新美の巨人たち「森英恵・菊のパジャマドレス」松田ゆう姫がたどる世界進出の一着【11/5 12:00】|11/5 12:00
2026年11月5日(木)正午から、びわ湖放送(BBC)で「新美の巨人たち」が放送されます。今回のテーマは、生誕100年を迎えた森英恵と、世界へ羽ばたくきっかけとなった一着のドレスです。
番組で取り上げるのは、森英恵の代表作として知られる「菊のパジャマドレス」です。アートトラベラーは松田ゆう姫さんです。
映画衣装の仕事からニューヨーク、パリへと活動を広げた森英恵の歩みをたどります。
新美の巨人たち11月5日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月5日(木)12:00~ |
| 放送局 | びわ湖放送(BBC) |
| 番組名 | 新美の巨人たち |
| 今回のテーマ | 生誕100年、森英恵が世界に羽ばたいた一着のドレス |
| アートトラベラー | 松田ゆう姫 |
| ナレーション | 磯村勇斗 |
| 番組内容に登場する人物 | 森英恵、岡田茉莉子 |
びわ湖放送の番組一覧では、「新美の巨人たち」は木曜日の正午に放送する番組として紹介されています。今回のテーマと出演者は、テレビ東京が2026年5月16日に放送した同じ内容の番組ページで確認できます。
前回(5月16日放送)の「新美の巨人たち」で紹介された内容
テレビ東京では2026年5月16日(土)に、今回と同じ「生誕100年、森英恵が世界に羽ばたいた一着のドレス」を放送しています。公式の放送ページには、菊のパジャマドレスが生まれた背景、映画衣装の仕事、小津安二郎作品との関わり、岡田茉莉子さんの証言、松田ゆう姫さんの出演が掲載されています。
11月5日のびわ湖放送の回も、森英恵の同じテーマを扱います。初めて見る方は、ドレスが世界へ出ていくまでの経緯を中心に楽しめます。
森英恵が世界へ羽ばたいた「菊のパジャマドレス」とは?
「菊のパジャマドレス」は、森英恵がアメリカで活動を広げる時期を象徴する作品の一つです。国立新美術館の生誕100年回顧展の解説では、1966年の作品《イヴニングアンサンブル(ジャンプスーツ、カフタン「菊のパジャマドレス」)》として紹介されています。
テレビ東京の番組紹介によると、このドレスが世界へ飛躍するきっかけになった背景には、戦後の日本製品に向けられていた評価がありました。当時の「日本製」は粗悪品の代名詞のように扱われ、森英恵はその屈辱をバネに作品づくりを進めたと説明されています。
日本の布地と美意識を海外へ伝えた一着
森英恵は1965年、ニューヨークで初めてのコレクション「MIYABIYAKA(雅やか)」を発表しました。国立新美術館の解説によると、日本美術や文学、日本の布地について学び直した成果をもとにしたコレクションで、「East Meets West(東と西の出会い)」と評され、現地の高級百貨店で取り扱われるようになりました。
森英恵が大切にしたのは、日本産の帯地や絹織物です。着物文化の中で育まれた布地に鮮やかな色彩のプリントを施し、日本的な美しさを洋服の表現へ取り入れました。
「菊のパジャマドレス」は、写真家リチャード・アヴェドンの撮影によって雑誌『ヴォーグ』でも大きく紹介されました。国立新美術館は、この作品をアメリカ時代の森英恵の活躍を象徴する一作として解説しています。
菊の柄だけでなく、素材や形にも注目
作品名にある「菊」は、日本を連想させるモチーフです。番組や展覧会の公式説明が強調しているのは、柄の意味だけではありません。
日本の布地を生かし、海外のファッションの場で新しい表現として提示したことも、作品を理解するうえで大切なポイントです。
国立新美術館の作品解説では、該当作はジャンプスーツとカフタンによるイヴニングアンサンブルとして記録されています。単に和柄を洋服へ移したのではなく、布の質感や色彩、着こなしを含めた森英恵のデザインとして見ることができます。
森英恵の原点は映画衣装の仕事にあった
森英恵は1950年代にデザイナーとしてのキャリアを始め、映画衣装の制作を通じて頭角を現しました。国立新美術館の展覧会紹介でも、映画衣装の仕事が初期の活動を軌道に乗せた大きなきっかけとして説明されています。
テレビ東京の番組内容では、森英恵が小津安二郎監督の作品を担当したことにも触れています。日本映画の黄金期を支えた女優・岡田茉莉子さんが、森英恵の衣装デザインについて思い出を語る構成です。
映画『秋日和』と松田ゆう姫の対談
摂南大学の告知によると、2026年5月16日の放送では、森英恵が衣装を担当した映画『秋日和』(1960年)について、同大学の辰已知広講師が松田ゆう姫さんと対談しました。
映画衣装は、俳優が演じる人物の時代や暮らし、性格を視覚的に伝える仕事です。森英恵は映画の現場で経験を重ねたあと、既製服や海外コレクションへと表現の幅を広げていきました。
今回の番組では、映画の衣装づくりと世界的なファッションデザイナーとしての活動が、どのようにつながっていたのかにも注目できます。
ニューヨークからパリへ、森英恵の海外での歩み
1965年のニューヨークコレクションを経て、森英恵はアメリカで活動を広げます。国立新美術館の資料では、日本の帯地や絹織物を使った作品が注目を集め、写真やファッション誌を通じてそのデザインが紹介された経緯がまとめられています。
さらに1977年、森英恵はパリ・オートクチュール組合の正会員となりました。国立新美術館は、日本人初、そしてアジア人初の快挙として紹介しています。
パリでは、それまでの色や柄を生かした表現に加え、オートクチュールならではの素材や技巧を取り入れ、創作の幅を広げました。
森英恵の活動はドレスの制作だけにとどまりません。1966年にはファッション情報誌『森英恵流行通信』を刊行し、1969年には『流行通信』へと発展しました。
1978年には東京・表参道にハナヱ・モリビルを完成させ、ファッションを発信する場づくりにも力を注いでいます。
1961年に提唱した「ヴァイタル・タイプ」
国立新美術館の回顧展では、森英恵が1961年1月号の雑誌『装苑』で提唱した「ヴァイタル・タイプ」という人物像も紹介されました。生き生きと生命力にあふれ、仕事を持ち、努力を惜しまない女性像です。
アーティストであり、働く女性であり、妻であり母でもあるという森自身の生き方とも重なります。
ドレスだけでなく制服や日常の服にも広がったデザイン
森英恵はオートクチュールだけでなく、日本航空やオリンピック日本選手団、公共施設、学校などの制服も手がけました。国立新美術館の解説では、集団で着用したときに生まれる美しさを「集団美」として大切にしていたことが紹介されています。
世界の舞台で発表する一点もののドレスと、日々の仕事や暮らしを支える服。その両方に取り組んだことも、森英恵の仕事を知るうえで欠かせない側面です。
国立新美術館の解説では、1969年に販売を始めたカジュアルドレス「ハナヱ・モリ バンロン」も取り上げています。洗いやすく、しわになりにくい素材を使い、実用性と夢のあるデザインを両立させた服として紹介されました。
松田ゆう姫がアートトラベラーとして森英恵の作品に迫る
今回のアートトラベラーは松田ゆう姫さんです。テレビ東京の公式番組ページでは、松田さんが森英恵の作品と歩みに向き合う出演者として紹介されています。
番組では、世界進出のきっかけとなった「菊のパジャマドレス」に加え、映画衣装の仕事や小津安二郎監督との関わり、岡田茉莉子さんの証言が取り上げられます。森英恵の人生を年表のように追うだけでなく、一着のドレスを手がかりに、デザインの背景をたどる内容です。
ナレーションは磯村勇斗さん。番組のオープニング曲は亀田誠治さん作曲・編曲の「カミーユ」、エンディング曲は「雨のカフェテラス」です。
森英恵の生誕100年回顧展も開催
2026年は森英恵の生誕100年にあたり、国立新美術館では回顧展「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」が開催されました。会期は2026年4月15日から7月6日までで、オートクチュールのドレスや資料、初公開作品を含む約400点が紹介されました。
展覧会では、日本での映画衣装の仕事、アメリカでの活動、パリのオートクチュール、ファッションメディアの立ち上げなど、森英恵の仕事を複数の角度から紹介。会期は終了していますが、番組で取り上げるドレスや活動の背景を知る資料になります。
参考にした情報
- テレビ東京「新美の巨人たち」2026年5月16日放送回
- びわ湖放送「番組一覧」
- 国立新美術館「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」
- 「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」公式サイト
- 摂南大学「新美の巨人たち」に国際学科の辰已講師が出演
- テレ東電鉄「生誕100年、森英恵が世界に羽ばたいた一着のドレス」
よくある質問
11月5日の「新美の巨人たち」は何時からですか?
2026年11月5日(木)正午から、びわ湖放送(BBC)で放送予定です。BBCの番組一覧でも、同番組は木曜日の正午枠として案内されています。
今回のアートトラベラーは誰ですか?
松田ゆう姫さんです。ナレーションは磯村勇斗さんが担当します。
「菊のパジャマドレス」は何年の作品ですか?
国立新美術館の作品解説では、1966年の《イヴニングアンサンブル(ジャンプスーツ、カフタン「菊のパジャマドレス」)》として紹介されています。
森英恵の回顧展は現在も開催していますか?
国立新美術館での「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」は、2026年7月6日に会期を終了しています。
まとめ
11月5日放送の「新美の巨人たち」は、森英恵が世界へ羽ばたくきっかけとなった「菊のパジャマドレス」を取り上げます。アートトラベラーの松田ゆう姫さんとともに、映画衣装の仕事からニューヨーク、パリへと続いた森英恵の歩みをたどる内容です。
日本の布地や美意識を海外へ伝えた一着が、どのように生まれ、世界で評価されていったのか。ドレスそのものの美しさと、森英恵が切り開いた道の両方に注目したい回です。

