか不思議 実は自分で選んでいない!?」は、「なぜそれを選ぶのか?」をガチ実験で探る科学バラエティーです。MCは濱田岳さんとホラン千秋さん、ゲストは元プロ野球選手の里崎智也さん、専門家として玉川大学脳科学研究所教授の松田哲也さんが出演します。
この回で特に検索したくなるのは、「顔写真の実験は何が分かった?」「選んでいない方に入れ替えても気づかないって本当?」「6種類と24種類のカレーはどちらが売れた?」「選択肢は少ない方がいいの?」という実験結果です。今回はすでに放送実績のある第3回の再放送なので、結果まで含めて整理します。
結論からいうと、番組が示したのは「人は何も考えず操られている」という単純な話ではありません。視線や提示時間など小さな条件が好みに影響することがあり、選んだ後には理由を後付けで組み立てることもある。一方で、経験から育った直感が役立つ場面もあり、選択肢の多さの効果も状況で変わる――という、かなり奥行きのある内容です。
この記事の要点
- 放送:2026年8月14日(金)9:05~9:50、NHK総合
- テーマ:「なぜそれを選ぶのか?」を実験で解明
- MC:濱田岳、ホラン千秋
- ゲスト:里崎智也
- 専門家:松田哲也(玉川大学脳科学研究所教授)
- 注目実験:顔写真の選択、選択後のすり替え、レトルトカレー6種類vs24種類
百聞はジッケンにしかず「選択」回の放送時間・出演者
| 番組名 | 百聞はジッケンにしかず(3)選択のまか不思議 実は自分で選んでいない!? |
|---|---|
| 放送局 | NHK総合1・東京 |
| 放送日 | 2026年8月14日(金) |
| 放送時間 | 9:05~9:50 |
| MC | 濱田岳、ホラン千秋 |
| ゲスト | 里崎智也 |
| 専門家 | 松田哲也(玉川大学脳科学研究所教授) |
| テーマ | 人は何を手がかりに「選択」しているのか |
ホラン千秋さんの経歴や現在の活動が気になる方は、当サイトのホラン千秋のプロフィールでまとめています。今回の番組では、濱田岳さんとともに、実験結果を見ながら「自分で決めたつもり」の選択にどんな仕掛けが潜んでいるかを掘り下げます。
8月14日は再放送|元の放送は2025年6月7日
番組表には再放送を示す表記があり、この「選択」回は2025年6月7日に放送された第3回の内容です。その後も再放送されており、2026年8月14日に再びNHK総合で編成されます。テーマがニュースのように一度きりで古くなる内容ではなく、「人間はどう選ぶのか」という普遍的な疑問なので、実験結果を知ってから見ても面白い回です。
街頭では「人生でいちばん悩んだ選択」を聞き、結婚相談所での選択、買い物の品数、スポーツ現場の判断など、日常から大きな決断までを材料にします。番組の面白さは、出演者が予想してから実験で確かめるため、視聴者も自分ならどう選ぶかを考えながら参加できる点です。
実験1:直感は本当に自分の意思?顔写真と視線の仕掛け
最初の大きな実験は「直感で選んだ好みは、本当に自分の意思だけで決まっているのか」です。20代の参加者に、魅力度が近くなるよう用意した複数の顔写真を2枚ずつ見せ、どちらが好みかを選んでもらいます。ここで一方の顔をわずかに長く見せるという仕掛けを入れました。
すると、表示時間の差が選択に影響する傾向が現れました。番組では、視線がある対象へ向くほどその対象への好みが強まり、さらに視線が集まるという「ゲーズ・カスケード」の考え方が紹介されています。本人は「顔を見て直感的に選んだ」と感じていても、画面の見せ方という外側の条件が背中を押している可能性があるわけです。
ここで大切なのは「好みは全部他人に決められる」と受け取らないことです。番組が見せたのは、選択が本人の価値観だけで完結せず、目に入った順番や長さといった環境の影響も受けうるということ。通販サイトの商品配置、飲食店のメニュー、動画のサムネイルなど、日常の選択にも置き換えて考えやすい実験です。
実験2:選んでいない顔でも理由を説明する?「後付け再構成」
さらに驚きやすいのが、選んだ顔写真を別の顔にすり替えてから「なぜこちらを選びましたか?」と理由を尋ねる実験です。番組では、入れ替えられたことに気づかず、およそ8割の人がもっともらしい理由を説明したという結果が紹介されました。
番組ではこれを、選択の理由をあとから整合的に作り直す「後付け再構成」として説明します。「目が優しそうだから」「雰囲気が好みだから」といった理由が本人にとって嘘というわけではなく、その時点で目の前にある結果に合わせて脳が説明を組み立ててしまうことがある、というのが面白い点です。
自分の買い物を振り返っても、最初はなんとなく手に取った商品なのに、購入後には「機能が良かったから」「色が一番合っていたから」と理由をはっきり説明できることがあります。番組の実験を見ると、選択理由の自信の強さと、その理由が最初から存在したかどうかは別問題だと気づかされます。
直感と熟慮はどちらが正しい?里崎智也の北京五輪エピソード
番組では、人の選択の多くが直感に支えられている一方、直感がいつでも正しいわけではないことも扱います。ポイントは、直感にはそれまでの経験が反映されるという考え方です。何度も似た場面を経験している人ほど、短時間の判断でも過去の蓄積を使える可能性があります。
ゲストの里崎智也さんは、北京オリンピックで当時なじみの薄かったタイブレークの局面を経験した際の判断を振り返りました。慣れた状況なら捕手としての直感が働きやすくても、経験のないルールや状況では同じようにいかない。そこで番組は、経験が十分な領域の直感と、初めての状況での直感を同じものとして扱わない視点を示します。
里崎さんの最近のテレビ出演が気になる方は、当サイトの里崎智也のゴルフ直球勝負!青山加織プロ出演回も紹介しています。野球とは違う競技でも、経験者が何を見て判断するのかという点は「選択」のテーマと相性がいい話題です。
実験3:選択肢は6種類と24種類どちらが売れる?
買い物の実験では、老舗スーパーでレトルトカレーを6種類並べる場合と24種類並べる場合を比べました。試食した人のうち、最終的に購入した人の割合を調べた結果は次の通りです。
| 6種類 | 試食40人/購入17人/購入率42.5% |
|---|---|
| 24種類 | 試食57人/購入30人/購入率52.6% |
この番組内のカレー実験では、24種類の方が試食人数も購入人数も多く、購入率も52.6%で6種類の42.5%を上回りました。「選択肢は少ない方が人は決めやすい」というイメージだけを持っていると、意外な結果です。
選択肢が多いと「見てみたい」という興味を引きやすくなり、選ぶ過程そのものを楽しむ人もいます。今回の結果は、商品の種類が多いほど必ず悪いわけではないことを示す例になりました。ただし、1回の店舗実験だけであらゆる買い物に一般化できるわけではなく、次に紹介する有名なジャム実験とは逆方向の結果になっています。
選択のオーバーロードとは|ジャム実験との違い
番組では比較材料として、アメリカのスーパーで行われたことで知られる「ジャムの実験」も紹介しました。番組内の説明では、6種類のジャムを並べた場合の購入率が30%、24種類では3%。選択肢が多いほど注目は集めても、最終決定が難しくなるという「選択のオーバーロード仮説」を考える材料です。
一方、番組自身が行ったカレー実験は24種類の方が購入率も高い結果でした。ここがこの回の重要ポイントです。「選択肢は少なければ少ないほど正解」でも「多いほど正解」でもなく、商品、買う目的、比較のしやすさ、選ぶ楽しさなどで最適な数は変わると考える方が、番組内容に忠実です。
番組では、選択肢が増えると比較のためにワーキングメモリーを使い、頭が疲れやすくなるという説明もありました。だからこそ、保険や家電のように項目が多い買い物では候補を絞ることが助けになりやすく、逆に「今日は新しい味を探したい」という買い物では選択肢の多さ自体が楽しさになることもあります。
日常で使える「選び疲れ」を減らすコツ
番組の実験結果を日常に応用するなら、まず「選ぶ前に、自分の基準を決める」のがシンプルです。候補を全部眺めてから基準を作ると、目立つ商品や最初に見た情報に引っ張られやすくなります。「予算」「絶対に必要な機能」「今日の目的」のように先に条件を置くと、比較が楽になります。
- 候補が多すぎる:最初に3~5候補へ絞り、そこから詳しく比較する
- 慣れた分野:経験に基づく直感を活かしつつ、失敗時の影響が大きければ確認項目を置く
- 初めての分野:直感だけで決めず、比較表や第三者の説明を使う
- 画面で選ぶ:上位表示・大きな画像・長く見た商品が好みに影響していないか一度考える
- 決めた後:「なぜ選んだか」を説明できることと、最初からその理由で選んだことは同じではないと意識する
これは番組の実験内容から考えられる実践的な使い方であり、「この方法なら必ず正しい選択ができる」という意味ではありません。大切なのは、自分の意思と環境の影響を対立させるのではなく、自分の選択にも見えない条件が混ざりうると知っておくことです。
よくある質問
「百聞はジッケンにしかず」選択回はいつ放送?
2026年8月14日(金)9:05~9:50、NHK総合1・東京で放送予定です。第3回「選択のまか不思議 実は自分で選んでいない!?」の再放送です。
6種類と24種類のカレーはどちらが売れた?
番組のスーパー実験では、6種類は40人が試食して17人購入(42.5%)、24種類は57人が試食して30人購入(52.6%)。この実験では24種類の方が購入率も高い結果でした。
選択肢は少ない方がいいの?
番組では「いつでも少ない方がいい」とは結論づけていません。カレー実験では24種類が上回る一方、有名なジャム実験では6種類の方が購入率が高い結果として紹介され、最適な数は状況によって変わると説明しています。
「実は自分で選んでいない」とはどういう意味?
自分の好みが存在しないという意味ではなく、視線、表示時間、選択肢の数など、自分では強く意識していない環境条件が選択に影響することがある、というテーマです。
まとめ|「自分で選んだ」の裏側を実験で確かめる45分
「百聞はジッケンにしかず(3)選択のまか不思議」は、直感、視線、後付けの理由、選択肢の多さという4つの角度から、普段の「自分で決めた」を疑ってみる回です。顔写真の提示時間を少し変えるだけで選択が動く実験や、選んでいない顔に入れ替わっても理由を説明する実験は、見た後にネットショッピングやメニュー選びの見え方まで変えてくれます。
また、カレー実験では24種類の方が購入率が高く、番組内で紹介されたジャム実験とは逆の結果になった点も重要です。単純な「選択肢は少ないほど良い」という結論ではなく、人の選択は状況と経験、環境の組み合わせで変わる。そこまで含めて見ると、タイトルの「実は自分で選んでいない!?」の「!?」に込められた問いがよく分かります。

