台風前にベランダでやることリスト|物干し竿・植木鉢・網戸の注意点

台風が近づくと、ベランダに置いてあるものが強風で飛ばされないか心配になります。物干し竿や植木鉢、エアコンの室外機カバーなど、意外と見落としがちなものも多くあります。

この記事では、台風が来る前にベランダでやっておきたいことを、物干し竿・植木鉢・網戸に分けて具体的にチェックリスト形式で紹介します。

最新情報:2026年7月7日更新

大型で猛烈な台風9号(バービー)は、10日(金)から11日(土)頃に非常に強い勢力で沖縄地方へ接近する見込みです。先島諸島では最大瞬間風速65〜70メートルほどの暴風が予想されており、家屋の一部損壊や樹木・電柱の倒壊も懸念されるレベルです。ベランダの片付けは、風が強まる前の早い段階で済ませておきましょう。

この記事の要点

  • 物干し竿は室内に取り込むか、しっかり固定する
  • 植木鉢は倒す・室内に入れるなど飛散防止をする
  • 網戸は外れやすいので必要に応じて外して室内保管する
  • エアコン室外機や物干しラックの固定金具も確認する
  • ベランダの排水口は事前に掃除しておく

物干し竿はどうする?

物干し竿は、台風の強風で飛ばされて近隣に被害を与える危険があるアイテムの代表格です。できる限り室内に取り込んでおくのが最も安全な対策になります。

取り込めない場合は、竿を物干し受けからしっかり固定し、動かないようにひもで結んでおくと安心です。物干し受け自体がぐらついていないかも、あわせて確認しておきましょう。

植木鉢・プランターの飛散対策

植木鉢やプランターは、風で倒れるだけでなく、階下や隣家に落下する危険もあります。できるだけ室内や玄関の中など、風の影響を受けにくい場所へ移動させるのが基本です。

移動できない大きな鉢の場合

大きなプランターで移動が難しい場合は、鉢を横に倒して土がこぼれないよう固定するか、ベランダの隅にまとめてロープでくくっておくと、飛ばされるリスクを減らせます。土が乾燥している鉢は特に飛びやすいため、あらかじめ水を含ませて重みを持たせておくのも一つの方法です。

網戸は外したほうがいい?

網戸は、強風にあおられてレールから外れたり、破損したりすることがあります。特に高層階では風の影響が大きくなるため、可能であれば網戸を外して室内に保管しておくと安心です。

網戸を外す際は、レールの上げ下げ用の金具を傷つけないよう注意しながら、両手でしっかり持ち上げて外します。集合住宅では、網戸が外れて落下すると階下や通行人への被害につながる可能性もあるため、早めの対応をおすすめします。

エアコン室外機・物干しラックの確認

エアコンの室外機自体は重量があるため簡単には飛ばされませんが、室外機カバーや上に置いてある小物は強風で飛びやすいため注意が必要です。室外機の周りに物を置いている場合は、片付けておきましょう。

  • 室外機カバー・室外機の上に置いた物
  • 物干しラック・折りたたみ式の物干し
  • サンダル・スリッパなどの履物
  • ベランダ用のマット・すのこ
  • 傘立て・小物入れ

サンダルやマットのような軽いものほど、実は飛ばされやすい傾向があります。「これくらいなら大丈夫」と思うものほど、念のため室内に入れておくと安心です。物干しラックは折りたたんでベランダの隅に寝かせ、風の抵抗を受けにくい形にしておくとより安全です。

自転車をベランダや玄関前に置いている家庭では、倒れて隣の車や自転車を傷つけないよう、横に倒して固定するか、可能であれば室内や駐輪場の屋根がある場所へ移動させましょう。

ベランダの排水口も忘れずに掃除する

台風は強風だけでなく大雨も伴います。ベランダの排水口が落ち葉やゴミで詰まっていると、雨水があふれて階下への浸水事故につながるおそれがあります。

台風が来る前に、排水口の周りにたまった落ち葉やほこりを取り除き、水がスムーズに流れる状態にしておきましょう。集合住宅の場合、排水口の詰まりが原因で階下の部屋に水漏れ被害が出ると、賠償問題に発展することもあるため、日頃からの掃除が重要です。

排水口のカバーを外して中の泥やゴミを取り除くだけでなく、ベランダ全体に水がたまりやすい場所がないかもチェックしておくと安心です。排水溝の勾配が悪く水はけが悪いベランダでは、大雨の際に水位が上がりやすいため、土のうや吸水土のうを準備しておくのもひとつの対策になります。

窓ガラス・雨戸の対策

ベランダの片付けとあわせて、窓ガラスの飛散防止対策もしておくと安心です。雨戸やシャッターがある場合は閉めておき、ない場合は飛散防止フィルムやテープを窓に貼っておくと、万が一ガラスが割れた際の被害を軽減できます。

カーテンやブラインドを閉めておくことも、ガラスの飛散を抑える簡易的な対策として有効です。強風で窓が揺れる場合は、無理に近づかず、離れた場所で過ごすようにしましょう。

網入りガラスや強化ガラスであっても、飛来物が直撃すれば割れることがあります。窓際に大きな家具を置いている場合は、ガラスが割れた際に破片が飛び散る範囲を考えて、就寝場所を窓から離れた部屋に移すといった工夫も、大型で猛烈な勢力の台風が接近する際には検討しておきたいポイントです。

片付けはいつやるのがベスト?

ベランダの片付けは、風が強まり始めてからでは危険を伴います。台風が接近する前日、遅くとも当日の朝までには済ませておくのが理想です。

強風域に入ってからベランダに出るのは大変危険なため、無理に作業をしないことが大切です。予報で「暴風域に入る可能性が高い」と発表された時点で、片付けの優先度を上げて早めに行動しましょう。

共働きで平日の作業時間が取りにくい家庭では、週末に前倒しでベランダの点検を済ませておくという考え方もおすすめです。台風の進路がまだ確定していない段階でも、飛ばされやすい軽い物だけでも先に室内へ移動させておけば、直前の作業量を大きく減らせます。

マンション・集合住宅ならではの注意点

マンションなどの集合住宅では、自分のベランダの物が飛ばされて階下や隣戸に被害を与えると、思わぬトラブルに発展することがあります。「自分の物が誰かに当たるかもしれない」という視点で片付けることが大切です。

また、共用廊下やベランダの避難ハッチの上に物を置いていないかも、この機会にあわせて確認しておきましょう。避難ハッチの上は、緊急時に隣戸との通路として使われる部分のため、普段から物を置かないことが求められています。

エアコンの室外機カバーがネジで固定されていない簡易的なタイプの場合、強風で外れて落下する事故につながることがあります。カバーの取り付け状態を今のうちに確認し、緩んでいる場合はしっかり固定し直しておくことをおすすめします。

ベランダガーデニング派が特に気をつけたいこと

家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる方にとって、台風前の植物の扱いは悩ましいポイントです。支柱で育てているトマトやゴーヤなどのつる植物は、支柱ごと倒れる危険があるため、支柱の固定を強化するか、思い切って室内に取り込むかを検討しましょう。

鉢植えのハーブや花は、風が直接当たらない壁際に寄せておくだけでも被害を軽減できます。地植えの庭木がある場合は、支柱を追加で立てたり、麻ひもで補強したりすることで、強風による倒木を防ぎやすくなります。プランターの受け皿にたまった水も、大雨で溢れると床を傷める原因になるため、あわせて空にしておくと安心です。

台風のたびに植物がダメになってしまうと感じている方は、あらかじめ移動させやすい軽量なプランターに植え替えておくのもひとつの工夫です。重い陶器鉢から軽いプラスチック製の鉢に変えるだけでも、緊急時の移動がぐっと楽になります。日頃からの小さな工夫が、台風シーズンを通しての負担軽減につながります。

ベランダの避難ハッチ・共用部分の再確認

マンションのベランダには、火災時に隣戸へ避難するための避難ハッチが設置されていることがあります。ハッチの上や周辺に物を置いていると、いざというときに使えなくなるだけでなく、管理規約違反になる場合もあります。

台風の片付けをする機会に、避難ハッチの位置と、その周辺に物が置かれていないかをあわせて確認しておくと安心です。プランターや収納ボックスを普段からハッチの近くに置いている場合は、この機会に配置を見直しておきましょう。

一戸建てのベランダ・バルコニーの注意点

一戸建ての場合、ベランダやバルコニーの片付けに加えて、雨樋や庭全体の点検も忘れずに行いたいポイントです。雨樋に落ち葉が詰まっていると、大雨の際に雨水があふれて外壁を傷める原因になります。

庭に置いてある自転車やガーデン用品、物置の扉がしっかり閉まっているかも確認しておきましょう。物置の扉が強風でばたついて破損するケースは意外に多く、事前の点検で防げるトラブルのひとつです。

カーポートの屋根材が劣化している場合、強風であおられて破損したり飛散したりする危険もあります。ひび割れや浮きがないか、この機会にあわせてチェックしておくと、台風シーズン全体を通して安心して過ごせます。

まとめ

台風が来る前のベランダ対策は、物干し竿・植木鉢・網戸を中心に、飛ばされそうなものをできるだけ室内へ取り込むことが基本です。排水口の掃除や窓ガラスの飛散防止も忘れずに行い、風が強まる前の早い段階で準備を終えておきましょう。

一つひとつは小さな作業に見えても、積み重なると大きな被害の予防につながります。台風のたびに慌てて片付けるのではなく、シーズン前に一度、ベランダ・バルコニー全体をチェックする習慣をつけておくと、毎回の負担を減らすことができます。

台風接近時の洗濯物の扱い方や、突然の雨で洗濯物が濡れてしまった場合の対処法もあわせて確認しておくと安心です。

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