『騎士団長殺し』をAudibleで聴いた感想|高橋一生の朗読で味わう画家と騎士団長の物語

村上春樹さんの長編小説『騎士団長殺し』が、俳優・高橋一生さんの朗読でAudible配信されていることをご存知でしょうか。作家デビュー40周年を記念した話題作を、静かな緊張感のある朗読で楽しめます。

この記事では、Audible版『騎士団長殺し』の基本情報、高橋一生さんの朗読レビュー、他の村上作品との聴き比べポイントをまとめます。『海辺のカフカ』を聴いた人が次に選ぶ一冊としてもおすすめです。

この記事の要点

  • 『騎士団長殺し』はAudibleで配信中。ナレーターは高橋一生さん
  • 第1部・第2部の上下巻、全4部構成で配信
  • 2022年12月から2023年6月にかけて順次配信された
  • 孤独な画家と謎めいた隣人、絵の中から現れる「騎士団長」の物語
  • 村上春樹オーディオブックプロジェクトの一作として展開

『騎士団長殺し』はAudibleで聴ける?【結論】

結論として、村上春樹さんの長編小説『騎士団長殺し』は、Audibleで音声化されて配信されています。2017年刊行の作家デビュー40周年記念作を、俳優の高橋一生さんが朗読を担当しています。

配信は2022年12月28日の第1部〈上〉から始まり、2023年にかけて第1部〈下〉、第2部〈上・下〉と段階的にリリースされました。

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『騎士団長殺し』Audible版の基本情報

Audible版『騎士団長殺し』の基本情報を整理すると、以下のようになります。

著者村上春樹
ナレーター高橋一生
構成第1部〈上・下〉、第2部〈上・下〉の全4部
配信開始日2022年12月28日(第1部〈上〉)
ジャンル長編小説
聴き放題対象プレミアムプラン対象(Audibleで確認する

各部あたり9〜11時間ほどのボリュームがあり、全4部を通して聴くとかなりの長編になります。配信状況は2026年7月時点でAudible公式ページを確認した情報です。

聴き放題の対象や価格は変更される場合があるため、最新情報は公式ページでご確認ください。

ネタバレなしあらすじ

主人公は、妻と別離したばかりの36歳の肖像画家です。傷心を抱えたまま、海を望む小暗い森の山荘に一人で暮らし始めた彼のもとに、ある日、谷の向こうから謎めいた銀髪の隣人が現れます。

山荘の屋根裏で見つかった一枚の絵をきっかけに、雑木林の古い石室、不思議な鈴の音、そして絵の中から抜け出してきたかのような小さな「騎士団長」――現実と幻想が入り混じる不思議な出来事が次々と主人公の周りで起こり始めます。

ユーモアとメタファーに満ちた文体で、喪失からの再生というテーマを描く本作は、村上作品の中でも特に「物語を紡ぐことそのものの力」を感じさせる一冊と言われています。

作家デビュー40周年を記念した意欲作

本作は、村上春樹さんの作家デビュー40周年という節目に発表された長編小説です。過去の代表作に通じるモチーフ(井戸、異界への入り口、失われた家族との再会)を随所に織り込みながらも、絵画というテーマを中心に据えた新しい語り口が特徴です。

「騎士団長殺し」という架空の絵画をめぐる謎解きの要素もあり、ミステリー的な読み応えも楽しめる作品として評価されています。

高橋一生さんの朗読をレビュー

高橋一生さんの朗読の特徴は、抑制の効いた静かな声で、物語の緊張感を保ちながら読み進めていく点です。孤独な画家の内面や、絵画をめぐる不思議な出来事の不穏さを、過剰に演出せず淡々と伝えていきます。

Audibleのカスタマーレビューでは高い評価が目立ち、「静かに深く胸を打つラスト」「最高の村上ワールド」といった感想が寄せられています。俳優としての演技力を朗読に活かしつつも、過度な芝居がかった読み方を避けている点が評価されているようです。

高橋さんはドラマや映画で多彩な役柄を演じてきた実績を持ちますが、朗読では一人称の「私」の視点に寄り添うような自然な語り口を選んでいます。孤独な画家の内面描写が多い本作において、この抑えた朗読スタイルが物語の説得力を高めていると言えるでしょう。

全4部構成の聴き方

本作は第1部〈上・下〉、第2部〈上・下〉に分かれて配信されているため、途中で他の作品を挟みながら聴き進めることもできます。ただし物語は連続しているため、できるだけ間を空けずに順番通り聴く方が内容を追いやすいでしょう。

村上春樹の他作品も聴いてみる

『騎士団長殺し』は、Audibleが継続的に展開してきた村上春樹オーディオブックプロジェクトの一作です。同じプロジェクトでは、木村佳乃さんが朗読する『海辺のカフカ』、杏さん・柄本時生さんが朗読する『1Q84』なども配信されています。

全作品と朗読者の一覧は村上春樹の小説はAudibleで何冊聴ける?豪華俳優陣による朗読作品まとめで詳しく紹介しています。『海辺のカフカ』のレビューもあわせてご覧ください。

読者・リスナーの声

Audibleのレビューでは、物語終盤の展開に対する評価が特に高く、静かな余韻を残すラストへの言及が目立ちます。全4部という長さについても、各部が独立した聴きごたえを持っているため、途中で挫折しにくいという声が多く見られます。

一方で、絵画にまつわる幻想的な設定や、現実と非現実が入り混じる展開について、賛否が分かれる部分もあるようです。村上作品特有のメタファーを楽しめるかどうかが、評価の分かれ目になっていると言えるでしょう。

また、全4部という構成についても「1部ずつ完結感があり読み応えがある」と好意的に捉える人もいれば、「続きが気になりすぎて次の配信を待つのがもどかしかった」という声も見られます。配信済みの全パートが揃った今なら、一気に聴き進められるのもメリットの一つです。

Audible無料体験の始め方

Audibleは初めての利用に限り、30日間無料でプレミアムプランを体験できます。全4部構成ですが、無料期間中に第1部だけでも試し聴きすることができます。

登録に必要なのは、普段使っているAmazonアカウントと支払い方法の2つだけです。詳しい登録手順はAudible無料体験の始め方で画像付きで解説しています。

月額料金を払ってでも続ける価値があるのか気になる人は、610冊聴いた上での正直な結論もあわせてご覧ください。

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よくある質問

『騎士団長殺し』のナレーターは誰ですか?

俳優の高橋一生さんが朗読を担当しています。2022年12月から2023年にかけて、全4部が順次配信されました。

『騎士団長殺し』はAudibleの聴き放題対象ですか?

2026年7月時点ではプレミアムプランの聴き放題対象です。対象作品は変更される場合があるため、最新の配信状況はAudible公式ページでご確認ください。

全4部を聴き終えるのにどれくらいかかりますか?

各部が9〜11時間ほどのボリュームのため、全4部を通すとかなりの長編になります。通勤や家事の合間にコツコツ聴き進めれば、1〜2ヶ月ほどで聴き終えられるペースです。

『海辺のカフカ』と『騎士団長殺し』、どちらから聴くのがおすすめですか?

どちらも独立した長編なので、どちらから聴いても問題ありません。絵画や美術に興味がある人は『騎士団長殺し』、少年の成長物語に惹かれる人は『海辺のカフカ』から聴き始めるとよいでしょう。

まとめ|高橋一生の朗読で味わう静かな緊張感

『騎士団長殺し』は、高橋一生さんの抑制の効いた朗読でAudibleでも聴ける村上春樹さんの代表作です。全4部というボリュームですが、静かな緊張感を保った朗読が、最後まで飽きずに聴き進める助けになります。

孤独な画家と謎の隣人、絵の中から現れる「騎士団長」という不思議な設定は、耳で聴くことで一層引き込まれるとも言えます。村上作品の他のラインナップも、あわせてチェックしてみてください。

 

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