萩焼の至宝・四代の三輪休雪10月22日放送|十代から十三代の違いと出演者・作品の見どころ|10/22 15:30
2026年10月22日(木)15時30分からNHK BSP4Kで、「萩焼の至宝・四代の三輪休雪」が放送されます。放送枠は15時30分から16時30分までの1時間です。
番組が追うのは、350年以上続く萩焼の名門・三輪家で「休雪」の名を受け継いだ十代、十一代、十二代、十三代の4人です。伝統を守るだけではなく、それぞれが前の世代とは違う表現へ踏み出してきたところに、この番組の大きな見どころがあります。
番組表では、出演は十三代三輪休雪と三輪龍氣生、語りは河野多紀と案内されています。ここでは放送前に知っておくと理解しやすい、四代の違いと代表作を整理します。
10月22日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 萩焼の至宝・四代の三輪休雪 |
| 放送日 | 2026年10月22日(木) |
| 放送時間 | 15:30〜16:30 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 出演 | 三輪休雪、三輪龍氣生 |
| 語り | 河野多紀 |
番組紹介では、三輪家の歴代当主が「新しいものへの挑戦」を続けてきたことに焦点が当てられています。兄弟で重要無形文化財保持者となった十代と十一代、陶芸の枠を大きく越えた十二代、そして土そのものと向き合う造形で知られる十三代へと話がつながります。
なお、番組紹介にある「去年5月、十三代へ受け継がれた」という表現は、この番組が制作された時点の説明です。日本橋三越アートギャラリーの作家略歴では、十三代三輪休雪の襲名は2019年と記録されています。2026年の再放送を見る際は、この時系列を押さえておくと混乱しません。
三輪休雪とは?四代が番組で注目される理由
「三輪休雪」は、一人の陶芸家だけを指す名前ではありません。萩焼の三輪窯で代々受け継がれてきた名で、番組では特に十代から十三代までの4人に焦点を当てています。
興味深いのは、同じ名前を継いでも作風が同じではないことです。むしろ、それぞれが前の世代の技法や精神を受け継ぎながら、自分の時代に合った新しい表現へ進んでいます。
山口県が2021年に開催した「十三代 三輪休雪の茶陶」の案内では、十三代が伯父の十代による「休雪白」、父の十一代による刳貫や鬼萩の造形思考を受け継ぎながら、独自の茶陶を生み出していると説明されています。番組タイトルの「四代」は、単なる家系紹介ではなく、伝統が変化しながら続いてきたことを示す言葉と考えると分かりやすいです。
十代・十一代は兄弟で人間国宝
番組紹介でまず大きく取り上げられるのが、十代と十一代です。この二人は兄弟で、ともに萩焼の重要無形文化財保持者として知られています。
文化遺産オンラインでは、十一代三輪休雪について、重要無形文化財「萩焼」の各個認定保持者として紹介し、粗砂を加えた胎土を使う鬼萩や、鬼萩割高台茶碗の制作工程を記録しています。
一方、山口県の美術館資料では、十代が完成させた白萩釉が「休雪白」と呼ばれ、その表現が後の世代へ大きな影響を与えたことが示されています。十代と十一代は、伝統的な茶陶の世界で技法を深めながら、それぞれ異なる方向へ萩焼を押し広げた存在です。
番組を見るときは、「どちらも人間国宝」という肩書だけでなく、十代の白い釉調と、十一代の力強い鬼萩という違いを意識すると、作品の個性が見分けやすくなります。
十二代三輪休雪の「古代の人」はなぜ異色?
十二代は、茶碗や水指といった従来の陶芸作品だけにとどまらず、巨大な陶の造形作品へ進んだことで知られます。番組紹介に登場する「古代の人」は、その象徴的な作品です。
十二代三輪休雪のオフィシャルサイトには、「古代の人・王妃墓」が1979年から1993年に制作された作品として掲載されています。寸法は高さ73センチ、幅163センチ、奥行360センチとされ、一般的な茶陶とはまったく違うスケールです。
山口県立萩美術館・浦上記念館の年報でも、「古代の人・王墓/王妃墓」は、生と死を見つめた陶造形として紹介されています。番組紹介で「柩に横たわる黄金の骸骨」と説明されるのは、こうした十二代の前衛的な表現を象徴する部分です。
萩焼と聞いて茶碗を思い浮かべる方ほど、十二代の作品には驚くかもしれません。番組では、伝統窯の当主がなぜここまで陶芸の境界を広げたのか、その発想の背景が注目点になります。
十三代三輪休雪と「エル・キャピタン」
十三代三輪休雪は1951年に山口県萩市で生まれ、2019年に十三代を襲名しました。日本橋三越アートギャラリーの公式プロフィールでは、国内外の展覧会歴とともに、2023年の「エル キャピタン 十三代 三輪休雪展」などが紹介されています。
山口県の公式資料では、十三代は大型の陶造形作品を制作する一方、十代と十一代から受け継いだ技法や造形思考をもとに、斬新な茶陶を生み出していると説明されています。
特に近年の代表作として挙げられるのが、「エル・キャピタン」と名付けた茶碗のシリーズです。山口県立萩美術館・浦上記念館は、このシリーズを十三代の力強く躍動感ある茶陶の代表として紹介しています。
つまり十三代は、過去の名工の技法を再現するだけではなく、継承した技を自分の造形へ変えている人物です。番組で土のインスタレーションや茶碗が並んだとき、その振れ幅の大きさにも注目したいところです。
出演する三輪龍氣生とは?
番組表に出演者として記載されている三輪龍氣生は、十二代三輪休雪として活動した陶芸家です。十二代のオフィシャルサイトでは、独創的な大型陶造形を数多く確認できます。
番組では十三代だけでなく、前代を担った龍氣生本人が登場するため、作品の説明だけでは分からない「三輪家の中で伝統がどう受け渡されたのか」が重要になります。
十代、十一代、十二代、十三代と作風が大きく異なるからこそ、同じ家の中で何を守り、何を変えるのかという問いが浮かび上がります。単なる陶芸作品の紹介番組ではなく、家と名前、技法、個人の表現がどのように共存するのかを見るドキュメンタリーとして楽しめます。
前回(2020年放送時)の番組内容
この番組は新作ではなく、2020年にNHK BS4Kで放送された内容の再放送です。萩焼専門店・三輪清雅堂の記録では、2020年3月22日に「萩焼の至宝・四代の三輪休雪」がNHK BS4Kで放送されたことが残っています。
当時の番組内容は、十三代への襲名をきっかけに、十代から十三代までの四代を通して三輪家の伝統を見つめる構成でした。2026年10月22日の放送でも、十代と十一代の人間国宝としての仕事、十二代の前衛的な陶造形、十三代の土と向き合う表現という流れが中心になります。
再放送だからこそ、2019年の十三代襲名から時間がたった現在の視点で見ると、番組内の「伝統をどう受け継ぐか」という問いがよりはっきり見えてきます。作品の年代や襲名時期を押さえておくと、番組の説明を時系列で理解しやすくなります。
萩焼をもっと知りたい人へ
三輪休雪の作品を理解するうえでは、萩焼そのものの背景を知っておくと見え方が深まります。当サイトでは、萩焼の香炉や山口の工芸品を扱った「イッピン」山口・工芸品と菓子の記事も紹介しています。
三輪家の作品は、伝統的な萩焼の技法を土台にしながら、その枠を超える方向へ発展してきました。一般的な萩焼と見比べることで、四代それぞれの革新性がより分かりやすくなります。
参考にした情報
- J:COMテレビ番組表「萩焼の至宝・四代の三輪休雪」
- 山口県「普通展示(陶芸)『十三代 三輪休雪の茶陶』のご案内」
- 日本橋三越アートギャラリー「十三代 三輪休雪」
- 十二代 三輪休雪オフィシャルサイト「作品紹介」
- 文化遺産オンライン「萩焼-十一代三輪休雪の鬼萩-」
- 三輪清雅堂「2020年3月22日、NHK BS4Kにて放送」
よくある質問
「萩焼の至宝・四代の三輪休雪」は何時から放送ですか?
2026年10月22日(木)15時30分から16時30分まで、NHK BSP4Kで放送予定です。
番組に出演するのは誰ですか?
番組表では三輪休雪、三輪龍氣生が出演し、河野多紀が語りを担当すると案内されています。
十三代三輪休雪はいつ襲名しましたか?
日本橋三越アートギャラリーの公式プロフィールでは、2019年に十三代三輪休雪を襲名したと記録されています。
「エル・キャピタン」とは何ですか?
十三代三輪休雪を代表する茶碗シリーズの一つです。山口県の公式資料でも、十三代の力強い茶陶を示す作品として紹介されています。
まとめ
「萩焼の至宝・四代の三輪休雪」は、2026年10月22日15時30分からNHK BSP4Kで放送されます。出演は三輪休雪、三輪龍氣生、語りは河野多紀です。
見どころは、十代の休雪白、十一代の鬼萩、十二代の前衛的な「古代の人」、十三代の「エル・キャピタン」というように、同じ「休雪」の名を継ぎながら四代が異なる表現を切り開いてきたことです。
伝統とは同じ形を守り続けることなのか、それとも受け継いだものを土台に新しい表現へ進むことなのか。四代の作品と本人たちの言葉を通して、その答えを考えられる番組です。

