ザ・バックヤード東京スカイツリーの研究は何?雷・ゲリラ豪雨・時間が早く進む実験【8月12日】|8/12 22:00

2026年8月12日(水)22時からNHK Eテレで、「ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪 選 東京スカイツリー」が放送されます。東京スカイツリーといえば高さ634メートルの観光名所ですが、この回の主役は展望台の絶景ではなく、一般の来場者が入れない高所で行われる最先端の研究です。

放送を見て気になりやすいのは、「なぜスカイツリーで雷を調べるの?」「ゲリラ豪雨の予測にどう役立つ?」「高い場所では本当に時間が早く進む?」「温室効果ガスまで測っているの?」という点。東京スカイツリー公式の研究情報をもとに、番組で登場する研究の意味を先回りして整理します。

リポーターはQuizKnockの須貝駿貴さん、語りは中村倫也さん。観光施設の裏側に理系の研究テーマが次々と現れるため、建築・気象・雷・地球温暖化・相対性理論まで一気につながる30分になりそうです。

この記事の要点

  • 放送は2026年8月12日(水)22:00~22:30、NHK Eテレ1・東京
  • 2024年4月3日に放送された「東京スカイツリー」回の選(再放送)
  • リポーターは須貝駿貴さん(QuizKnock)、語りは中村倫也さん
  • 東京スカイツリーは高さ497mの雷観測、458m付近の雲・大気観測、450mの光格子時計実験、250m付近の温室効果ガス観測などに活用
  • 高さ450mと地上の時計を比べ、重力の違いで時間の進み方が変わる一般相対性理論を高精度で実証
  • 観光タワーであると同時に、都市の上空を連続観測できる研究拠点という顔を持つ

ザ・バックヤード「東京スカイツリー」の放送日時・出演者

番組名ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪 選 東京スカイツリー
放送日2026年8月12日(水)
放送時間22:00~22:30
放送局NHK Eテレ1・東京
初回放送2024年4月3日(水)22:00~22:30
語り中村倫也
リポーター須貝駿貴(QuizKnock)
主なテーマ雷、雲・ゲリラ豪雨、温室効果ガス、光格子時計、研究拠点としての東京スカイツリー

番組の案内人・中村倫也さんは、2026年のNHK連続テレビ小説「風、薫る」に柳生藤次役で出演。当サイトでは中村倫也さん演じる柳生藤次の役どころもまとめています。

須貝駿貴さんが所属するQuizKnockはEテレの教育・クイズ系企画にも登場しており、関連する番組記事として「出川哲朗のクイズほぉ~スクール」盆踊り回もあります。

東京スカイツリーは「巨大な研究塔」でもある

東京スカイツリー公式は、634mという圧倒的な高さを生かして、大学や研究機関による研究・観測のスペースを提供しています。地上では取りにくいデータを、都市部の上空で長期間集められることが大きな強みです。

高さ主な研究・観測主な機関
497m雷観測電力中央研究所
480mヒートアイランド観測の実験日本気象協会
458m雲粒・エアロゾル・気象観測防災科学技術研究所、国立極地研究所、広島大学、国立環境研究所など
450m重力差による時間の進み方の観測東京大学
445m・345m雷に伴うガンマ線・中性子などの観測理化学研究所など
375m・5階風観測東京科学大学系の研究
300m付近雷・大気質観測電力中央研究所
250m付近温室効果ガス観測国立環境研究所

一般に入れる最高地点は天望回廊の450mですが、番組ではさらに上へ進み、観光客には見えない観測機器に迫ります。ここが「ザ・バックヤード」らしい最大の見どころです。

雷の研究はなぜスカイツリーで行う?497mに巨大観測装置

最もインパクトがあるのが高さ497m地点の雷観測です。東京スカイツリー公式によると、塔体を囲むように全長約30mの「ロゴスキーコイル」と呼ばれる装置が設置され、雷が流れたときの電流波形を測定しています。

高い山の上ではなく、平野部の都市に634mの塔が単独で立っているため、都市部における雷のデータを継続的に集めやすいのが特徴です。こうしたデータは、建物や設備の雷対策をより適切にする研究につながります。

また、445m・345m付近では雷に伴って発生するガンマ線や中性子を観測する研究も行われてきました。「雷=光と音」だけではなく、高エネルギー現象まで調べる研究現場になっている点は、放送中に検索が伸びやすいポイントです。

ゲリラ豪雨予測につながる?高さ458mで雲を直接観測

番組ではゲリラ豪雨の予測につながる雲の観測も紹介されます。東京スカイツリー公式の研究履歴では、高さ458m地点で防災科学技術研究所による雲粒観測、国立極地研究所・広島大学などによるエアロゾル観測が行われています。

強い雨を降らせる雲が発達すると、スカイツリーの上部が雲の中に入ることがあります。地上のレーダーだけではなく、実際の雲粒や大気中の微粒子を高所で直接調べることで、雲が雨へ成長する過程を詳しく研究できます。

「スカイツリーの上は雲の中になるの?」「雲をその場で採取できるの?」という疑問が、番組を見ながら自然に湧いてくるテーマです。

高い場所では時間が早く進む?光格子時計で相対性理論を実証

この回で最も「本当に?」と検索したくなるのが、東京スカイツリーの高い場所では地上より時間がわずかに速く進むという実験です。

アインシュタインの一般相対性理論では、重力が強い場所ほど時間の進み方が遅くなります。高い場所は地上より重力がわずかに弱いため、理論上は時間がほんの少し速く進みます。

東京大学は2018年10月から2019年4月にかけて、地上付近と高さ450m地点に超高精度の光格子時計を設置。二つの時計の進み方の差を測り、高低差を時計で測定できることを示しました。体感できるほどの差ではありませんが、超精密時計なら重力による時間のずれを検出できるというわけです。

温室効果ガスも観測|東京の上空でCO2の変化を追う

高さ250m付近では、国立環境研究所による大気中の温室効果ガス観測が行われています。都市の上空で二酸化炭素などの濃度変化を継続的に測ることで、都市活動と大気環境の関係を調べる手がかりになります。

東京は交通、住宅、オフィス、工場など多様な排出源が集中する巨大都市です。高所から大気を観測できるスカイツリーは、地上の一地点だけでは捉えにくい都市全体の空気の動きを追ううえで貴重な場所です。

高さ634mを支える構造も注目|心柱制振と約3万7000ピースの鉄骨

番組の中心は研究ですが、「そもそも634mの塔はなぜ安全なの?」と構造が気になる人も多いはずです。東京スカイツリーは約3万7000ピースの鉄骨を組み合わせたトラス構造で、塔の中央には高さ375mまで伸びる鉄筋コンクリート製の心柱があります。

心柱と外側の塔体が地震や強風のときに異なる揺れ方をすることで、互いの振動を打ち消し合う仕組みです。建築そのものを詳しく知りたい方は、当サイトの日建設計の代表作・東京スカイツリーの構造解説も参考になります。

番組を見て現地へ行くなら?2026年夏の東京スカイツリー情報

2026年8月は、東京スカイツリーで「ちいかわ☆星ふるスカイツリー®とひみつの島」が7月10日から10月31日まで開催中です。また「涼空の絶景 in TOKYO SKYTREE」も7月14日から9月9日まで開催されています。

番組をきっかけに実際に訪れたい場合は、研究設備そのものは一般公開されていない場所が多い一方、天望デッキ350m・天望回廊450mから「研究が行われる高さ」を体感できます。2026年夏のイベント、予約、グッズ、展望台料金については東京スカイツリー×ちいかわコラボの期間・予約まとめで詳しく紹介しています。

周辺まで含めて知りたい方は、スカイツリー直下の北十間川を舞台にした北十間川のハゼ釣り・押上アクセス記事もあわせてどうぞ。

ウェブの声|「観光タワー」のイメージが変わる回

初回放送時のウェブ上の感想では、雷、雲、相対性理論、温室効果ガスといった全く違う研究が一つのタワーに集まっていることへの驚きが目立ちました。特に「高い場所では時間が速く進む」という光格子時計の実験は、東京スカイツリーを巨大な観光施設ではなく、都市そのものを観測する実験場として見直すきっかけになったようです。

よくある質問

ザ・バックヤード「東京スカイツリー」はいつ放送?

2026年8月12日(水)22時00分から22時30分まで、NHK Eテレ1・東京で放送予定です。

リポーターは誰?

QuizKnockの須貝駿貴さんです。番組の語りは中村倫也さんが担当します。

東京スカイツリーでは何を研究している?

雷、雲粒、エアロゾル、気象、大気質、温室効果ガス、風、重力差による時間の進み方など、多分野の研究・観測に活用されています。

高い場所では本当に時間が速く進む?

一般相対性理論では、高い場所は地上より重力が弱いため、時間がごくわずかに速く進みます。東京大学は東京スカイツリーの450m地点と地上付近に光格子時計を置き、この差を高精度で測定しました。

見逃し配信はある?

「ザ・バックヤード」はNHK ONEで同時配信・見逃し配信の対象になる回があります。2026年8月12日の東京スカイツリー回については、放送時にNHK ONEの番組・エピソード画面で配信有無と視聴期限を確認してください。

まとめ|東京スカイツリーは「高さ」そのものが研究設備

  • 2026年8月12日(水)22時からNHK Eテレで放送
  • リポーターはQuizKnock須貝駿貴、語りは中村倫也
  • 497mでは雷、458m付近では雲・大気、450mでは時間、250m付近では温室効果ガスを観測
  • 634mという高さが、地上では得にくい研究データを集める巨大な実験場を生み出している
  • 2026年夏はちいかわコラボと「涼空の絶景」も開催中

東京スカイツリーは、景色を見るためだけの塔ではありません。雷や豪雨、地球温暖化、さらには時間の進み方まで、私たちの生活と科学に関わる研究を支える場所です。番組では「なぜこの高さだからこそできるのか」に注目すると、研究同士のつながりが見えやすくなります。

参考情報

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