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テレビ寺子屋『アジアゾウ 奇跡の誕生』小菅正夫|日本初の準間接飼育とタオ誕生|10/4 05:30

2026年10月4日(日)朝5時30分からテレビ西日本で放送予定の『テレビ寺子屋「アジアゾウ 奇跡の誕生」』。講師は、旭山動物園元園長で札幌市円山動物園参与の小菅正夫さんです。

この講演の中心は、円山動物園で2023年8月19日に誕生したアジアゾウの赤ちゃん「タオ」。日本で初めてとされる準間接飼育での出産、母ゾウ・パールの行動、そして赤ちゃんが大人の群れを変えていった過程が語られます。

『アジアゾウ 奇跡の誕生』の放送情報

項目内容
放送日2026年10月4日(日)
放送時間5:30〜
放送局テレビ西日本
番組テレビ寺子屋
テーマアジアゾウ 奇跡の誕生
講師小菅正夫

テレビ静岡の公式バックナンバーでは、この講演は第2437回として2025年6月22日に放送された内容です。地域局での放送タイミングが異なるため、福岡では2026年10月4日に編成されています。

円山動物園にアジアゾウ4頭が来た理由

小菅さんによると、2018年にミャンマーと日本の国際交流60周年を記念し、円山動物園にアジアゾウを迎えることになりました。繁殖を考えると単独ではなく、相性のよい群れを作ることが重要だったといいます。

選ばれたのは、群れのリーダーで最年長のメス「シュティン」、その娘「ニャイン」、若いメス「パール」、オスの「シーシュ」の4頭。動物だけを移すのではなく、円山動物園の職員・飼育員もミャンマーへ赴き、関係づくりを進めました。

準間接飼育とは?人とゾウ双方の安全を考えた方法

円山動物園では、飼育員が原則としてゾウと同じ空間に入らず、柵越しにケアする「準間接飼育」を採用しました。ゾウ舎には深さ3メートルのプール、深さ1メートルの砂、上から吊るす餌など、自然に近い行動を引き出す工夫も設けられています。

小菅さんは、この方法がゾウにとっても人にとっても安全性の高い飼育方法として評価されていると説明しています。今回の放送では、単に「赤ちゃんが生まれた」という話だけでなく、飼育環境をどう設計したかが重要な背景です。

パールの出産はなぜ“奇跡”と語られるのか

2022年春ごろ、パールの妊娠が判明しました。準間接飼育での出産は日本で初めてで、出産時にすぐ人が介助できないことなど不安要素もありました。それでも飼育チームは、若いニャインに出産を見せ、次の世代につなげる意味もあると考えたといいます。

2023年8月19日午後10時ごろに陣痛が始まり、予想より早く約30分で出産。パールは生まれたばかりの赤ちゃんに砂をかけ、軽く蹴るような行動を見せましたが、砂地の上で赤ちゃんは何度か転がり、約10分で自力で立ち上がりました。小菅さんは初産のパールを「完璧なお母さん」と表現しています。

赤ちゃん『タオ』が大人のゾウを群れにした

赤ちゃんは「タオ」と名付けられました。生後2か月ごろから他のゾウと一緒にすると、それまで別々に過ごすことの多かった大人たちがタオの周囲に集まるようになったといいます。

小菅さんが注目したのは、「大人が子どもを守るために群れを作る」という一方向の理解ではなく、子ども側にも自分を守らせる群れを作る力があるのではないかという点です。人間の集団でも赤ちゃんがいることで大人が笑顔になり、協力しやすくなるという例につなげています。

小菅正夫さんは誰?旭山動物園から円山動物園へ

小菅正夫さんは1948年北海道生まれ。北海道大学獣医学部を卒業後、旭川市旭山動物園に獣医師として勤務し、飼育係長、副園長を経て1995年に園長へ就任しました。現在は札幌市環境局参与として円山動物園を担当しています。

旭山動物園を定年退職した後にはスマトラ島でゾウについて学び、その知識が円山動物園での飼育や繁殖に生かされたと公式講演で語っています。動物園の展示だけでなく、飼育・繁殖・保全をつなげて考える人物です。

過去のテレビ寺子屋記事もあわせて

『テレビ寺子屋』は講師ごとにテーマが大きく変わる番組です。当サイトでは田中ウルヴェ京さんの「スポーツから学べる心のスキル」回など、直近の放送内容も紹介しています。

今回のアジアゾウ回は、子育てや人間関係を直接語る講演ではありませんが、赤ちゃんの存在が集団を変えるという観察から、人の社会にも通じる示唆が導かれる点に『テレビ寺子屋』らしさがあります。

よくある質問(FAQ)

テレビ寺子屋『アジアゾウ 奇跡の誕生』の講師は?

札幌市円山動物園参与の小菅正夫さんです。

アジアゾウの赤ちゃんの名前は?

2023年8月19日に生まれた赤ちゃんは『タオ』と名付けられました。

何が日本初だった?

円山動物園が導入した準間接飼育のもとでのアジアゾウ出産が日本初と紹介されています。

まとめ

『アジアゾウ 奇跡の誕生』は、円山動物園で日本初の準間接飼育による出産に挑んだ経緯と、赤ちゃん「タオ」が大人のゾウたちを群れとして結びつけた変化を小菅正夫さんが語る回です。出産そのものだけでなく、安全な飼育方法、繁殖、群れ、そしてアジアゾウ全体の保全までつながる内容として見ると理解が深まります。

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