ヴィランの言い分対決SP「ユスリカvsハト」10月28日|蚊柱の理由とハトの意外な能力|10/28 19:25
2026年10月28日(水)19時25分から、NHK Eテレで「ヴィランの言い分 対決SP ユスリカvs.ハト」が放送されます。人の近くに集まって飛ぶユスリカと、駅前や公園で見かけるハトが、地獄のエンマ大王の前でそれぞれの言い分をぶつけ合う特別編です。
番組表では、蚊柱ができる理由やハトの子育て、さらにハトの脳とAI開発の意外な接点が紹介されると案内されています。見た目や行動から嫌われがちな2種類の生き物に、どんな役割や能力があるのかが見どころです。
放送日時・放送局・出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | ヴィランの言い分 対決SP ユスリカvs.ハト |
| 放送日時 | 2026年10月28日(水)19:25〜19:55 |
| 放送局 | NHK Eテレ1東京 |
| 出演者情報 | 武内駿輔、東サオリ(声)/川口由梨香、久保田祐佳(語り) |
| 内容 | ユスリカとハトの生態や意外な能力を対決形式で紹介 |
番組表には再放送を示す表示があり、同じタイトルの回は10月24日にも掲載されています。10月28日は、蚊柱やハトの意外な生態をもう一度楽しめる放送として案内されています。
ユスリカとハトが対決!今回の内容は?
今回のテーマは、身近なのに詳しく知られていない生き物の「言い分」です。ユスリカは夕暮れ時に人の頭の近くで蚊柱を作り、ハトは駅前や公園など人が集まる場所に集まってフンを落とすため、どちらも迷惑な存在として見られがちです。
番組表の詳しい説明では、ユスリカが蚊柱を作るのは子孫を残すためであること、ハトがヒナにミルク状の栄養を与えることなどが紹介されます。さらに、ハトの脳が将来のAI開発に役立つ可能性も取り上げられるとされています。
番組はエンマ大王が裁きを下す対決形式です。ただし、どちらが地獄行きになるのかという結論は、放送前に確認できた番組表の情報からは分かりません。生き物を人間の都合だけで判断せず、行動の理由や生態を知る構成が今回のポイントです。
蚊柱はなぜできる?ユスリカの群れは婚活会場
ユスリカが夕方に柱のような群れを作る行動は、見た目の不気味さとは違う意味を持っています。泉大津市の解説によると、蚊柱はユスリカが交尾のために群れているもので、街灯や家屋の照明に集まる性質もあります。
広島市の説明では、蚊柱は数十〜数百匹ほどのオスの群れで構成され、その中にメスが飛び込んで相手を見つけるとされています。人の頭の上や道路の上に群れができることがあるのは、周囲と違う場所や少し高い場所を選んで蚊柱を作る習性が関係すると考えられています。
この仕組みを知ると、ユスリカが人を狙って集まっているわけではないことが分かります。人にとっては邪魔でも、ユスリカにとっては繁殖のための行動です。番組の「蚊柱は婚活会場」という表現は、こうした生態を身近なたとえで捉える切り口といえます。
ユスリカは蚊と同じ?刺す虫なの?
ユスリカは姿が蚊によく似ていますが、蚊のように人の血を吸う虫ではありません。泉大津市や広島市の案内でも、ユスリカは人を刺したり血を吸ったりしないことが説明されています。
一方で、ユスリカが大量に発生すると、家の中に入り込んだり、洗濯物に付着したりして不快に感じることがあります。人に直接吸血される被害がなくても、生活の中で気になりやすいのはこのためです。
幼虫は水中で育ち、汚泥などの有機物を食べます。自治体の解説では、水質改善に関わる働きがあることや、魚や鳥などの餌になることも紹介されています。成虫だけを見ると迷惑な虫に思えても、幼虫の時期には水辺の環境や食物連鎖の一部を担っています。
発生を抑えるには、成虫を見つけて駆除するだけでなく、発生場所となる水路や側溝などの環境を整えることも重要です。泉大津市は、水がたまった場所や汚泥の清掃、水の流れを滞らせないことなどを対策として挙げています。薬剤を使う場合は、ほかの動植物への影響も考慮し、製品の注意事項を守る必要があります。
ハトがヒナに与える「ミルク」とは?
ハトの意外な特徴として番組表に登場するのが、ヒナにミルクを与える子育てです。ここでいうミルクは哺乳類の乳とは異なり、親鳥のそのうで作られる「ピジョンミルク」と呼ばれる栄養物です。
Merck Veterinary Manualによると、ハトやハトの仲間の親鳥は、そのうの細胞や分泌物から作られるピジョンミルクをヒナに与えます。脂肪とタンパク質を含み、ヒナが育つ初期の大切な栄養源になります。種子を食べるハトでは、成長にともなって親が与える餌が少しずつ種子中心に変わっていきます。
ハトは街で餌をついばむ姿が目立つため、身近な鳥という印象が強いかもしれません。しかし、子育ての仕組みを知ると、親鳥がヒナを育てるために独自の生理機能を備えていることが分かります。今回の放送では、こうした意外な生態が「嫌われ者」というイメージを見直す材料になりそうです。
ハトの脳はAI開発にどうつながる?
番組表は、ハトの脳が未来のAI開発に役立つ可能性を予告しています。これは、ハトをそのまま機械に置き換えるという意味ではなく、ハトが視覚情報を見分けて学習する仕組みを研究することが、認識や学習のモデルを考えるヒントになるという話として捉えると分かりやすいでしょう。
学術誌iScienceに掲載された研究では、ハトが複雑な視覚刺激を分類する能力を調べ、比較的単純な連合学習モデルでもその行動を説明できる可能性が検討されました。研究は、ハトの分類行動とモデルの学習結果が近いことを示し、視覚認知を理解するための手がかりになると論じています。
ただし、この研究だけで、ハトの脳を模倣すればすぐに高性能なAIが作れると結論づけることはできません。番組でどの研究者や実験が紹介されるかも、放送前の番組表だけでは確認できません。ここで注目したいのは、身近な動物の行動を観察することが、人間の脳や機械学習の仕組みを考えるきっかけになり得る点です。
ハトが人の集まる場所に多い理由と、餌やりの注意点
ハトは駅前や公園、広場など、人の生活圏でよく見かけます。人の近くにいることやフンの被害が目立つため、苦手に感じる人もいます。港区の案内では、ハトに餌を与えると繁殖が増え、個体数の増加につながること、フンや羽毛による生活環境への被害や健康上の問題が起こる場合があることを説明しています。
人が餌を与えることでハトが集まりやすくなれば、餌を求めて人を怖がらなくなることもあります。ハトの生態を知ることと、無制限に餌を与えることは別です。野生動物との距離を保ち、自治体の案内に従って餌やりを控えることは、人と鳥の双方にとって大切です。
ユスリカもハトも、人の生活に近い場所で目にするからこそ、嫌な部分が強く印象に残りがちです。しかし、ユスリカの幼虫が水辺の有機物を食べることや、ハトが独自の方法でヒナを育てることなど、見えにくい役割もあります。今回の対決は、単にどちらが迷惑かを決めるだけではなく、身近な生き物を少し違う角度から見る機会になりそうです。
前回10月24日放送分と10月28日の再放送
番組表では「ヴィランの言い分 対決SP ユスリカvs.ハト」が10月24日(土)にも掲載され、10月28日(水)の枠には再放送を示す表示があります。10月28日の放送内容も同じタイトルで案内されているため、ユスリカとハトの対決を見逃した人が確認できる機会です。
過去の同シリーズでは、身近な生き物や現象を題材に、嫌われがちな理由だけでなく、意外な役割や人間の暮らしとのつながりを紹介してきました。キニナルでは、カミキリムシのあごと道具の技術的なヒントを扱ったヴィランの言い分「カミキリムシ」回の記事も紹介しています。生き物の特徴が人間の技術や生活とどうつながるか、あわせて読むと番組の視点がより分かりやすくなります。
見逃し配信・視聴方法
NHKの総合テレビ・Eテレの番組は、放送後1週間以内であればNHK ONEで見逃し配信を利用できる場合があります。NHKオンデマンドの案内でも、放送から1週間以内の総合テレビ・Eテレの番組はNHK ONEを利用するよう案内されています。
ただし、すべての番組が必ず配信されるとは限らず、配信対象や視聴可能な期間は番組ごとに異なる場合があります。放送後に視聴する場合は、NHK ONEで番組名を確認してください。テレビでのリアルタイム視聴が難しい場合も、見逃し配信の対象になっていれば都合のよい時間に内容を確認できます。
参考にした情報
- 番組表.Gガイド「ヴィランの言い分 対決SP ユスリカvs.ハト」
- 泉大津市「ユスリカについて」
- 広島市「ユスリカ」
- 港区「ハトのエサやりについて」
- Merck Veterinary Manual「Nutrition in Pigeons and Doves」
- iScience掲載研究論文「The pigeon as a machine」
- NHKオンデマンド「サービス変更のお知らせ」
よくある質問
10月28日の「ヴィランの言い分」は何時からですか?
2026年10月28日(水)19時25分から19時55分まで、NHK Eテレ1東京で放送予定です。
ユスリカは人を刺しますか?
ユスリカは蚊に似ていますが、人の血を吸ったり刺したりしません。大量発生すると、家屋や洗濯物に付着するなどの不快な被害が起こることがあります。
ハトは本当にヒナにミルクを与えますか?
はい。ハトの親鳥は、そのうで作られるピジョンミルクをヒナに与えます。哺乳類の乳とは異なるものですが、ヒナの成長初期を支える栄養源です。
まとめ
10月28日放送の「ヴィランの言い分 対決SP ユスリカvs.ハト」は、蚊柱の理由やハトの子育て、ハトの視覚認知とAI研究の接点など、身近な生き物の意外な特徴を扱う回です。ユスリカは人を刺さず、蚊柱には繁殖行動としての意味があります。ハトもピジョンミルクでヒナを育てるなど、知られざる生態を持っています。
放送は19時25分からの30分間です。人にとって迷惑に感じる行動の裏側にどんな理由があるのか、エンマ大王の裁きとあわせて楽しめる内容になりそうです。

