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新プロジェクトX〜挑戦者たち〜|宍道湖シジミの味噌汁・酒蒸し、砂抜きの基本とおいしい食べ方|10/10 20:07

10月10日(土)20時07分からNHK総合で放送される「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」は、島根県の宍道湖とヤマトシジミをめぐる物語です。番組を見て、宍道湖のシジミを実際に食べてみたいと思う方もいるのではないでしょうか。

家庭で生のシジミを調理するときにまず押さえたいのは、砂抜きは真水ではなく薄い塩水で行うことです。宍道湖漁業協同組合が運営する「宍道湖しじみ公式」では、約1%の塩水を使い、暗くして6時間ほど置く方法を紹介しています。

味噌汁はシジミのだしを素直に味わえる定番、酒蒸しは身そのものを楽しみやすい食べ方です。ここでは番組の放送情報とあわせて、家庭で迷いやすい砂抜き、洗い方、火の通し方を順番にまとめます。

新プロジェクトX10月10日「シジミが国を動かした」の放送情報

項目内容
放送日時2026年10月10日(土)20:07〜20:55
放送局NHK総合
番組名新プロジェクトX〜挑戦者たち〜
今回の題材シジミが国を動かした〜奇跡の湖“宍道湖”を守れ〜
舞台島根県松江市・宍道湖
語り田口トモロヲ

島根県観光連盟の案内によると、今回描かれるのは、宍道湖の淡水化によってヤマトシジミが生きられなくなる危機に対し、漁師や市民が立ち上がった物語です。農業用水を確保する国の事業と、汽水湖の自然や暮らしを守ろうとする地域の思いがぶつかり、最終的に政策を動かしていく過程が紹介されます。

つまり今回の主役は、単なる食材としてのシジミではありません。宍道湖の環境、漁業、地域の暮らしを象徴する存在としてヤマトシジミが登場します。その背景を知ったうえで味わうと、普段の味噌汁も少し違って見えるかもしれません。

宍道湖シジミの砂抜きは1%塩水で6時間が基本

生の宍道湖シジミを買ったら、まず確認したいのが「砂抜き済みかどうか」です。すでに砂抜き済みの商品なら、表示に従って殻を洗って使えます。砂抜きが必要な場合は、宍道湖漁業協同組合が紹介する方法が分かりやすいです。

1%の塩水を作る

目安は水1リットルに塩10グラムです。ボウルに直接シジミを沈めるより、ボウルの中にザルを重ね、そのザルにシジミを入れる方法が紹介されています。吐き出した砂が下に落ち、再び吸い込みにくくするためです。

塩水は、シジミが十分に浸かる量を用意します。ただし深く沈めればよいわけではなく、貝が呼吸できる状態を保つことも大切です。シジミ同士をぎゅうぎゅうに重ねず、できるだけ広げて置くと扱いやすくなります。

光を遮って6時間ほど置く

宍道湖しじみ公式では、シジミを入れた容器にふたをして光を遮り、6時間程度砂抜きする方法を案内しています。家庭では新聞紙やふたなどを利用し、暗い状態を作るとよいでしょう。

別の島根県のレシピでは、一晩ほど薄い塩水に漬ける手順も紹介されています。購入した商品の表示や販売元の案内がある場合は、そちらを優先してください。とくに砂抜き済み商品を長時間塩水に置く必要はありません。

砂抜きの後は殻をこすり洗いする

砂抜きが終わったら、ザルに上げて水を切り、殻同士を軽くこすり合わせるように洗います。殻の表面には泥や汚れが残ることがあるため、このひと手間を入れてから鍋に移します。

宍道湖しじみ公式のFAQでも、砂抜き済みであっても殻洗いをしておくよう案内しています。口が開かない貝や、においに違和感があるものは無理に食べず、取り除くのが安心です。

宍道湖シジミの味噌汁は煮すぎないのがポイント

シジミ料理でまず作りやすいのが味噌汁です。島根県が紹介するレシピでも、シジミを水から火にかけ、アクを取り、口が開いたところで味噌を溶く流れになっています。

基本の作り方

鍋に水と砂抜き・殻洗いを済ませたシジミを入れ、中火にかけます。温度が上がるにつれて殻が開き、アクが浮いてくるので、気になる分を取り除きます。

シジミの口が開いたら、長く煮立て続けないことがポイントです。島根県の案内でも、煮立てすぎないよう注意する手順が示されています。火を弱めるか一度止めてから味噌を溶き、味を整えます。

味噌は最初から濃くしすぎず、シジミのだしを確かめながら加えるとまとまりやすくなります。仕上げに小ねぎなどを添えるだけでも十分です。具材を増やす場合も、シジミの風味を生かしたいなら入れすぎない方が味の輪郭を感じやすいでしょう。

殻が開いたら火を入れすぎない

貝料理では「しっかり火を通したい」という気持ちから長時間煮てしまいがちですが、シジミは殻が開いた後もぐつぐつ煮続けると、身が縮みやすくなります。島根県の古くからのレシピでも、長く沸騰させると身が殻から外れやすいとして、いったん取り出す方法が紹介されています。

家庭では、殻が開いてだしが出たら味を整え、必要以上に加熱を延ばさない、と覚えておくと分かりやすいです。冷めてから温め直す場合も、再沸騰を長く続けないようにすると食感を保ちやすくなります。

酒蒸しは大粒シジミの身を楽しみやすい

島根県は、シジミの定番として味噌汁やすまし汁を挙げる一方、身そのものを味わいやすい料理として酒蒸しも紹介しています。大粒のシジミが手に入ったときは、汁物とは違う食べ方として試しやすい一品です。

島根県が紹介する酒蒸しの材料

島根県のレシピでは1人前の目安として、シジミ80〜120グラム、酒約60ミリリットル、しょうゆ小さじ1〜2、ねぎ少量が示されています。家庭では食べる人数に合わせて増減すればよいでしょう。

砂抜きと殻洗いを終えたシジミを、小鍋またはフライパンに入れます。酒としょうゆを加えてふたをし、弱火から中火にかけます。数分して酒が沸き、殻が開いたら刻んだねぎを加えます。

その後は短時間で火を止め、ふたをしたまま少し置いて仕上げます。味噌汁より水分が少ないため、シジミの身と煮汁を一緒に味わいやすいのが特徴です。

バターしょうゆにしても楽しめる

同じ島根県のページでは、酒蒸しの応用としてバターしょうゆも紹介されています。シジミ、酒、しょうゆにバターを加える組み合わせで、白いご飯だけでなく、おつまみとしても合わせやすい味です。

ただし、シジミの塩気やしょうゆの量で仕上がりは変わります。最初は調味料を控えめにし、最後に調整すると失敗しにくくなります。番組を見ながら宍道湖のシジミを味わいたい場合にも、比較的短時間で作れる方法です。

生シジミと冷凍シジミは扱い方が違う

生のシジミを買った場合は、砂抜きの有無を確認してから調理します。一方、宍道湖漁協では砂抜き後に冷凍した商品も扱っており、家庭で砂抜きの時間を取りにくい場合は便利です。

冷凍シジミを使うときは、商品ごとの表示を確認することが大前提です。宍道湖漁協が紹介する料理例では、冷凍シジミを解凍せずに鍋へ入れる方法も案内されています。

生のシジミを家庭で冷凍するなら、砂抜きと殻洗いを済ませ、水分をよく切ってから密封袋へ入れる方法が紹介されています。必要な分だけ使いやすいよう、袋の中で厚く重ねすぎずに冷凍しておくと扱いやすくなります。

シジミにはさまざまな栄養成分が含まれますが、特定の病気を治す、飲酒後の体調を必ず改善するといった効果を食品だけで断定することはできません。この記事では、日常の食材としておいしく調理する方法に絞って紹介しています。

宍道湖のシジミが今回の新プロジェクトXで重要な理由

宍道湖は海水と淡水が混じる汽水湖です。ヤマトシジミは、この汽水環境と深く結びついています。今回の番組で淡水化が大きな争点になるのは、湖の塩分環境が変わることがシジミの生息に直結するためです。

宍道湖漁業協同組合の歴史紹介では、淡水化に反対する運動の中で、漁師たちが補償金の返還を申し出たり、漁船パレードやシジミの無料配布を行ったりした経緯が紹介されています。島根県も、国営中海土地改良事業で計画された宍道湖・中海の淡水化について、2002年に中止が決定したと説明しています。

今夜の「新プロジェクトX」は、スーパーで見かける身近なシジミの背後に、湖の環境と産業を守る長い歴史があったことを描く回です。番組をきっかけに宍道湖シジミを手に取るなら、まずは味噌汁、身を味わいたいなら酒蒸しという選び方が分かりやすいでしょう。

前回10月3日は「あまおう」の開発物語

前回10月3日の「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」は、福岡県産いちご「あまおう」の開発と普及がテーマでした。今回のシジミ回とは題材が異なり、新品種を生み出して産地の逆転を目指した人々の挑戦が中心です。

前回の内容を確認したい方は、新プロジェクトX「あまおう」はどこで誕生?福岡S6号の開発と直売所情報も参考になります。今回は「新しい食材を生み出す」物語ではなく、すでに地域に根付いている宍道湖のシジミと環境を守る物語として見ると、2週の違いが分かりやすいです。

参考にした情報

よくある質問

宍道湖シジミの砂抜きは何%の塩水がよいですか?

宍道湖漁業協同組合の案内では、約1%の塩水、水1リットルに塩10グラムが目安です。ザルを重ねた容器に入れ、暗くして6時間程度置く方法が紹介されています。

シジミの味噌汁は水から入れますか?

島根県のレシピでは、鍋に水と砂抜きしたシジミを入れて火にかけ、アクを取り、殻が開いたら味噌を溶く流れです。煮立てすぎないこともポイントです。

シジミは酒蒸しでも食べられますか?

はい。島根県はシジミ、酒、しょうゆ、ねぎを使った酒蒸しを紹介しています。大粒のシジミでは、汁物とは違って身そのものを味わいやすい調理法です。

まとめ

10月10日の「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」では、宍道湖のヤマトシジミと汽水湖を守った人々の挑戦が描かれます。家庭で宍道湖シジミを味わうなら、生シジミは約1%の塩水で6時間ほど砂抜きし、殻をこすり洗いするのが基本です。

定番の味噌汁は殻が開いたら煮すぎずに味噌を溶き、身まで楽しみたいなら酒蒸しが向いています。健康への特別な効果を期待するのではなく、宍道湖の環境と食文化を知りながら、ひとつの地域食材として味わうのがおすすめです。

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