家族のMCIにどう気づく?見逃したくない変化と受診を勧める声かけ|トリセツショー|10/1 19:30
MCIは日常生活が大きく崩れていない段階だからこそ、本人より先に家族が小さな変化へ気づくことがあります。2026年10月1日の「あしたが変わるトリセツショー」は、MCIに気づくための「もの忘れ」の特徴を取り上げます。
家族にできることは、症状を決めつけることではありません。以前と比べて何が変わったのかを具体的に見て、必要なら受診につなげることが重要です。
10月1日「MCIのトリセツ」の放送情報
| 番組名 | あしたが変わるトリセツショー |
| 放送日時 | 2026年10月1日(木)19:30〜20:15 |
| 放送局 | NHK総合 |
| テーマ | 認知症に先手を打つ!MCIのトリセツ |
| 司会 | 石原さとみ |
| ゲスト | 黒沢かずこ、コカドケンタロウ、中岡創一(ロッチ)ほか |
家族が気づきやすいMCI・認知機能低下のサイン
国立長寿医療研究センターのもの忘れ外来では、家族が答えるチェック項目として、同じことを言ったり聞いたりする、薬の管理が難しくなる、時間や場所の感覚が不確かになるなどを確認しています。
- 同じ質問や話を何度も繰り返す
- 置き忘れ・しまい忘れが以前より増える
- 薬やお金の管理が難しくなる
- 料理や家事の手順に時間がかかる
- 慣れた場所で迷うことがある
- 以前好きだったことへの関心が薄くなる
こうした変化は、1つ当てはまっただけでMCIと判断するものではありません。ポイントは「昔からそうだった」のか「最近になって明らかに増えた」のかを見ることです。
もの忘れとMCIの基本については、MCIの早期発見・受診先を整理した記事も参考になります。
本人への声かけで避けたいこと
「また忘れたの?」「認知症じゃない?」と強く責めると、本人が不安や抵抗感を強める場合があります。MCIかどうかが分からない段階では、病名を決めつけるより、健康状態を一緒に確認する姿勢が大切です。
たとえば「最近ちょっと疲れやすそうだから、一度かかりつけの先生に相談してみない?」のように、認知症だけを前面に出さず受診へつなげる方法があります。
家族は「できなくなったこと」だけでなく「できていること」も見る
MCIは、認知機能の低下があっても日常生活の自立が保たれている状態です。家族が何でも先回りして代わりに行うと、本人が自分でできる活動まで減ってしまうことがあります。
危険がない範囲では、本人が続けられる家事、買い物、趣味、交流などを尊重することも大切です。必要な部分だけを補助し、本人が選べる余地を残します。
認知症になった後も本人の希望や社会参加を重視する考え方については、トリセツショー認知症SPの記事や「診断後も社会と共に生きる」の記事も関連します。
受診を嫌がるときは家族だけで相談してもよい
本人が専門外来への受診を強く拒む場合でも、家族が地域包括支援センターや自治体の相談窓口へ先に相談する方法があります。かかりつけ医がいる場合は、家族から普段の変化を伝えて相談の進め方を聞くこともできます。
大切なのは、本人との関係を壊してまで一度に結論を出そうとしないことです。緊急性がなければ、日々の具体的な変化を記録し、受診しやすいタイミングを探します。
急な変化はMCIと決めつけず早めに医療機関へ
数時間から数日で急に様子が変わった、意識がぼんやりする、発熱や脱水があるといった場合は、ゆっくり進むMCIとは別の病気が原因の可能性があります。急激な変化は自己判断せず、速やかに医療機関へ相談してください。
よくある質問
家族がMCIかもしれないと感じたらどうすればよいですか?
まずは日常の具体的な変化を記録し、本人を責めたり決めつけたりせず、健康確認の一環として受診を勧める方法があります。
本人が受診を嫌がる場合はどうしますか?
無理に「認知症かもしれない」と迫るより、かかりつけ医への健康相談として提案する方法があります。家族だけで地域包括支援センターなどへ相談することもできます。
家族が気づきやすい変化はありますか?
同じことを繰り返す、薬の管理が難しくなる、時間や場所の感覚が不確かになる、以前の関心が薄れるなどが、専門機関のチェック項目として使われています。
まとめ
家族がMCIに気づくポイントは、忘れた回数を数えることではなく、以前と比べた生活上の変化を見ることです。同じ質問、薬の管理、時間や場所の感覚、家事の段取りなど、具体的な変化を記録すると受診時にも役立ちます。
本人を責めたり病名を決めつけたりせず、できていることを尊重しながら必要な支援につなげることが、家族にできる大切な対応です。

