100分de名著「すばらしい新世界」最終回|ムスタファ・モンドとジョンが対立する理由【9月28日】|9/28 22:25
2026年9月28日(月)22時25分からNHK Eテレで放送される「100分de名著」は、オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』の第4回・最終回です。中心になるのは、世界統制官ムスタファ・モンドと、管理社会に違和感を抱くジョンの対話です。
社会を安定させるために文学や芸術を手放すべきなのか。幸福を保証される代わりに、苦悩や自由を選ぶ余地が狭まる世界で、人間らしさをどう考えるのか。最終回の議論を理解するための人物関係と論点をまとめます。
放送情報と今回の見どころ
放送日時:2026年9月28日(月)22:25~22:50 放送局:NHK Eテレ。ハクスリー「すばらしい新世界」第4回・最終回です。
NHK出版は2026年9月刊の番組テキストを刊行し、講師に堤未果さんを掲載しています。9月28日の番組表では講師・堤未果さん、司会・伊集院光さんと安部みちこさん、朗読・近藤公園さんと櫻井成美さん、語り・小口貴子さんが案内されています。
世界統制官ムスタファ・モンドは何を主張する?
ムスタファ・モンドは、徹底的に安定を求める世界を運営する統制官です。最終回ではジョンらと会見し、社会の平穏を優先するなら文学や芸術も必要ではないという考えを示します。
この社会では、人々の不満や大きな葛藤をあらかじめ抑えることで集団の安定が保たれています。統制官の言葉は、人間にとっての幸福が安全や快適さだけで測れるのか、という作品全体の疑問を際立たせます。
ジョンはなぜ管理された幸福を受け入れられない?
ジョンは、管理社会の価値観を外側から見ることのできる人物です。彼が大切にする文学、深い感情、葛藤を伴う自由は、統制官が守ろうとする安定と衝突します。
単純に快適さを拒否しているというより、苦しみを含めた自分自身の生き方を選びたいという問いが重要です。番組はこの対話を通じて、幸福と自由を同時に求めることの難しさを考えます。
ジョンの孤独な生活と見世物化が描くもの
番組表の紹介では、会見後のジョンは実験材料のように管理社会へ留め置かれ、孤独な生活で自分を律しようとします。しかしその行為さえも周囲の見世物となり、人々が押し寄せるようになります。
自分で考えて決めた行動のつもりでも、社会のまなざしに消費されてしまう――最終回はそんな問題へも踏み込みます。具体的な結末だけを先に追うのではなく、自由を求める行為と、それを見る群衆の関係に注目すると作品の批評性が伝わります。
第3回までの流れと何が違う?
第3回では、ジョンとレーニナが同じ言葉で語り合っているようでも価値観を共有できない問題が中心でした。第4回では対立が個人間の関係から、社会制度そのものを運営する統制官との思想的な対話へ広がります。
前回の内容を振り返りたい人は、第3回のジョンとレーニナ、言葉が共有できない意味を解説した記事を読むと、最終回へ至る葛藤の流れを整理できます。
講師・堤未果と出演者、テキスト情報
2026年9月の番組テキスト『すばらしい新世界』はNHK出版から発売され、講師はジャーナリストの堤未果さんです。テレビ放送の司会は伊集院光さんと安部みちこさん。朗読は近藤公園さんと櫻井成美さん、語りは小口貴子さんと案内されています。
同じ作品を初回から読み直したい人は、第1回のソーマや階級制度、管理社会の解説記事も関連します。作品の社会設計からジョンの葛藤まで、シリーズを通して理解しやすくなります。
よくある質問(FAQ)
9月28日の「100分de名著」は第何回ですか?
ハクスリー『すばらしい新世界』の第4回・最終回です。NHK Eテレで22時25分から22時50分までの予定です。
ムスタファ・モンドとは誰ですか?
作品中で高度に管理された社会を運営する世界統制官です。最終回でジョンと社会の安定や芸術の意味をめぐって対話します。
2026年9月の講師は誰ですか?
NHK出版の2026年9月刊テキストで講師として掲載されているのは堤未果さんです。
まとめ
『すばらしい新世界』最終回の焦点は、安定を守るために文学や芸術も不要とするムスタファ・モンドと、苦悩や自由を含む生を求めるジョンの対立です。9月28日の放送では、個人の幸福と社会制度の関係を考えることが、4回の学びを締めくくる鍵になります。

