中村雅俊が土曜ドラマ「おもかげ」で主演|竹脇正一役と出演作
NHK総合で2026年10月3日から放送が始まったドラマ「おもかげ」で、主人公・竹脇正一を演じるのが中村雅俊さんです。浅田次郎さんの同名小説を映像化した作品で、65歳の定年の日に倒れた正一が、自分の人生と過去をたどる不思議な時間を描きます。
中村雅俊さんは放送に合わせて、本作を自身にとって「大好きで大切なドラマ」「自信作」と表現しました。この記事では、竹脇正一がどんな役なのか、中村さんがこの作品に寄せた思い、そして長い俳優人生の代表作までまとめます。
中村雅俊は「おもかげ」で主人公・竹脇正一を演じる
「おもかげ」の主人公は、商社マンとして勤め上げ、65歳で定年を迎えた竹脇正一です。送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、病院の集中治療室へ運ばれたことから物語が動き始めます。
病室では妻や旧友たちが、意識の戻らない正一にそれぞれの思いを語ります。一方の正一は、自分の身体を外から眺めるような状態となり、謎めいた女性たちに導かれて記憶の中の場所を巡っていきます。
竹脇正一という人物をさらに詳しく知りたい方は、竹脇正一とはどんな人物?|土曜ドラマ「おもかげ」主人公を解説もあわせて確認できます。
竹脇正一役で描くのは「定年後」ではなく人生そのもの
正一は仕事を終えた直後に倒れるため、一見すると「定年を迎えた男のその後」を描く物語に見えます。しかし本作の中心にあるのは、定年後の生活ではなく、正一がどんな過去を抱え、何を支えに生きてきたのかという人生そのものです。
孤児として育った正一は、自分の出自につながる孤独を心の奥に抱えながら、夫として、父として、会社員として生活してきました。倒れたことをきっかけに、普段は閉じていた記憶が少しずつ開かれていきます。
そのため中村雅俊さんの芝居では、大きな感情を表に出す場面だけでなく、正一が何を思い出し、何を飲み込んでいるのかを感じさせる静かな表現も見どころになります。家族や周囲の人物との関係は、土曜ドラマ「おもかげ」相関図|竹脇正一と家族・友人の関係で整理しています。
中村雅俊の主演コメント|「大好きで大切なドラマ」「自信作」
2026年10月のNHK総合での放送にあわせて、中村雅俊さんは主演コメントを寄せています。中村さんは「おもかげ」を大好きで大切なドラマとし、撮影から時間を経て地上波で多くの人に見てもらえることへの喜びを語りました。
また、物語後半の重要な場面では、原作者の浅田次郎さんが現場で見学していたため、芝居をしながら緊張したことも振り返っています。監督が本番や編集の場面で何度も感動していたという撮影時の記憶にも触れ、最後には「とても良いドラマで自信作」という趣旨で視聴を呼びかけています。
コメントから伝わってくるのは、完成した作品への手応えだけではありません。撮影現場で原作者や監督と共有した感情そのものが、中村さんにとって強く記憶に残る作品になっていることが分かります。
中村雅俊と竹脇正一に共通する「1951年生まれ」という背景
原作者の浅田次郎さんは、中村雅俊さんと自身がともに1951年生まれであることに触れています。そして、戦後復興から高度経済成長へ向かう時代に育った世代だからこそ、竹脇正一という主人公を生み、演じる意味があるという考えを示しています。
正一の人生は、会社で働くこと、家族を支えること、過去を抱えたまま前へ進むことが当たり前だった時代と深く結びついています。中村雅俊さん自身も同じ時代に育った俳優であり、その時間感覚が役に自然な重みを与えていると考えられます。
作品全体のあらすじや放送情報、原作などをまとめて確認したい方は、土曜ドラマ「おもかげ」まとめ|あらすじ・キャスト・放送日・原作をご覧ください。
中村雅俊の代表作|「われら青春!」「俺たちの旅」から「半分、青い。」まで
中村雅俊さんは1951年2月1日生まれ、宮城県出身。1974年、日本テレビ系「われら青春!」の主演に抜てきされて俳優デビューしました。同作の挿入歌「ふれあい」で歌手としてもデビューし、俳優と歌手の両面で長いキャリアを築いています。
テレビドラマでは、1975年の「俺たちの旅」、1978年の「ゆうひが丘の総理大臣」など青春ドラマの代表作が広く知られています。その後も「夜逃げ屋本舗」「オヤジ探偵」などに出演し、NHK作品では大河ドラマ「花神」「おんな太閤記」「春日局」、連続テレビ小説「おしん」「半分、青い。」などにも出演してきました。
近年もドラマや映画への出演が続き、2023年にはNHK BS4Kで「おもかげ」に主演。2026年には映画「五十年目の俺たちの旅」も出演作として挙げられており、デビューから半世紀を超えて第一線で活動しています。
「おもかげ」の中村雅俊は過去作と何が違う?
中村雅俊さんには青春ドラマの爽やかな主人公像や、人情味のある大人の役の印象があります。「おもかげ」の竹脇正一も一見すると、実直に働き家族を支えてきた人物ですが、物語が進むほど、その内面には長年言葉にできなかった孤独があることが見えてきます。
つまり本作では、これまで中村さんが演じてきた「働く男」「家族を持つ男」というイメージを土台にしながら、その人物の奥にある記憶や喪失まで掘り下げていく点が特徴です。人生経験を積んだ現在の中村さんだからこそ、正一の過去と現在が一つの人物としてつながって見える役になっています。
妻・節子役は浅田美代子|夫婦の関係も物語の重要ポイント
正一の妻・竹脇節子を演じるのは浅田美代子さんです。意識を失った正一のそばで、妻として長年過ごしてきた時間や思いが浮かび上がります。
正一の人生を理解するうえでは、本人の記憶だけでなく、家族から見た正一の姿も欠かせません。浅田美代子さんの役柄や出演作は、浅田美代子は土曜ドラマ「おもかげ」で妻・節子役|役柄と出演作で詳しく紹介しています。
「おもかげ」キャストの中で中村雅俊が担う役割
「おもかげ」には浅田美代子さんのほか、宅麻伸さん、モロ師岡さん、板橋駿谷さん、前田亜季さん、さとうほなみさん、余貴美子さん、三田佳子さんらが出演します。
ただし物語の中心にいるのは、あくまで竹脇正一です。周囲の人物の言葉や記憶も、最終的には「正一とはどんな人間だったのか」という問いにつながっていきます。出演者と役名を一覧で確認する場合は、土曜ドラマ「おもかげ」キャスト一覧|役名と出演者まとめが便利です。
中村雅俊主演「おもかげ」の放送情報
| 作品名 | ドラマ「おもかげ」 |
|---|---|
| 放送開始 | 2026年10月3日(土) |
| 放送 | NHK総合 毎週土曜 22:00~22:43 |
| 話数 | 全3話 |
| 原作 | 浅田次郎「おもかげ」 |
| 脚本 | 吉田康弘 |
| 主演 | 中村雅俊(竹脇正一役) |
本作は2023年にNHK BS4Kで放送された作品で、2026年10月にNHK総合で放送されています。中村雅俊さんのコメントにある「ようやく地上波で」という言葉は、この放送経緯を踏まえたものです。
FAQ|中村雅俊と「おもかげ」について
中村雅俊は「おもかげ」で何役ですか?
主人公の竹脇正一役です。65歳で定年を迎えた日に倒れ、意識を失う中で自分の過去や人生をたどる人物を演じます。
中村雅俊は「おもかげ」について何とコメントしていますか?
本作を「大好きで大切なドラマ」「自信作」と位置づけ、地上波で視聴者に届けられる喜びや、原作者・浅田次郎さんが撮影現場を見守った際の緊張感を語っています。
中村雅俊の代表作は何ですか?
「われら青春!」「俺たちの旅」「ゆうひが丘の総理大臣」「夜逃げ屋本舗」などが代表作として知られています。NHKでは「おしん」「半分、青い。」などにも出演しています。
まとめ|中村雅俊が竹脇正一の人生を静かに背負う主演作
中村雅俊さんは「おもかげ」で、定年の日に倒れ、自らの過去と向き合う主人公・竹脇正一を演じています。正一は孤独を抱えながらも、夫、父、会社員として生き抜いてきた人物です。
中村さん自身が「大好きで大切なドラマ」「自信作」と語るように、本作は長い俳優人生を持つ中村雅俊さんだからこそ表現できる人生の重みが大きな見どころです。「俺たちの旅」などの青春ドラマから半世紀を経た今、中村さんがどのように竹脇正一の記憶と孤独を演じるのかに注目です。

