サイエンスZERO浸透圧発電とは?福岡まみずピア・110kW・24時間発電を解説|9/6 23:30

2026年9月6日(日)23時30分からNHK Eテレで放送される「サイエンスZERO 海水×淡水=エネルギー!?夢の“浸透圧”発電」は、天候に左右されにくく24時間発電できる新しい再生可能エネルギーに迫る回です。取材先として紹介されるのは、2025年に福岡で運転を始めた日本初の実用化施設です。

「海水と淡水を混ぜるだけでなぜ電気が生まれる?」「場所はどこ?」「どれくらい発電できる?」「太陽光や風力と何が違う?」という疑問に答えるため、番組情報に加えて福岡地区水道企業団の公式ページも確認しました。

9月6日の放送日時・出演者

放送局NHK Eテレ
放送日時2026年9月6日(日)23:30〜0:00
番組サイエンスZERO 海水×淡水=エネルギー!?夢の“浸透圧”発電
専門家谷岡明彦
司会井上咲楽、浅井理
ナレーター川野剛稔
取材テーマ福岡の浸透圧発電施設/濃縮海水と下水処理水/24時間発電の可能性

NHK公式ページは今回の調査環境ではrobots制限で本文を直接取得できませんでした。放送内容と出演者はNHK系番組データ・公式SI番組表で補い、技術の数値や仕組みは福岡地区水道企業団の公式情報で確認しています。

浸透圧発電とは?海水と淡水の“濃度差”がエネルギーになる

浸透圧発電のポイントは、塩分濃度の違う2種類の水を特殊な浸透膜で隔てることです。膜は水を通し、塩分濃度の低い側から高い側へ水が移動します。このとき高圧側の水量が増え、その流れで水車を回して発電します。

福岡の施設で使うのは、海水淡水化センター「まみずピア」から出る濃縮海水と、福岡市の和白水処理センターから出る下水処理水です。どちらも従来は放流される水でしたが、2つの“未利用資源”の塩分濃度差に新しい価値を持たせています。

福岡・まみずピアの施設はどこ?発電量は最大88万kWh

福岡地区水道企業団の公式ページによると、浸透圧発電施設は福岡市東区の海の中道奈多海水淡水化センター「まみずピア」敷地内にあります。運転開始は2025年8月。正味発電電力は約110kW、年間発電量は最大約88万kWhの計画値です。

一日に使う水量は、濃縮海水が約1万トン、下水処理水が約9千トン。発電設備の稼働率は約90%とされ、公式ページでは太陽光発電設備の稼働率約10~20%との比較も示されています。数値を知ると、番組で「24時間発電」が強調される理由が分かりやすくなります。

なぜ“夢の発電”と呼ばれる?天候に左右されにくい強み

太陽光は夜間、風力は風が弱い時間に出力が下がります。一方、福岡の浸透圧発電は濃縮海水と下水処理水が継続的に供給されるため、天候や時間帯の影響を受けにくいのが特徴です。再生可能エネルギーの課題の一つである“出力の変動”を補う選択肢として注目されます。

もちろん、どこでも同じ条件で導入できるわけではありません。現在の福岡の仕組みは、海水淡水化によって塩分濃度の高い濃縮海水が得られることが大きなポイントです。公式では、通常の海水でも発電できる技術へ拡張できれば、沿岸部の下水処理場など全国・世界への展開が期待できるとしています。

サイエンスZEROの“身近な資源を科学で見直す”テーマに興味がある方は、サイト内のクズをメタンガス資源として捉える回の記事や、森林活用と脱炭素を扱った回の記事もあわせて読むと、再生可能エネルギーや資源循環という共通点が見えてきます。

よくある質問

サイエンスZERO「浸透圧発電」はいつ放送?

2026年9月6日(日)23:30から0:00まで、NHK Eテレで放送予定です。

浸透圧発電は何を使って発電する?

福岡の施設では、海水淡水化で生じる濃縮海水と下水処理水の塩分濃度差を利用し、浸透膜を通る水の移動で高圧側の水量を増やして水車を回します。

福岡の施設はいつ運転開始?

福岡地区水道企業団の公式情報では、2025年8月に運転開始。日本で初めて実用化された浸透圧発電施設です。

どのくらい発電できる?

計画値は正味発電電力約110kW、年間発電量最大約88万kWh。設備稼働率は約90%とされています。

まとめ|浸透圧発電は“捨てる水”の濃度差を電気に変える

9月6日の「サイエンスZERO」は、海水と淡水の濃度差から生まれる浸透圧を使った発電がテーマです。福岡の実用化施設では、海水淡水化で生じる濃縮海水と下水処理水を使い、正味約110kW、年間最大約88万kWh、稼働率約90%という計画値が示されています。

最大の面白さは、新しい燃料を用意するのではなく、これまで放流していた2種類の水の“差”をエネルギーへ変える点です。通常の海水でも成立する技術へ広がれば、導入できる場所は一気に増えます。番組では、現在の実用化施設の仕組みと、その先にある脱炭素技術としての可能性をセットで見るのがポイントです。

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