無鄰菴を作ったのは誰?山縣有朋×小川治兵衛と琵琶湖疏水|村雨さんと日本庭園【10月8日】|10/8 16:30
2026年10月8日16時30分からNHK BSP4Kで放送される「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 無鄰菴」。村雨辰剛さんが、京都・南禅寺界隈にある近代庭園の名作を歩きます。
既存記事では東山の借景、飛び石、滝など「目線を操る仕掛け」を詳しく扱っているため、今回は別角度から「無鄰菴を作ったのは誰か」「山縣有朋と七代目小川治兵衛の関係」「なぜ琵琶湖疏水の水を使ったのか」を中心に整理します。
「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 無鄰菴」の放送情報
| 放送日 | 2026年10月8日 |
| 放送開始 | 16:30 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 出演 | 村雨辰剛 |
| 語り | 瀧本美織 |
| 舞台 | 京都・無鄰菴 |
NHKオンデマンドの公式ページでは、無鄰菴を山縣有朋の別邸として紹介し、東山の借景、飛び石、滝などの仕掛けを村雨辰剛さんが読み解く内容が確認できます。番組表では10月8日16時30分からの放送が案内されています。
無鄰菴を作ったのは誰?山縣有朋と七代目小川治兵衛
無鄰菴は、明治期の政治家山縣有朋の別邸として1894年から1896年にかけて造営されました。庭園は山縣の構想を反映し、京都の庭師七代目小川治兵衛(植治)が作庭しました。
無鄰菴公式サイトでは、山縣を単なる所有者ではなく庭園への強い考えを持つ人物として、小川治兵衛をその考えを空間に落とし込んだ作庭家として紹介しています。つまり、番組で見る庭の仕掛けは「庭師の技」だけでなく、施主と庭師の共同作業として読むと理解しやすくなります。
なぜ琵琶湖疏水の水を使った?近代庭園らしさの鍵
無鄰菴の大きな特徴が、園内の流れや滝に琵琶湖疏水の水を取り入れたことです。京都の近代化を象徴するインフラの水を、自然に見える庭の景観へ組み込んだ点に明治らしさがあります。
東山を遠景として借り、近くには芝や流れを置き、飛び石で歩く方向や視線を変える。番組で紹介される「奥行きを演出する設計」は、庭の中だけで完結せず、遠くの山や水の流れまで一体に見せる発想とつながっています。
無鄰菴会議とは?庭園だけでなく近代史の舞台でもある
無鄰菴は庭園史だけでなく近代史でも重要です。1903年には洋館でいわゆる「無鄰菴会議」が開かれ、山縣有朋、伊藤博文らが日露関係をめぐる外交方針について話し合いました。
庭を見る番組では政治史が主役ではありませんが、同じ場所が「私的な庭」「要人が集う場」「近代京都を象徴する文化財」という複数の顔を持つことを知っておくと、洋館と庭園の位置関係にも意味を感じやすくなります。
庭の仕掛けそのものを先に確認したい場合は、既存の村雨さんと日本庭園「無鄰菴」東山の借景・飛び石・滝の仕掛け解説も参考になります。
無鄰菴を実際に見るときのポイント
無鄰菴公式サイトでは、庭園の保全と快適な観覧のため入場人数を管理しており、予約優先の運用が案内されています。10月は通常9時から17時の時間帯で案内されますが、臨時休場や行事で変わる場合があるため、訪問時は公式の最新案内を確認するのが確実です。
現地で番組と同じ視点を試すなら、飛び石の上で立ち止まり、東山がどの位置に見えるか、流れがどこから現れてどこへ消えるか、滝の音が歩くにつれてどう変わるかを見ると、設計上の「仕掛け」が分かりやすくなります。
無鄰菴のFAQ
無鄰菴は誰が作った庭園ですか?
山縣有朋の別邸として造営され、庭園は山縣の構想をもとに七代目小川治兵衛が作庭しました。
番組の放送はいつですか?
2026年10月8日16時30分からNHK BSP4Kで放送予定です。
無鄰菴で琵琶湖疏水の水はどう使われていますか?
園内の流れや滝などに琵琶湖疏水の水を取り入れ、東山を借景とした近代的な庭園景観をつくっています。
無鄰菴会議とは何ですか?
1903年、山縣有朋の無鄰菴で開かれた会議で、伊藤博文らが参加し、日露関係をめぐる外交方針が話し合われたことで知られます。
まとめ|無鄰菴は山縣有朋の構想と小川治兵衛の技が交わる近代庭園
「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 無鄰菴」は、東山の借景や飛び石、滝を通して、日本庭園が見る人の視線まで設計していることを楽しめる回です。
さらに背景を知ると、山縣有朋の庭園観、七代目小川治兵衛の作庭、琵琶湖疏水という近代インフラ、1903年の無鄰菴会議がひとつの場所に重なっていることが分かります。10月8日の放送は、庭の美しさだけでなく「なぜこの庭が明治の京都で生まれたのか」に注目すると、より立体的に楽しめます。

