医TVスペシャル10月24日「ダイアベティス」呼称変更の真意は?最新エビデンスと出演医師|10/24 14:00
2026年10月24日(土)午後2時からBS朝日で放送される「医TVスペシャル」は、ダイアベティス(糖尿病)の最新エビデンスと、「糖尿病」から「ダイアベティス」への呼称変更を提案した真意を取り上げます。
病名を変えることがなぜ医療のテーマになるのか、単なる言い換えではなく、偏見や受診のしやすさとどのようにつながるのかが大きな見どころです。番組では、世界的な患者数の増加、肥満への早期介入、合併症や併存症の予防、北海道大学病院の新たな取り組みまで幅広く扱う内容が示されています。
医TVスペシャル10月24日の放送日時と内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月24日(土) |
| 放送時間 | 14:00〜14:30 |
| 放送局 | BS朝日 4K/BS朝日1 |
| テーマ | ダイアベティス(糖尿病)の最新エビデンスと呼称変更を提案した真意 |
| 主な内容 | 世界的な増加、肥満と発症リスク、合併症・併存症予防、呼称変更、北海道大学病院の取り組み |
BS朝日公式の最新情報では、国際糖尿病連合(IDF)が2025年4月に公表した「IDFアトラス第11版」をもとに、世界の成人20〜79歳のダイアベティス人口が5億8,900万人にのぼり、その約43%にあたる約2億5,000万人が医療機関を受診していない状況が紹介されています。
今回の番組は、数値の大きさだけを伝えるのではなく、未受診のまま合併症や併存症のリスクが高まること、肥満に医療が早い段階から関わることで発症や重症化を防ぐ考え方を解説する構成です。病名の話と最新医療の話が別々ではなく、正しく理解して必要な医療につながることを一つの軸として扱う点が特徴です。
「糖尿病」から「ダイアベティス」へ呼称変更を提案した真意は?
大きな理由として示されているのが、「糖尿病」という言葉が生むスティグマ、つまり偏見や誤解を減らすことです。
BS朝日の番組紹介では、「糖尿病」という名称は1907年に日本内科学会が命名したもので、当時は尿に糖が出ることを調べて診断していた背景があると説明されています。現在は血液中の血糖値などをもとに診断するため、病態を伝える言葉として必ずしも十分ではないという問題意識が紹介されています。
さらに、「尿」という言葉から排泄物を連想することが、病気を持つ人に対する誤解や偏見につながり、医療機関への相談や受診をためらわせる要因になり得ることも重要な論点です。名称が人の行動に影響するなら、言葉の問題も医療の一部として考える必要があります。
日本糖尿病学会とJADEC(日本糖尿病協会)は、病態を表す候補として「高血糖症」「インスリン分泌不全症」なども検討したものの、糖尿病には多様な病態があるため、一つの状態だけを示す名称では十分ではないとしています。そこで国際的に広く使われる「diabetes」をカタカナ化した「ダイアベティス」が呼称案として示されました。
日本糖尿病学会が2026年に発表した公式マスコットの名称も「ダイア・ベティ」で、名前の由来は「ダイアベティス」です。学会はこのキャラクターを、糖尿病への理解や啓発、患者・家族への応援メッセージを発信するシンボルと位置づけています。呼称をめぐる議論が、学会の啓発活動の中でも継続していることがうかがえます。
最新エビデンスでは肥満への早期介入がポイント
今回の番組では、呼称変更だけでなく、肥満とダイアベティスの関係、発症前からの介入も重要なテーマです。
BS朝日は、日本を含む西太平洋地域でダイアベティスの増加が目立つ背景の一つとして、食生活の変化と肥満を挙げています。また、日本人を含むアジア人は欧米人と比べて内臓脂肪が蓄積しやすい傾向があり、内臓脂肪の増加に伴って、インスリンの働きを助ける「アディポネクチン」というホルモンが低下することなどが明らかになっていると説明しています。
番組が伝えようとしているのは、ダイアベティスと診断されてから治療を始めるという一方向の考え方だけではありません。肥満に対して医療が早期に介入し、発症そのものを予防したり、発症した場合でも重症化や合併症、併存症を防いだりする考え方です。
日本糖尿病学会が案内している2026年度の「ダイアベティスウィーク」でも、テーマは「小さな一歩が未来を変える―肥満対策とダイアベティス予防―」とされています。10月24日の番組テーマと、同年の学会による啓発テーマが「肥満対策」「予防」で重なる点にも注目です。
北海道大学病院ダイアベティスマネジメントセンターとは
番組で紹介されるのが、北海道大学病院のダイアベティスマネジメントセンターです。
同センターの公式ページでは、糖尿病治療の目標を「糖尿病のない人と変わらない寿命と日常生活の質を保つこと」と説明しています。そのために、腎臓などさまざまな臓器への負担や合併症・併存疾患を定期的に評価し、血糖値だけでなく、血圧や体重、日常の食事・運動習慣も含めて状態を把握することを重視しています。
特徴は、大学病院だけで治療を完結させるのではなく、かかりつけ医と検査結果や治療方針を共有する連携型の仕組みを掲げていることです。公式ページでは、かかりつけの担当医や医療スタッフと協力し、その人に合った治療の提供を支える方針が示されています。
今回の「医TVスペシャル」では、こうした取り組みを通して、ダイアベティスを血糖値だけで見るのではなく、合併症、併存症、生活習慣、地域の医療連携まで含めてマネジメントする考え方が紹介されます。
解説する医師・専門家は誰?
BS朝日の最新番組紹介では、JADECや大学病院などから複数の専門家が登場するとされています。
清野裕先生はJADEC理事長で、アジア糖尿病学会理事長、京都大学名誉教授として紹介されています。窪田直人先生はJADEC肥満部会委員長で、熊本大学大学院生命科学研究部・代謝内科学講座教授です。
門脇孝先生はJADEC理事で、虎の門病院院長、東京大学名誉教授として掲載されています。中村昭伸先生はJADEC理事で、北海道大学病院ダイアベティスマネジメントセンター部長です。
特に中村先生は、実際に番組で取り上げられる北海道大学病院のセンターを率いる立場です。センター公式ページでも部長として掲載され、かかりつけ医との連携や合併症・併存疾患の定期評価の重要性を説明しています。
前回の医TVスペシャルでは何を扱った?
BS朝日の取得できた公式ページ本文では、2025年9月6日放送回「糖尿病(ダイアベティス)医療のいま」が確認できます。
この回では、1921年のインスリン発見以降の医療の進歩、1981年にインスリン自己注射が保険適用となるまでの経緯、血糖自己測定や注射針の互換性、スティグマ払拭のためのアドボカシー活動などが紹介されていました。
今回の10月24日放送は、その延長線上で「医療の進歩」だけでなく、病名そのものが患者の受診や社会の理解に与える影響へ踏み込む内容と見ることができます。さらに、肥満への早期介入や北海道大学病院のマネジメント体制まで扱うため、病気をどう呼ぶかと、どう予防・管理するかを一緒に考えられる回です。
視聴前に押さえたいポイント
今回の放送で特に押さえておきたいのは、「ダイアベティス」という言葉を覚えること自体が目的ではないという点です。
呼称変更案の背景には、糖尿病のある人が偏見や誤解によって受診や相談をためらわない社会にしたいという意図があります。また、最新医療では、発症後の血糖管理だけでなく、肥満への早期介入、合併症や併存症の評価、かかりつけ医との連携まで含めた長期的なマネジメントが重視されています。
番組を見る際は、名称変更に賛成か反対かという二択だけでなく、なぜこの提案が出てきたのか、医療現場ではどのような課題を解決しようとしているのかに注目すると、内容がより理解しやすくなります。
参考にした情報
- BS朝日「わたしたちの医療 医TVスペシャル」公式サイト
- BS朝日 番組表
- 北海道大学病院「ダイアベティスマネジメントセンター」
- 日本糖尿病学会「学会公式マスコットキャラクター ダイア・ベティ」
- 日本糖尿病学会「2026年度 World Diabetes Day/ダイアベティスウィーク」
よくある質問
医TVスペシャルは10月24日の何時から放送されますか?
2026年10月24日(土)14:00〜14:30にBS朝日で放送予定です。
なぜ「糖尿病」から「ダイアベティス」への呼称変更が提案されたのですか?
「糖尿病」という名称が病態を十分に表していないことに加え、「尿」という言葉から生じる偏見や誤解が受診を妨げる可能性があるためです。日本糖尿病学会とJADECは、国際的に使われる「ダイアベティス」を呼称案として示しています。
番組で紹介される北海道大学病院の取り組みは何ですか?
ダイアベティスマネジメントセンターで、合併症や併存疾患、食事・運動習慣などを評価し、かかりつけ医と情報を共有しながら治療を支える取り組みです。
まとめ
10月24日の「医TVスペシャル」は、ダイアベティスの最新エビデンスと、呼称変更を提案した真意を30分で整理する番組です。
呼称変更の背景にはスティグマの軽減と正しい理解の促進があり、同時に肥満への早期介入、合併症・併存症の予防、北海道大学病院の連携型マネジメントも紹介されます。病名の話だけでなく、これからのダイアベティス医療をどのように考えるかまでつながる内容です。

