モープラFT10月14日|海底ケーブルで日本は「世界拠点」を維持できる?細川昌彦が解説|10/14 7:05
10月14日(水)朝7時5分からBSテレ東・BSテレ東4Kで放送される「モープラFT」は、海底ケーブルを特集します。番組表では「海底ケーブル 日本『世界拠点』維持できるか」と題して放送される予定です。
番組の公式SNS告知では、世界の大陸をつなぐネット通信の大部分を担う海底ケーブルについて、日本が世界とアジアを結ぶ一大拠点の地位を維持できるのかを取り上げ、明星大学の細川昌彦さんが解説すると案内されています。
10月14日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | モープラFT |
| 放送日時 | 2026年10月14日(水)7:05〜8:00 |
| 放送局 | BSテレ東・BSテレ東4K |
| 特集 | 海底ケーブル 日本「世界拠点」維持できるか |
| メインキャスター | 末武里佳子 |
| 解説キャスター | 豊嶋広 |
| FTキャスター | 桜庭薫 |
| キャスター | 石川奈津紀 |
| 特集解説 | 細川昌彦(明星大学) |
Gガイドの番組情報では、メインキャスターの末武里佳子さん、解説キャスターの豊嶋広さん、FTキャスターの桜庭薫さん、キャスターの石川奈津紀さんが出演者として掲載されています。
BSテレ東公式によると「日経モーニングプラスFT」は月曜から金曜の朝7時5分に放送され、日本経済新聞や英フィナンシャル・タイムズと連携して、経済や投資に必要な情報を伝える番組です。
海底ケーブルはなぜ重要?通信の「海の幹線」
今回の特集を理解するうえで最初に押さえたいのは、海底ケーブルがインターネットの裏側を支える基幹インフラだという点です。
経済産業省の資料では、日本の国際通信の約99%が海底ケーブルを経由すると説明されています。海外のクラウドサービスを利用したり、国境を越えて企業間で大量のデータをやり取りしたりする際、その大部分は人工衛星ではなく海底に敷設された光ファイバーケーブルを通ります。
生活に見えにくいが経済には欠かせない
海底ケーブルは、家庭で直接目にする設備ではありません。しかし、動画配信、海外サイトの閲覧、企業のクラウド利用、金融取引、国際電話など、国境を越えるデータ通信の土台です。
通信量が増えれば、ケーブルの容量だけでなく、どこに陸揚げするか、どの国を経由するか、障害時に別経路へ切り替えられるかといった設計も重要になります。
AI時代はデータ流通の重要性がさらに上がる
AIや大規模クラウドの利用拡大では、データセンター同士が大量のデータを高速でやり取りします。そのため海底ケーブルとデータセンターは別々の話ではなく、国際的なデータ流通の拠点を考えるうえで一体のインフラです。
経済産業省も、データセンターの中核拠点整備と国際海底ケーブルの多ルート化を連動させ、国際的なデータ流通のハブ機能を強化する方針を示しています。
日本はなぜ「世界拠点」になれるのか
日本は北米とアジアの間に位置し、太平洋を横断する通信ルートの重要な接続点になってきました。経済産業省の資料では、日本からの国際海底ケーブルの接続先は北米が中心で、東南アジア方面の需要増加も見込まれているとされています。
今回の番組タイトルにある「世界拠点」は、単にケーブルが日本に到着するという意味ではありません。国際的なデータが集まり、そこから別の地域へ流れるデータハブとしての役割を保てるかが焦点です。
北米とアジアを結ぶ位置
日本は太平洋側から北米につながりやすく、アジアの主要都市とも接続できます。この地理的な位置は国際ケーブルのルートを考えるうえで強みです。
一方、アジアにはシンガポールなど大規模なデータセンターが集積する地域もあります。新しいケーブルの陸揚げ先やデータセンター投資が他国へ移れば、日本を経由しないルートが増える可能性があります。
「ジャパン・パッシング」は何を意味する?
Gガイドでは今回の副題を「海底ケーブル『ジャパン・パッシング』リスクは」と表現しています。ここでいうジャパン・パッシングは、国際海底ケーブルやデータ流通の主要ルートが日本を通らず、他のアジア拠点へ移っていく懸念を指す言葉として読めます。
番組では、日本が従来の地理的優位だけに頼らず、陸揚げ拠点、データセンター、電力、制度、通信網の強靱性などをどう整える必要があるのかが重要な論点になりそうです。
日本の弱点は陸揚げ拠点の集中
経済産業省の資料では、日本の国際海底ケーブルの陸揚げ拠点が南房総から北茨城のエリアと志摩のエリアに集中していることが示されています。
効率よく設備が集まる一方、特定地域への集中は、大規模災害などが発生した際のリスクになります。
多ルート化が必要な理由
総務省の「国際海底ケーブルの多ルート化によるデジタルインフラ強靭化事業」は、北米・欧州とアジアを結ぶ日本のハブ機能を強化し、災害などへの耐性を高めることを目的にしています。
つまり、ケーブルの本数を増やすだけでなく、異なる場所に陸揚げし、障害時にも別経路で通信を継続できるようにすることが重要です。
日本海側や地方拠点もポイント
政府資料では、現在の太平洋側への集中を補うため、日本海側を含むケーブル網や地方のデータセンター拠点を整備する考え方も示されています。
国際通信の入口が複数地域に分散されれば、災害時の強靱性を高めるだけでなく、東京圏以外へのデータセンター立地を促す効果も期待されています。
細川昌彦さんの解説で注目したい点
番組公式SNSでは、今回の海底ケーブル特集を明星大学の細川昌彦さんが解説すると告知しています。
番組を見る際は、「日本にケーブルを増やせばよい」という単純な話ではなく、国際競争の中で日本が選ばれる条件に注目すると理解しやすくなります。
データセンターと電力
海底ケーブルが陸揚げされても、その先に大量のデータを処理するデータセンターがなければ、ハブ機能の価値は十分に高まりません。AI需要が拡大するなかでは、電力供給や冷却、用地なども重要になります。
経済産業省は2026年にもデータセンター集積型の地域を含むGX戦略地域制度を進めています。海底ケーブルとデータセンター投資を一体で考えることが、今回のテーマを理解する鍵のひとつです。
経済安全保障と通信の自律性
国際海底ケーブルは経済だけでなく、安全保障にも関わるインフラです。総務省の事業資料は、日本の地理的優位を維持しつつ、国際的なデータ流通における自律性を強化することを目的に挙げています。
障害や災害だけでなく、地政学的な変化を考えても、複数の経路を持つことには意味があります。番組では、細川さんがこの点をどこまで踏み込んで説明するかにも注目です。
モープラFTの他テーマとあわせて見る
「モープラFT」は毎朝、金融市場だけでなく、産業政策や企業戦略、国際情勢など幅広いテーマを扱っています。
キニナルでは直近の新TOPIXで投資がどう変わるかを扱ったモープラFTの記事も紹介しています。今回の海底ケーブル特集は、株価の短期的な動きよりも、日本のデジタル基盤と長期的な競争力を考える内容です。
また、海底ケーブルそのものを扱った既存記事として「真相の館 海底ケーブルの真相」もあります。通信インフラそのものの仕組みを別角度から知りたい方はこちらも参考になります。
参考にした情報
- BSテレ東公式「日経モーニングプラスFT」
- Gガイド「日経モーニングプラスFT」10月14日放送情報
- 経済産業省「半導体・デジタル産業を取り巻く状況」
- 総務省「国際海底ケーブルの多ルート化によるデジタルインフラ強靭化事業」
よくある質問
モープラFTの海底ケーブル特集はいつ放送されますか?
2026年10月14日(水)7:05〜8:00にBSテレ東・BSテレ東4Kで放送予定です。
海底ケーブルは日本の国際通信でどのくらい重要ですか?
経済産業省の資料では、日本の国際通信の約99%が海底ケーブルを経由すると説明されています。海外とのデータ通信を支える重要な基幹インフラです。
今回の特集では誰が解説しますか?
番組公式SNSの告知では、明星大学の細川昌彦さんが海底ケーブルと日本の国際拠点性について解説すると案内されています。
まとめ
10月14日の「モープラFT」は、海底ケーブルをめぐり、日本が北米とアジアをつなぐ国際データ拠点の地位を維持できるかを考える特集です。
日本の国際通信の大部分を支える海底ケーブルは、データセンター、災害対策、電力、経済安全保障とも結びついています。細川昌彦さんの解説を通じて、「ジャパン・パッシング」を避けるために日本に何が必要なのかを整理できる放送になりそうです。

