TV

  • HOME
  • ブログ
  • TV
  • NHKスペシャル「ヒグマ 異変の海に生きる」10月18日再放送|新聞協会賞の理由と知床で起きた異変|10/18 11:00

NHKスペシャル「ヒグマ 異変の海に生きる」10月18日再放送|新聞協会賞の理由と知床で起きた異変|10/18 11:00

10月18日(日)11時からNHK総合で放送される「NHKスペシャル選 ヒグマ 異変の海に生きる 生命の楽園・知床の映像記録」は、世界自然遺産・知床で起きている生態系の変化を、ヒグマの行動から追ったドキュメンタリーです。

この作品は2026年5月31日に放送され、2026年度の新聞協会賞を受賞しました。単に「ヒグマが海鳥を襲った」という珍しい映像を見せる番組ではなく、オホーツク海の温暖化や流氷の減少から、海と森の食物連鎖がどのように変わり、その影響がヒグマまで届いているのかを長期取材で描いています。

10月18日の放送日時と語り

項目内容
放送日時2026年10月18日(日)11:00〜11:49
放送局NHK総合1・東京
番組NHKスペシャル選 ヒグマ 異変の海に生きる 生命の楽園・知床の映像記録
語り松田翔太
初回放送2026年5月31日
主な舞台北海道・知床半島、オホーツク海

NHKオンデマンドの番組ページでは、本編は49分で、語りは松田翔太さんと案内されています。今回の放送枠も11時から11時49分までです。

10月18日の放送は、2026年度新聞協会賞を受賞した作品をあらためて見る機会になります。受賞の背景まで知ってから見ると、ヒグマの迫力だけではなく、撮影に込められた時間と取材の意味にも目が向きやすくなります。

「ヒグマ 異変の海に生きる」で何が起きている?

番組が追うのは、知床の海と森をつなぐ命の循環の変化です。NHKオンデマンドの公式説明では、オホーツク海の急速な温暖化によって流氷が減り、カラフトマスの減少やエゾシカの増加が重なり、その影響が生態系の頂点にいるヒグマにも及んでいると紹介されています。

知床のヒグマは雑食性で、季節に応じて植物や魚などさまざまな食べ物を利用します。ところが番組では、従来の食べ物を得にくくなった状況の中で、ヒグマが断崖を登り、海鳥の卵やヒナを狙う行動が記録されました。

流氷が減ると、なぜヒグマまで影響を受けるのか

番組の重要なポイントは、流氷の減少を「海の景色が変わった」という話だけで終わらせていないことです。オホーツク海の流氷は、海の生態系を支える栄養の循環と深く関わっています。

TVでた蔵が記録した放送内容では、オホーツク海の流氷はこの40年で3割減少したと番組内で説明され、流氷が運ぶ栄養分が春に海へ溶け出すことで植物プランクトンが増え、それを動物プランクトンなどが利用していく流れが紹介されました。

この海の変化が魚類に影響し、さらに川を遡上する魚を食べる陸上動物にも影響していくというのが、番組が描く大きな構図です。つまり、ヒグマの行動だけを見るのではなく、海の変化が森の動物の暮らしへつながっていると捉えることが大切です。

カラフトマスとエゾシカの変化も見どころ

NHKの公式説明では、カラフトマスが姿を消し、エゾシカが増えていることが取り上げられています。ヒグマにとって、秋に川へ戻るサケ科の魚は重要な食べ物の一つです。

一方で、エゾシカが増えると森の植物にも大きな影響が出ます。番組では、海からの食べ物が減るだけでなく、陸上の植物をめぐる環境も変わり、ヒグマが従来とは違う食べ物を探さざるを得ない状況が示されます。

「クマが危険になった」という一言だけでは見えない、複数の生き物の増減と環境変化が重なっている点が、この作品の大きな見どころです。

なぜ新聞協会賞を受賞したの?

日本新聞協会は、NHKスペシャル「ヒグマ 異変の海に生きる」を2026年度新聞協会賞の受賞作に選びました。授賞理由では、知床のヒグマの生態にオホーツク海の温暖化が与える影響を描いたことが評価されています。

取材は2024年からプロジェクトとして始まり、高精細カメラだけでなく、ドローンや水中撮影も駆使して、1年以上にわたって知床の環境とヒグマを記録したとされています。

断崖を登って海鳥を襲う映像

特に注目されたのが、食料が減る中でヒグマが岩山へ登り、カモメの卵やヒナを捕食する場面です。日本新聞協会は、この映像を含む長期記録について、自然環境で起きる異変を圧倒的な映像で伝え、環境変化への警鐘を鳴らした作品として評価しました。

この行動については、キニナルのワイルドライフ知床ヒグマの記事でも、海鳥を襲う背景と気候変動の関係を整理しています。今回のNHKスペシャルでは、より長い時間軸で海と森の変化を追っている点が特徴です。

1年以上の撮影だから見える変化

野生動物の行動は、短期間の撮影だけでは偶然なのか、環境変化に伴う傾向なのか判断しにくいものです。この番組では、冬眠期から春、夏、秋へと季節が移る中でヒグマを追い、食べ物や行動がどのように変わるのかを映像で積み上げています。

受賞理由に「周到な準備」と「圧倒的な映像」が挙げられているのは、決定的瞬間だけを切り取るのではなく、その瞬間へ至る環境の変化まで追っているからです。

以前の知床ヒグマ番組との違いは?

キニナルでは、NHK BS系「ワイルドライフ」で放送された知床ヒグマの回も紹介しています。そこでも、ヒグマが断崖を登り海鳥を狙う行動や、流氷・海洋環境の変化が重要なテーマになっていました。

10月6日のワイルドライフ関連記事では、海鳥を襲う行動と海氷減少のつながりを中心に整理しています。

今回の「NHKスペシャル」は、2026年度新聞協会賞を受賞した作品として、ヒグマの行動変化を入口に、知床全体の生態系と気候変動を一つの長期映像記録として見せる点に重心があります。同じ知床のヒグマでも、番組の編集と切り口の違いを比べると理解が深まります。

見逃し配信はどこで見られる?

NHKオンデマンドには「NHKスペシャル ヒグマ 異変の海に生きる」の作品ページがあり、番組本編の配信情報が掲載されています。公式ページでは購入期限が2027年6月3日と案内されています。

再放送当日のNHKの同時・見逃し配信についてはサービス側の最新表示を確認するのが確実です。長期的に見たい場合は、NHKオンデマンドの作品ページが確認先になります。

参考にした情報

よくある質問

NHKスペシャル「ヒグマ 異変の海に生きる」の再放送はいつですか?

2026年10月18日(日)11時から11時49分まで、NHK総合で放送予定です。

語りを担当しているのは誰ですか?

NHKオンデマンドの公式ページでは、俳優の松田翔太さんが語りを担当すると案内されています。

この番組はなぜ新聞協会賞を受賞したのですか?

2024年からの長期取材で、高精細カメラ、ドローン、水中撮影を使い、オホーツク海の温暖化が知床の生態系とヒグマの行動へ及ぼす影響を映像で伝えた点が高く評価されました。

まとめ

10月18日の「NHKスペシャル選 ヒグマ 異変の海に生きる」は、知床のヒグマの珍しい行動を見るだけの作品ではありません。流氷の減少、魚やシカの変化、そしてヒグマの食べ物と行動の変化が一つにつながっていることを、長期映像記録から読み解く番組です。

2026年度新聞協会賞を受賞した理由も、決定的な映像の迫力だけではなく、1年以上にわたって海と森の変化を追い続けた取材の厚みにあります。知床でいま何が起きているのかを考えるうえで、再放送でも見ておきたい一本です。

このテーマの関連記事はこちら