石塚伸一 刑事政策・犯罪学|歴史探偵「監獄の光と影」11月9日23:50|11/9 23:50
11月9日(月)23時50分からNHK総合で再放送される「歴史探偵 監獄の光と影」では、石塚伸一さんが解説者として登場します。
石塚さんは、刑事法学、とくに刑事政策・犯罪学を研究してきた龍谷大学名誉教授です。今回の番組では、旧奈良監獄や網走監獄、昭和前期の刑務所で行われた「転向」など、日本の監獄が持つ光と影を考えるうえで専門分野が深く関わっています。
石塚伸一が出演する歴史探偵の放送日時
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月9日(月)23:50〜翌0:35 |
| 放送局 | NHK総合1・東京 |
| 番組 | 歴史探偵「監獄の光と影」 |
| 出演 | 佐藤二朗、片山千恵子、石塚伸一、木村穂乃 |
| 石塚伸一の役割 | 解説 |
| 放送形態 | 11月4日22:00放送回の再放送 |
11月9日の放送は、11月4日(水)22時から放送された回の再放送です。番組表では、司会が佐藤二朗さんと片山千恵子アナウンサー、解説が石塚伸一さん、リポーターが木村穂乃アナウンサーと案内されています。
今回の番組内容そのものは、歴史探偵「監獄の光と影」の番組記事でも整理しています。人物よりも旧奈良監獄や網走監獄の内容を先に確認したい方はこちらも参考になります。
石塚伸一は何者?刑事政策・犯罪学を研究してきた専門家
石塚伸一さんは1954年東京都生まれです。日本評論社の著者紹介では、中央大学大学院法学研究科博士後期課程を退学し、九州大学法務研究科から博士(法学)の学位を取得したことが紹介されています。
2023年3月に龍谷大学を定年退職し、同年4月から龍谷大学名誉教授となりました。日本評論社のプロフィールでは、2024年11月時点で龍谷大学名誉教授・弁護士とされています。
研究の中心は刑事法学です。刑事司法未来のプロフィールでは、とくに刑事政策・犯罪学を研究領域とし、受刑者の権利、監獄の歴史、死刑問題、薬物依存からの回復、宗教教誨など幅広いテーマに取り組んできたことが示されています。
「監獄の光と影」というテーマで、なぜ石塚さんが解説者に選ばれているのかを考えると、番組で扱われる内容と研究分野が非常に近いことが分かります。
歴史探偵「監獄の光と影」で扱うテーマ
番組表によると、「監獄の光と影」は、今年公開ミュージアムとしてオープンした旧奈良監獄を入り口に、日本の監獄の歴史をたどる回です。
明治時代の監獄には、近代的な法治国家であることを欧米に示す役割と、労働や規律を通して受刑者を「再生」させようとする理念がありました。その理想型として旧奈良監獄が取り上げられます。
一方で、番組は北海道の網走監獄にも目を向けます。博物館 網走監獄の公式サイトも、11月4日の「歴史探偵」で同館が取り上げられたことを告知しています。
監獄は近代国家の制度として整えられる一方、受刑者の労働力が厳しい環境で使われた歴史も持っています。番組タイトルにある「光と影」は、近代化や更生の理念だけでなく、制度が人を強く拘束する側面まで合わせて見ることを示しています。
石塚伸一の研究テーマと今回の番組がつながる理由
石塚さんの研究テーマには、受刑者の権利や監獄の歴史が含まれます。刑務所を単なる犯罪者の収容施設として見るのではなく、刑罰や更生、国家権力、人権との関係から捉える研究です。
龍谷大学の犯罪学研究センターの紹介では、犯罪研究だけでなく、支援や立ち直りに関わる活動にも取り組んできたことが紹介されています。「人にやさしい犯罪学」という言葉で、犯罪を起こした人を社会から切り離すだけではなく、回復や社会復帰まで考える姿勢が示されています。
今回の「歴史探偵」では、明治の監獄が「罪人を再生する」場所として構想された一方で、昭和前期には国に従わない人の思想を変える「転向」の場にもなったことを扱います。
更生を目指す制度と、権力が人の思想に介入する制度は、同じ施設の歴史の中に共存していました。こうした二面性を理解するうえで、刑事政策や犯罪学を専門とする石塚さんの解説が重要な位置を占める回です。
旧奈良監獄と網走監獄は何が違う?
今回登場する二つの監獄は、どちらも日本の近代刑事政策を考える重要な場所ですが、番組では異なる角度から紹介されます。
旧奈良監獄は、明治政府が近代的な監獄制度を形にした象徴的な施設として扱われます。建築や制度を通して、近代国家としての日本を対外的に示す意味もあったとされています。
それに対して網走監獄は、北海道開拓と受刑者労働の歴史と強く結び付いています。博物館 網走監獄は現在、当時の建物や資料を通してその歴史を伝える施設となっています。
番組では、監獄を「古い建物」として眺めるだけではなく、その場所でどのような理念が掲げられ、実際に人がどのように扱われたのかを比べることで、制度の姿を浮かび上がらせます。
昭和前期の「転向」と監獄のもう一つの側面
番組後半の重要なテーマが「転向」です。番組表では、昭和前期の刑務所で、国に従わない人の思想を変える「転向」が行われたと説明されています。
ここで浮かぶのは、刑罰が犯罪行為への処分にとどまらず、思想や価値観にまで踏み込む危険性です。
石塚さんは刑事政策を専門とし、監獄の歴史や受刑者の権利を研究してきました。今回の放送では、監獄制度が「社会復帰を目指す場所」と「国家権力が個人を統制する場所」の両方になり得ることを、歴史の具体例から考える構成になっています。
石塚伸一の代表的な活動
石塚さんは大学での研究・教育だけでなく、犯罪学や刑事司法に関わる実践的な活動も続けています。
龍谷大学の犯罪学研究センターではセンター長を務め、治療法学や法教育・法情報の研究にも関わってきました。また、依存からの回復を支えるネットワークづくりにも参加しています。
刑事司法未来のプロフィールでは、研究テーマとして死刑問題や薬物依存からの回復、宗教教誨なども挙げられています。犯罪や刑罰を制度だけでなく、人がどのように立ち直り、社会と再びつながるかという視点から考えてきた研究者です。
2026年にも刑事司法や死刑制度に関する活動情報が掲載されており、大学退職後も専門分野での発信を続けています。
前回11月4日放送では何が紹介された?
11月9日23時50分の放送は再放送のため、内容は11月4日の初回放送と同じです。
初回放送では、旧奈良監獄の公開をきっかけに、明治以降の監獄制度をたどりました。旧奈良監獄が示した近代化の理念、網走監獄に象徴される過酷な受刑者労働、そして昭和前期の「転向」まで、時代によって変化する監獄の役割を取り上げています。
再放送から見る方は、石塚伸一さんがどの場面で刑事政策・犯罪学の視点を加えるのかに注目すると、建物の歴史だけではなく、監獄という制度が社会とどのように結び付いてきたのかを理解しやすくなります。
参考にした情報
よくある質問
石塚伸一さんは何の専門家ですか?
刑事法学の研究者で、とくに刑事政策・犯罪学を専門としてきました。受刑者の権利、監獄の歴史、死刑問題、薬物依存からの回復なども研究テーマです。
石塚伸一さんは歴史探偵で何を担当しますか?
11月9日23時50分から再放送される「歴史探偵 監獄の光と影」で解説を担当します。番組では旧奈良監獄、網走監獄、昭和前期の「転向」などを扱います。
11月9日の歴史探偵は再放送ですか?
はい。11月4日(水)22時から放送された「監獄の光と影」の再放送で、11月9日(月)23時50分からNHK総合で放送予定です。
まとめ
石塚伸一さんは、刑事政策・犯罪学を専門としてきた龍谷大学名誉教授で、監獄の歴史や受刑者の権利などを長く研究してきました。
11月9日23時50分から再放送される「歴史探偵 監獄の光と影」では、その専門性を生かして、旧奈良監獄や網走監獄、昭和前期の「転向」を含む監獄制度の二面性を読み解く解説者として登場します。

