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ナゼそこ?+11月8日福井テレビ|吉田安成さんの313年ぶり大偉業と仁王像修復の真相|11/8 12:55

2026年11月8日(日)12時55分から福井テレビ1で放送される「ナゼそこ?+」は、世界的な職人名鑑に載る仏師が、なぜ高知県の山奥で暮らしているのかに迫る回です。

今回の中心人物は、仏師の吉田安成さん。東京・世田谷から高知へ移住した家族の歩みと、寺の仁王像を修復した大きな仕事が紹介されます。

番組タイトルにある「300年ぶりの大偉業」は、長谷寺の仁王像修復と関係する話です。ただし、寺の公式資料には修復間隔について別の数字が記載されているため、その違いも含めて整理します。

ナゼそこ?+11月8日の放送日時と内容

項目内容
放送日2026年11月8日(日)
放送時間12:55〜
放送局福井テレビ1
番組名ナゼそこ?+
特集世界的名鑑に載る超一流の人物がナゼ山奥に?300年ぶり大偉業SP
主な舞台高知県の山奥、バスの終点の先にある集落

福井テレビの週間番組表には、11月8日12時55分から「ナゼそこ?+」の同じ特集タイトルが掲載されています。

この特集は、テレビ東京で2026年9月3日に放送された回と同じタイトルです。元の放送では、東京・世田谷から当時3歳の娘を連れて高知へ移住した家族と、さらに山奥で暮らす86歳の女性を取材していました。

元回の公式紹介では、MCはユースケ・サンタマリアさんと加藤綾子さん、ゲストは高畑淳子さんです。11月8日の福井テレビ版について、出演者の追加・変更を示す情報は確認できていません。

高知の山奥で見つかった吉田安成さんは何者?

吉田安成さんは、仏像を彫るだけでなく、古い仏像の修理や保存にも携わる仏師です。高知県の山間部に工房を構え、寺院や神社などの仏像制作・修理を手掛けています。

番組の放送内容記録によると、取材班は高知県の夜須駅からローカルバスに乗り、終点の羽尾を目指しました。バスは平日でも1日3本ほどで、終点まで行くには事前予約が必要と紹介されています。

終点からさらに集落を訪ねる途中で出会ったのが、東京・世田谷から移住した吉田さん一家です。妻の沙織さんと娘さん、そして夫の安成さんが山間の暮らしを続けていました。

一見すると、都会から離れた静かな場所で暮らす一家ですが、安成さんの仕事は海外でも評価されています。サグラダ・ファミリアの修繕に関わる職人や人間国宝らが紹介される、スイスのミケランジェロ財団による職人名鑑Homo Faber Guideに掲載された人物として、番組で紹介されました。

仏師という仕事は、仏像を新しく作るだけではありません。長い年月を経て傷んだ像の状態を見極め、文化財としての価値や元の姿をできるだけ損なわないように修復することも大切な役割です。

吉田安成さんが仏師を志したきっかけと経歴

吉田さんの公式プロフィールによると、石川県で生まれ、岐阜県で育ちました。初めて仏像を手に取ったのは14歳のころで、そのときに仏師を志したと記されています。

中学卒業式の翌日から富山県南砺市で木彫家に師事し、5年間にわたって木彫の基礎を学びました。その後、仏師・岩松拾文さんの工房で6年間修業し、京都の美術院国宝修理所でも学んでいます。

2001年には株式会社明古堂に勤務し、文化財修理と新作仏像の制作を担当しました。成田山新勝寺の薬師如来模刻や、鎌倉・円覚寺の大休正念像などにも彫刻担当として参加しています。

2003年には全国木彫刻コンクール井波で北日本新聞社賞を受賞。2016年に「よしだ造佛所」を設立し、翌2017年に東京から高知県へ活動拠点を移しました。

この経歴から分かるのは、吉田さんが山奥へ移住してから仏師になったのではないということです。長年の修業と文化財修理の経験を積み重ねた後に、高知で仕事を続ける道を選んでいます。

313年ぶりの大偉業とは?長谷寺の仁王像修復

番組で大きく取り上げられた仕事は、高知県香南市夜須町羽尾にあるまきでら長谷寺の仁王像修復です。仁王像は寺の門に立ち、仏法を守る存在として知られています。

長谷寺の公式資料によると、修復対象となった仁王像は阿形・吽形の一対で、どちらも像高212センチ。高知県立歴史民俗資料館顧問の推薦文では、室町時代の作と報告されています。

寺の入口で長く風雨にさらされてきたため、像の傷みは進んでいました。寺の公式プロジェクトページには、仁王像の修復は檀信徒が長く待ち望んでいた事業であり、仁王門の修理や資金調達も含めて取り組む計画だったと記されています。

修復に向けた節目は2020年7月28日の閉眼法要です。寺の公式資料では、この法要を経て仁王像を搬出し、修復を進める計画が始まったと説明されています。

完成まで約4年を見込んだプロジェクトは、2024年11月4日に開眼供養を迎えました。長谷寺の報告によると、来賓や檀家など約130人が参加し、無事に供養が行われています。

「313年ぶり」と「約160年」はどう違う?

番組の放送内容記録では、長谷寺の仁王像は「江戸時代から313年ぶりの修繕」と紹介されています。一方、長谷寺の公式プロジェクトページには、前回修復から約160年と記載されています。

この2つの数字は一致していません。資料上で年数の数え方や対象となる修理範囲の違いは説明されていないため、313年をそのまま「前回の修復から313年」と断定することはできません。

確実に確認できるのは、室町時代の仁王像が長い年月を経て大きく傷み、吉田さんを中心とする修復プロジェクトが2020年に始まり、約4年をかけて2024年に開眼供養まで進んだことです。

「300年ぶりの大偉業」という番組の表現に注目しつつ、寺の公式記録では修復間隔が約160年とされている点も押さえておきたいところです。

吉田さん一家が高知の山奥へ移住した理由

吉田さん一家の移住は、単に自然の多い場所で暮らしたかったからという話ではありません。仏師本人の公式プロフィールでは、2017年に東京から高知県へ拠点を移したことが記されています。

さらに長谷寺の公式紹介では、2020年3月に吉田さんが香南市夜須町羽尾へ移り、仁王像修理事業に着手したと説明されています。つまり、高知県への移住と、長谷寺の近くに工房を移したことは、時期と背景を分けて考える必要があります。

寺の修復プロジェクトは、像を遠方の工房へ預けるだけでなく、檀信徒や地域の人たちが修復に関わり、完成まで見守る取り組みでもありました。仁王像の搬出、修復、仁王門の修理、資金調達まで含めた長期計画だったことから、現地に拠点を置く意味も大きかったと考えられます。

番組の放送内容記録では、吉田さんは幼いころに父子家庭で育ち、祖母の介護を担った時期や、不登校・引きこもりを経験したことも語っています。14歳ごろに仏像と出会い、自分も作ってみたいと思ったことが、人生を変えるきっかけになったと紹介されました。

番組で描かれたのは、山奥で暮らす有名な職人という一面だけではありません。幼少期の経験、仏像との出会い、修業、文化財修理の仕事がつながり、家族とともに高知の山里へ移るまでの歩みです。

もう一人の秘境人・86歳の大野志津子さんの暮らし

この回では、吉田さん一家だけでなく、バスの終点からさらに山奥へ進んだ場所で暮らす大野志津子さん(86歳)にも密着しました。

番組の放送内容記録によると、大野さんが嫁いできたころ、集落には100人以上が暮らしていました。しかし、仕事を求めて町へ移る人が増え、取材時には集落に残る世帯は2世帯ほどになっていたといいます。

大野さんは畑で20種類以上の作物を育て、1日の多くを屋外で過ごしていました。子連れで畑に来る鹿に60年以上悩まされているという話も紹介されています。

大野さんは20歳のときに3歳年上の夫とお見合い結婚し、2人の子どもに恵まれました。夫は24年前に病気で亡くなりましたが、42年間の夫婦生活で怒ったことがなく、けんかもしなかったと振り返っています。

町で暮らすよう勧められても、機械が苦手なことなどから、山を離れたくないという思いがあるそうです。子どもや孫が様子を見に来てくれるため、山での暮らしを続けられているとも番組記録にあります。

吉田さん一家の物語が、仏像との出会いから仕事と移住につながる人生の転機を描くのに対し、大野さんの物語は、長年暮らした土地と家族の記憶を守りながら生きる姿を伝えるものです。同じ山奥でも、そこに暮らす理由は一人ひとり異なります。

前回(9月3日)放送回と関連する記事

今回の福井テレビ放送と同じ特集タイトルの元回は、2026年9月3日にテレビ東京で放送されました。番組の内容を時系列で追いたい方は、9月3日放送「ナゼそこ?」の番組内容をまとめた記事も参考になります。

同じ高知の山奥回を扱った10月28日MRT放送の記事もあります。今回は放送情報の重複ではなく、仁王像の修復年数と寺の公式記録、吉田さんの経歴を中心に整理しました。

参考にした情報

よくある質問

ナゼそこ?+で紹介された吉田安成さんの職業は何ですか?

吉田安成さんは仏師です。仏像の制作だけでなく、古い仏像や文化財の修理にも携わっています。

300年ぶりの大偉業とは何ですか?

高知県香南市のまきでら長谷寺にある仁王像の修復です。ただし、番組の放送内容記録にある313年と、寺の公式資料にある前回修復から約160年という数字は一致していません。

86歳の大野志津子さんはなぜ山奥で暮らしているのですか?

番組の放送内容記録では、機械が苦手なことなどから町での生活を望まず、長年暮らしてきた山里に残っていると紹介されています。

まとめ

11月8日放送の「ナゼそこ?+」では、高知県の山奥で暮らす仏師・吉田安成さんと、さらに山奥で一人暮らしを続ける86歳の大野志津子さんが紹介されます。

吉田さんの大偉業は、まきでら長谷寺の仁王像修復です。14歳で仏師を志し、長年の修業と文化財修理の経験を重ねた後、2020年から始まった修復プロジェクトを約4年かけて完成へ導きました。

ただし「313年ぶり」という番組記録と、寺の公式資料にある「前回修復から約160年」という記載には違いがあります。寺の資料で確認できる室町時代の仁王像を、地域の人々とともに次の世代へつないだ仕事として見ると、この回の大きな見どころがよりはっきりします。

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