ザルツブルク音楽祭2021エフゲーニ・キーシンの曲目は?10月15日放送の演奏曲まとめ|10/15 13:00
2026年10月15日(木)13時からNHK BSP4Kで放送される「ザルツブルク音楽祭2021 エフゲーニ・キーシン リサイタル」は、世界的ピアニストエフゲーニ・キーシンがザルツブルク音楽祭で披露したリサイタルを味わえる音楽番組です。
番組表ではベルク、フレンニコフ、ガーシュウィンらの作品が紹介されており、録音作品「The Salzburg Recital」にはショパンのノクターン、即興曲、スケルツォ、ポロネーズ、さらにアンコールまで収録されています。放送前に演奏曲の流れを知っておきたい方に向けて、曲目と見どころを整理しました。
10月15日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月15日(木) |
| 放送時間 | 13:00〜14:47 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 番組 | ザルツブルク音楽祭2021 エフゲーニ・キーシン リサイタル |
| 出演 | エフゲーニ・キーシン(ピアノ) |
| ジャンル | クラシック音楽・ピアノリサイタル |
J:COMテレビ番組表では、10月15日13:00から14:47までの放送として掲載されています。出演者はエフゲーニ・キーシンです。
今回の映像は2021年のザルツブルク音楽祭で収録された演奏です。ザルツブルク音楽祭公式アーカイブにもキーシンのリサイタル記録が残され、Deutsche Grammophonの公式商品ページでは同音楽祭でのライブ録音として「The Salzburg Recital」が紹介されています。
キーシンはどんなピアニスト?
エフゲーニ・キーシンは、幼少期から卓越した演奏で注目を集め、長く世界の第一線で活動しているピアニストです。圧倒的な技巧で知られる一方、年齢を重ねるにつれて音の構築や作品解釈の深さでも高い評価を得ています。
STAGE+の公式紹介では、このザルツブルク音楽祭2021の演奏について、ベルク、フレンニコフ、ガーシュウィン、ショパンなど幅広い作曲家の作品を取り上げ、キーシンの技巧だけでなく音楽性の深まりも味わえる内容として紹介されています。
今回のプログラムは、ロマン派のショパンだけに集中したリサイタルではありません。20世紀のベルク、ソ連の作曲家フレンニコフ、アメリカのガーシュウィンを並べたあと、ショパンの長いまとまりへ進む構成です。
そのため、キーシンの「豪快な超絶技巧」を見るだけでなく、作曲家ごとに音色やリズム感がどう変化するかを聴き比べる楽しみがあります。
放送で披露される主な曲目は?
番組表には、ベルクの「ピアノ・ソナタ 作品1」、フレンニコフの「ピアノのための3つの小品 作品5 第3『舞曲』」、同じくフレンニコフの「ピアノのための5つの小品 作品2」、ガーシュウィンの「3つの前奏曲」などが掲載されています。
Deutsche Grammophonが発売する「The Salzburg Recital」の収録曲を見ると、このリサイタル全体がさらに詳しく分かります。
ベルク「ピアノ・ソナタ 作品1」
最初に置かれているのがアルバン・ベルクの「ピアノ・ソナタ 作品1」です。ベルク初期の代表的なピアノ作品で、ひとつの楽章の中に濃密な和声と大きなうねりが詰まっています。
ショパンのように旋律が前面に出る作品とは違い、音の重なりや緊張感をじっくり聴く曲です。キーシンが音量だけではなく、内声や和声の変化をどう整理して聞かせるかに注目すると、冒頭から演奏の集中力が伝わってきます。
フレンニコフ「5つの小品 作品2」「舞曲」
続くティホン・フレンニコフの小品は、ベルクとは異なる輪郭のはっきりしたリズムや性格を持っています。録音では「5つの小品 作品2」の各曲に加え、「Dance 作品5の3」も収録されています。
短い曲が連なるため、一曲ごとのテンポや表情の切り替えが見どころです。キーシンの打鍵の鮮やかさや、短いフレーズの中でキャラクターを変える巧さを楽しみやすい部分です。
ガーシュウィン「3つの前奏曲」
ジョージ・ガーシュウィンの「3つの前奏曲」は、クラシックの書法にジャズのリズムや和声感が溶け込んだ人気曲です。
3曲はそれぞれ性格が異なり、外側の曲はリズミカルで切れ味があり、中間の曲ではより歌うような雰囲気が広がります。キーシンの重厚な音色が、ガーシュウィンではどこまで軽やかに変化するかが聴きどころです。
ショパンは何を弾く?ノクターンから英雄ポロネーズまで
リサイタル後半の大きな柱はフレデリック・ショパンです。Deutsche Grammophonの公式収録曲では、ノクターン、3つの即興曲、スケルツォ第1番、ポロネーズ変イ長調作品53が並んでいます。
キーシンはショパンを重要なレパートリーとして長く演奏してきたピアニストです。今回の選曲では、静かな歌と自由な流れを持つ作品から、劇的で大規模な作品へと進むため、ひとつの作曲家の中でも異なる表情を味わえます。
ノクターン ロ長調 作品62の1
ノクターン ロ長調 作品62の1は、ショパン晩年の作品です。華やかさよりも、細やかな装飾と内省的な歌が印象に残ります。
キーシンの強い打鍵を想像して見ると、こうした繊細な作品でどれほど音を抑え、旋律を浮かび上がらせるかが興味深いところです。
即興曲第1番・第2番・第3番
録音には即興曲第1番 変イ長調 作品29、第2番 嬰ヘ長調 作品36、第3番 変ト長調 作品51が収録されています。
3曲を続けて聴くことで、同じ「即興曲」という題名でも性格が異なることが分かります。流れるような速いパッセージ、歌う中間部、和声の陰影など、キーシンの音色の変化を追いやすいまとまりです。
スケルツォ第1番と英雄ポロネーズ
ショパン部分の終盤にはスケルツォ第1番 ロ短調 作品20、そしてポロネーズ変イ長調 作品53が置かれています。
ポロネーズ変イ長調作品53は「英雄ポロネーズ」の愛称でも知られ、堂々としたリズムと大きな音響が魅力です。キーシンの力強さが最も分かりやすく発揮される一曲として、番組のクライマックスを楽しみにしている方も多いでしょう。
アンコールは何を演奏した?
Deutsche Grammophonの公式収録曲では、アンコールとしてメンデルスゾーン、キーシン自身の作品、ショパン、ドビュッシーが記録されています。
- メンデルスゾーン:無言歌集 作品38 第6曲「デュエット」
- エフゲーニ・キーシン:Dodecaphonic Tango 作品1の2
- ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
- ドビュッシー:「月の光」
本編だけでも作曲家の幅が広いリサイタルですが、アンコールはさらに振れ幅があります。自作曲まで含まれている点は、ピアニストとしてだけでなく作曲家としてのキーシンにも触れられる貴重なポイントです。
キーシン自作「Dodecaphonic Tango」
キーシン自身が作曲した「Dodecaphonic Tango」は、今回のアンコールで特に目を引く曲です。
STAGE+の公式紹介でも、自作の「ドデカフォニック・タンゴ」が収録され、作曲家としての魅力も味わえると紹介されています。演奏家が自作を披露することで、クラシックの名曲を解釈する姿とは別の一面が見えてきます。
リサイタルの見どころは作曲家ごとの音色の変化
今回のプログラムを通して見ると、ひとつの時代や作風に統一したリサイタルではなく、ベルク、フレンニコフ、ガーシュウィン、ショパンという異なる語法を持つ作曲家を並べている点が特徴です。
ベルクでは密度の高い和声、フレンニコフでは短い小品の性格付け、ガーシュウィンではジャズ感覚、ショパンでは歌と華麗な技巧が求められます。
キーシンが同じピアノからどれほど異なる響きを引き出すのかを意識すると、1時間47分の放送を一本の物語のように楽しめます。
映像だから分かる手や身体の使い方
ピアノの録音だけでは分からないのが、演奏中の身体の使い方です。速いパッセージで手首や腕をどう動かすか、弱音の場面でどれほど動きを抑えるかは、映像ならではの見どころです。
特に英雄ポロネーズやスケルツォのような大きな曲では、力任せではなく、身体全体のバランスで音量と推進力を作っていることが分かります。
ザルツブルク音楽祭という舞台
ザルツブルク音楽祭は、オペラ、オーケストラ、室内楽、リサイタルまで幅広い公演を行う世界的な音楽祭です。公式アーカイブには2021年のキーシンのリサイタル写真や記録が残されています。
演奏だけでなく、会場の空気や客席の反応、曲間の静けさまで含めて見ると、通常のスタジオ収録とは違うライブ公演の緊張感が感じられます。
参考にした情報
- J:COMテレビ番組表「ザルツブルク音楽祭2021 エフゲーニ・キーシン リサイタル」
- Salzburg Festival公式「Recital Kissin (2021)」
- Deutsche Grammophon公式「The Salzburg Recital」
- STAGE+公式「キーシンがベルク、ガーシュウィン、ショパンなど多彩なプログラムを演奏」
よくある質問
ザルツブルク音楽祭2021キーシンの放送は何時からですか?
2026年10月15日(木)13:00から14:47まで、NHK BSP4Kで放送予定です。
出演者は誰ですか?
ピアニストのエフゲーニ・キーシンです。2021年ザルツブルク音楽祭で行われたリサイタルの演奏が放送されます。
主な演奏曲は何ですか?
ベルク「ピアノ・ソナタ 作品1」、フレンニコフの小品、ガーシュウィン「3つの前奏曲」、ショパンのノクターン、即興曲、スケルツォ、ポロネーズなどです。
アンコールでは何を弾きましたか?
Deutsche Grammophonの公式収録曲では、メンデルスゾーン「デュエット」、キーシン自作「Dodecaphonic Tango」、ショパン「スケルツォ第2番」、ドビュッシー「月の光」が記録されています。
まとめ
10月15日13時からNHK BSP4Kで放送される「ザルツブルク音楽祭2021 エフゲーニ・キーシン リサイタル」は、ベルクからショパンまで幅広い作品を一度に味わえるピアノ・リサイタルです。
静かで緻密な作品、鋭いリズムを持つ小品、ジャズの香りを持つガーシュウィン、そしてキーシンの代名詞ともいえるショパンまで、作曲家ごとに音色がどう変化するかが最大の見どころです。アンコールに自作曲まで含まれる構成を押さえて見ると、キーシンの演奏家としての幅をより深く楽しめます。

