ザ・偉人伝10月17日|吉田正・弦哲也の名曲は?「いつでも夢を」「天城越え」誕生の軌跡|10/17 21:00
10月17日(土)21時からBS朝日で放送される「ザ・偉人伝」は、作曲家の吉田正と弦哲也を取り上げる2時間特集です。2025年12月20日に初回放送された「トップスターが愛した珠玉のメロディー『吉田正・弦哲也』~昭和歌謡黄金期の巨人~」の再放送で、終了予定は22時54分です。
番組の軸になるのは、吉田正の「有楽町で逢いましょう」「いつでも夢を」と、弦哲也の「天城越え」「東尋坊」など、昭和から現在まで歌い継がれてきた名曲です。曲そのものだけでなく、二人がどんな経験を経て独自のメロディーを生み出したのかが丁寧にたどられます。
ザ・偉人伝10月17日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月17日(土) |
| 放送時間 | 21:00〜22:54 |
| 放送局 | BS朝日1/BS朝日4K |
| 特集 | 吉田正・弦哲也 ~昭和歌謡黄金期の巨人~ |
| 初回放送 | 2025年12月20日(土) |
| インタビュー | 水森かおり、川中美幸、由紀さおり、三田明、宮本隆治、吉田裕ほか |
BS朝日公式では、今回を再放送として案内しています。約2時間を使い、吉田正と弦哲也それぞれの半生と代表曲の背景を行き来しながら、「なぜ今も耳に残るのか」を人物史とともに描く内容です。
同じ「ザ・偉人伝」では、昭和歌謡を人物や時代背景から掘り下げる特集が続いています。シリーズの雰囲気を先に知りたい方は、ムード歌謡3時間スペシャルの記事も参考になります。
吉田正の代表曲は?「いつでも夢を」までの道
吉田正は、高度成長期の日本を彩った作曲家として知られています。番組では華やかなヒット曲から入るだけでなく、その原点にシベリア抑留の体験があったことを大きく扱います。
BS朝日公式によると、吉田は子どもの頃から音楽が好きで、戦地でも仲間と楽団を組むほど音楽に親しんでいました。敗戦後はシベリアに抑留され、生死をさまよう厳しい生活を送ります。その中でも戦友を励ますために歌を作り、一緒に歌ったという経験が紹介されます。
シベリアで生まれた歌が転機に
復員前の1948年、NHKラジオの素人のど自慢で、シベリアから戻った中村耕造が「俘虜の歌える」と題された歌を披露したことが話題になりました。番組公式では、その曲こそ吉田が抑留中に作った旋律に抑留兵が詞をつけ、現地で広まった歌だったと説明されています。
この出来事が、戦後の吉田の作曲人生につながっていきます。復員後は日本ビクターの専属作曲家となり、それまでの歌謡曲とは異なる新しい感覚を追求しました。
「有楽町で逢いましょう」「いつでも夢を」が示した新しさ
吉田の代表曲として番組で挙げられているのが、フランク永井の「有楽町で逢いましょう」、橋幸夫と吉永小百合の「いつでも夢を」、そして「誰よりも君を愛す」などです。
BS朝日の過去の「昭和偉人伝」では、吉田のメロディーは都会派、都会調と呼ばれたことが紹介されています。従来の歌謡曲の型にとらわれず、新しい言葉やリズムを取り込み、高度成長期の都市の空気を音楽にした点が大きな特徴です。
今回の「ザ・偉人伝」では、吉田が約2400曲を残したことにも触れます。一曲のヒットだけを見るのではなく、戦争体験から戦後の大衆文化へとつながる長い道のりを見ると、「いつでも夢を」の明るさがより印象的に感じられそうです。
弦哲也の代表曲は?「ふたり酒」から「天城越え」へ
もう一人の主人公、弦哲也は「天城越え」「ふたり酒」「東尋坊」「鳥取砂丘」などで知られる作曲家です。番組では、最初から作曲家として成功した人物ではなく、長い歌手時代の苦労を経て作曲へ進んだ人物として描かれます。
公式ページによると、弦は古賀メロディーや田端義夫に影響を受け、少年時代からギターに夢中になりました。歌手になる夢を抱き、14歳で上京。高校に通いながら修行を続け、念願のデビューを果たしますが、すぐにはヒットに恵まれませんでした。
北島三郎の助言が作曲家への転機
家庭を持ってからも苦しい時期が続いた弦に、作曲家への転向を勧めたのが北島三郎でした。BS朝日の別回でも、弦が北島を「オヤジ」と慕い、若手歌手時代に大きな影響を受けたことが紹介されています。
転機になったのが川中美幸の「ふたり酒」です。デビューから長い年月を経て、この曲のヒットによって作曲家として道が開けました。
「天城越え」で新しい境地へ
1986年には石川さゆりの「天城越え」が大ヒット。番組公式は、この曲が日本レコード大賞金賞を受賞したことを紹介しています。
弦哲也は、やさしさを感じさせる演歌だけではなく、強い情念を表現する「天城越え」によって新たな作曲の幅を示しました。その後も美空ひばり、石原裕次郎への楽曲提供や、水森かおりの「東尋坊」「鳥取砂丘」など、長く歌われる作品を生み出しています。
弦哲也が登場する別番組の内容を知りたい方は、「きみまろ昭和歌謡黄金時代」の弦哲也特集記事もあわせて読むと、今回とは違う角度から代表曲を振り返れます。
吉田正と弦哲也は何が共通している?
二人は活躍した時期も音楽的な個性も同じではありません。それでも今回の番組が二人を並べる理由は、歌謡曲の歴史を「受け継ぎながら変えた」作曲家という点にあります。
吉田は戦前・戦中の経験を背負いながら、戦後の都市生活に似合う新しい歌謡曲を作りました。一方の弦は、古賀メロディーなど先人の歌に憧れ、歌手としての挫折や北島三郎との出会いを経て、自分自身の演歌の形を築きました。
番組公式は、吉田が日本作曲家協会の会長・名誉会長を歴任したこと、弦も日本作曲家協会会長や日本音楽著作権協会会長を務め、名曲を後世につなぐ役割を担ってきたことを紹介しています。作るだけでなく、次の世代へ歌を渡す立場になった点も二人を結ぶ重要な要素です。
インタビュー出演者は誰?
公式に掲載されているインタビュー出演者は、水森かおり、川中美幸、由紀さおり、三田明、宮本隆治、吉田正の甥にあたる吉田裕ほかです。
水森かおりは弦哲也作曲の「東尋坊」「鳥取砂丘」などと縁が深く、川中美幸は弦の作曲家人生を大きく開いた「ふたり酒」を歌っています。本人の歩みだけでなく、実際に作品を歌ってきた歌手の言葉が入ることで、メロディーが歌い手にどう受け継がれたのかも見どころになります。
三田明は吉田正門下を代表する歌手の一人です。吉田の作曲人生を、資料だけでなく身近で接した人物の証言からたどれる点も、この回ならではのポイントです。
10月17日の見どころは名曲の「背景」
「いつでも夢を」や「天城越え」は曲名を知っていても、作曲家本人の人生まで詳しく知る機会は多くありません。今回の番組は、名曲を並べるだけでなく、その曲が生まれる前に何があったのかを追う構成です。
吉田正では、シベリア抑留という極限状態の中でも人を励ますために歌を作った経験が、その後の創作へどうつながったのかが大きな柱です。弦哲也では、歌手として結果が出ない時期を経て、北島三郎の助言で作曲へ向かった転換点が描かれます。
二人の人生を知ったうえで代表曲を聴くと、同じメロディーでも受け取り方が変わります。昭和歌謡に詳しい方はもちろん、曲名だけ知っている方にも入りやすい特集です。
参考にした情報
よくある質問
ザ・偉人伝の吉田正・弦哲也回はいつ放送されますか?
2026年10月17日(土)21時から22時54分まで、BS朝日1とBS朝日4Kで再放送される予定です。
吉田正の代表曲は何ですか?
番組では「有楽町で逢いましょう」「いつでも夢を」「誰よりも君を愛す」などが取り上げられます。
弦哲也の代表曲は何ですか?
「ふたり酒」「天城越え」「東尋坊」「鳥取砂丘」などが代表曲として紹介されます。
インタビューには誰が出演しますか?
BS朝日公式では、水森かおり、川中美幸、由紀さおり、三田明、宮本隆治、吉田裕ほかが掲載されています。
まとめ
10月17日の「ザ・偉人伝」は、吉田正と弦哲也という二人の作曲家を、代表曲と人生の転機から振り返る2時間特集です。
吉田正はシベリア抑留を経て戦後の歌謡界に新しいリズムと都会的な感覚を持ち込み、弦哲也は長い歌手時代と北島三郎との出会いを経て「ふたり酒」「天城越え」へたどり着きました。「いつでも夢を」と「天城越え」をはじめ、誰もが耳にした名曲の背景まで知りたい方に注目の放送です。

