
アジア競技大会2026を盛り上げる愛知県・名古屋市の地域応援の取り組み
第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)は、愛知県・名古屋市をはじめとする各自治体が一体となって、丁寧に大会を盛り上げています。ここでは地域ならではの応援の取り組みを紹介します。
32年ぶりの日本国内開催となる今大会は、開催都市だけでなく、周辺自治体や地元企業も巻き込んだ地域全体での盛り上げが特徴です。ボランティア制度と並んで、地域の「応援の輪」がどのように広がっているのかをまとめました。
大規模な国際大会は、開催都市単独で成功させられるものではありません。周辺自治体や企業、そして市民一人ひとりの協力があってこそ、来場者にとって心地よい大会運営が実現します。今回のような地域ぐるみの取り組みは、大会後の街づくりにも良い影響を残す可能性があります。
この記事の要点
- 名古屋市は独自の「なごやウェルカムサポーター」制度を創設
- 想定を大きく上回る応募が集まり、当初予定の倍以上の規模で採用
- 豊田市など周辺自治体でも独自の応援施策を展開
- 愛知県公館での委嘱式など、行政・企業・スポーツ団体の連携PRも活発
- 県内の子ども・保護者向け無料招待企画も実施された
名古屋市「なごやウェルカムサポーター」
名古屋市は、来訪者を地域全体でおもてなしする「なごやウェルカムサポーター」制度を創設。当初は約600人規模での募集を予定していましたが、ふたを開けてみると2,900人以上の応募が集まり、想定の倍以上の規模で採用することになりました。観光案内やイベントサポートなどを通じて大会の雰囲気づくりに大きく貢献しています。
採用されたサポーターには専用のユニフォームが用意され、会場周辺や主要な観光地で活動する予定です。ユニフォーム姿のサポーターを見かけたら、道案内やおすすめスポットなど、気軽に声をかけてみるのもおすすめです。
想定を超えた応募の背景
これほど多くの応募が集まった背景には、32年ぶりの自国開催という何よりの特別感に加え、名古屋市在住・在勤・在学であれば応募できるという参加のしやすさもあったと考えられます。地元の大会への関心の高さが、数字としてはっきり表れた事例といえます。
SNSでの拡散や地元メディアでの報道も、応募数の増加を後押しした要因のひとつと考えられます。「自分も大会に関わりたい」という市民の想いが、具体的な行動として表れた好例といえるでしょう。
豊田市など周辺自治体の取り組み
会場を抱える自治体では、地域住民が競技を身近に感じられるよう、パブリックビューイングの実施や、大会にちなんだ地域イベントの開催なども検討されています。競技会場のある街ならではの盛り上がり方も、今後の発表とあわせて注目したいポイントです。
競技会場を抱える豊田市など周辺自治体でも、学生ボランティアの募集や地域イベントとの連携など、独自の応援施策が展開されています。会場周辺の自治体ごとに取り組みが異なるため、お住まいの地域の広報情報もチェックしてみましょう。
周辺自治体それぞれが独自の色を出しながら大会を盛り上げようとしている点も、今大会の特徴のひとつです。会場のある街を訪れる際は、競技観戦だけでなく、その地域ならではの取り組みにも目を向けてみると、旅の楽しみが一段とさらに広がります。
愛知県は、県内在住・在学の子どもとその保護者を対象に、大会観戦への無料招待企画も実施しました。対象は各大会2,026組ずつ、1組あたり最大4人までで、最大16,208人が招待される規模です。次世代の子どもたちに本物の国際大会を体験してもらう狙いがあります。
子どもの頃に本物のトップアスリートの競技を間近で観る経験は、その後のスポーツへの関心や人生観にまで影響を与えることがあります。こうした無料招待企画は、単なる集客策にとどまらず、次世代のスポーツ振興を見据えた投資としての意味合いも持っています。
\ #愛知名古屋2026 をみんなで楽しもう🔥/ #アジア競技大会 1年前イベント、ご参加ありがとうございました!🙌 会場のボードに、ものすごくたくさんの応援メッセージが📣💌 皆さまの声援が、大きな力になります💪 本番まで引き続き応援よろしくお願いします🔥
— 第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋) (@AsianGames_2026) 2025年9月
企業・団体との連携PR
行政だけでなく民間企業が大会PRに関わることで、より多くの生活者の目に触れる機会が生まれます。通勤・通学時に見かける広告や店頭のポスターなど、日常生活の中で大会の存在を意識する場面が今後さらに増えていくと予想されます。
愛知県公館で行われた公式アンバサダー委嘱式のように、行政・企業・スポーツ団体が連携したPRイベントも各地で開催されています。地元企業の協賛による応援キャンペーンも、今後さらに増えていく見込みです。
行政単独では届きにくい層にもリーチできるのが、企業との連携PRの強みです。日常的に利用するスーパーやコンビニ、駅構内の広告など、生活動線上のあらゆる場所で大会の情報に触れる機会が増えることで、無関心層の掘り起こしにもつながります。
大型商業施設での大会PRブースの設置や、地元企業による記念商品の販売など、大会を身近に感じられる取り組みも各所で見られるようになってきました。こうした草の根の応援活動が積み重なることで、大会全体の熱気が高まっていきます。
近隣県との連携も進む
チケットの先行販売では、愛知県だけでなく岐阜県・三重県・静岡県・東京都・大阪府といった開催地域周辺の住民も対象に含まれるなど、中京エリアを越えた広がりも見られます。近隣県からのアクセスのしやすさを生かし、より多くの人に会場へ足を運んでもらう工夫がされています。
新幹線や高速道路のアクセスが良い中京エリアだからこそ、近隣県からの日帰り観戦もしやすいという地理的な強みがあります。こうした広域からの集客のしやすさも、大会全体の盛り上がりを後押しする要素のひとつです。
こうした周辺地域との連携は、単なる集客にとどまらず、大会の熱気を中部エリア全体へと着実に波及させる効果も期待されています。
地域全体で迎える大会に
32年ぶりの日本開催とあって、愛知・名古屋エリア全体が一丸となって大会を迎える体制が整いつつあります。応援サポーターやボランティアの活動は、大会の「顔」としても注目されるポイントです。
大会が終わった後も、こうした地域一丸となった取り組みの経験は、街づくりや地域コミュニティの活性化という形で末永く残っていくと期待されています。一過性のイベントで終わらせない工夫も、今後の重要なテーマになりそうです。
行政主導の取り組みだけでなく、市民一人ひとりが「自分ごと」として大会を応援する空気が広がっていることも、なごやウェルカムサポーターへの応募状況からうかがえます。開幕が近づくにつれて、こうした地域の熱気はさらに高まっていくことが予想されます。
市民一人ひとりが担い手となる大会運営は、単に「見る」だけでなく「参加する」楽しみ方を提供してくれます。ボランティアやサポーターとしての参加はもちろん、応援メッセージを送ったり、地域イベントに顔を出したりするだけでも、大会の一部になったような実感を得られるはずです。
よくある質問
Q. なごやウェルカムサポーターは何人採用されましたか?
A. 当初600人程度の予定でしたが、2,900人以上の応募があり、想定の倍以上の規模で採用されました。
Q. 子ども向けの無料招待企画はありますか?
A. はい。愛知県が実施した企画では、各大会2,026組ずつ、最大16,208人が無料招待される規模でした。
Q. 周辺自治体でも独自の取り組みはありますか?
A. はい。豊田市など会場を抱える自治体で、学生ボランティアの募集や地域イベントとの連携が進められています。
Q. 地域の応援情報はどこで確認できますか?
A. お住まいの自治体の広報サイトや、大会公式サイトの地域連携ページで確認できます。自治体の公式SNSアカウントをフォローしておくと、最新情報を見逃しにくくなります。
Q. 近隣県からのアクセスは考慮されていますか?
A. はい。チケットの先行販売では岐阜県・三重県・静岡県・東京都・大阪府の住民も対象に含まれています。
Q. 地元企業も応援に参加していますか?
A. はい。商業施設でのPRブース設置や協賛キャンペーンなど、地元企業による応援の動きも広がっています。
Q. 大会を応援する取り組みは今後も増えますか?
A. はい。開幕が近づくにつれて、自治体・企業双方でさらに多くの応援キャンペーンやPRイベントが展開されると見られています。
Q. 地域の応援活動に個人で参加する方法はありますか?
A. ボランティアやサポーター制度への参加のほか、SNSでの応援投稿や地域イベントへの参加など、気軽にできる関わり方も多くあります。
まとめ
第20回アジア競技大会2026は、名古屋市の「なごやウェルカムサポーター」をはじめ、愛知県や周辺自治体、企業・団体が一体となって盛り上げています。想定を大きく上回った応募状況からも、地元の期待の高さがはっきりと表れています。
行政主導の取り組みと市民一人ひとりの応援の輪が重なり合うことで、大会をより一層特別なものにしていくはずです。開幕までの間、こうした地域の動きにもぜひ注目してみてください。
大会当日だけでなく、開幕までの準備期間そのものが、地域にとってのひとつの「祭り」になっているとも言えます。街のあちこちで見かける応援の輪を楽しみながら、開幕までのカウントダウンを過ごしてみてはいかがでしょうか。
お住まいの地域でどんな応援企画が行われているか、一度チェックしてみるのもおすすめです。

