京都浪漫10月27日「陰陽道の神々」晴明神社・赤山禅院・八坂神社・大将軍八神社の見どころ|10/27 20:00
2026年10月27日(火)20時からBS11で放送される「京都浪漫 悠久の物語」は、第180回「陰陽道の神々」の再放送です。今回の舞台は、晴明神社、赤山禅院、八坂神社、大将軍八神社。京都の暮らしや信仰の中に残る陰陽道の痕跡を、4つの社寺からたどります。
とくに注目したいのは、安倍晴明と泰山府君祭、赤山禅院に伝わる泰山府君、八坂神社が進める祇園感神院復元事業、そして大将軍八神社の大将軍神像群です。番組を見る前にそれぞれの位置づけを押さえておくと、同じ「陰陽道」でも社寺ごとに異なる伝わり方が見えてきます。
京都浪漫10月27日の放送日時と内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月27日(火) |
| 放送時間 | 20:00〜20:53 |
| 放送局 | BS11 |
| 放送回 | 第180回(再)「陰陽道の神々」 |
| 主な取材先 | 晴明神社、赤山禅院、八坂神社、大将軍八神社 |
| 解説 | 星優也(立命館大学文学部京都学クロスメジャー特任助教) |
BS11公式によると、テーマは京都の人々の暮らしに今も息づく陰陽道です。平安時代に安倍晴明によって日本独自に発展した陰陽道が、近代に陰陽寮の廃止によって歴史の表舞台から姿を消した後も、信仰や文化財、祭祀の中にどのような形で残ったのかをたどります。
同じ京都の寺社を巡る回でも、建築や庭園、仏像を中心にした回とは視点が異なります。今回は「方位」「星」「疫病退散」「延命長寿」といった信仰の背景が一本の軸になっており、4社寺を比較しながら見るのがポイントです。
晴明神社では安倍晴明と泰山府君祭に注目
最初の大きな手がかりになるのが、陰陽師・安倍晴明を祀る晴明神社です。晴明神社公式でも御祭神が安倍晴明公であることが案内されており、現在も晴明公への信仰を伝える神社として知られています。
番組公式では、晴明神社で安倍晴明が始めたとされる「泰山府君祭」に触れると紹介されています。泰山府君は人の寿命や生死に関わる存在として信仰され、陰陽道の儀礼を考えるうえで重要な神格です。
今回の回では、単に「安倍晴明ゆかりの神社」を紹介するだけでなく、晴明の名と結びついた具体的な祭祀へ踏み込む点が見どころです。晴明神社を知っていても、境内の見どころだけではなく、陰陽師が担った祈りや儀式の世界まで意識すると番組の理解が深まります。
安倍晴明は物語や映像作品で神秘的な人物として描かれることが多い一方、今回の「京都浪漫」では、京都の宗教文化や歴史の中で陰陽道がどのように受け継がれたのかという視点から扱われます。人物伝というより、晴明の信仰が後世の京都に残したものを見る回と考えると分かりやすいでしょう。
赤山禅院と泰山府君はどうつながる?
赤山禅院は京都市左京区にある寺院で、京都市公式の京都観光Naviでは、比叡山延暦寺の塔頭であり、本尊の赤山明神は泰山府君と結びつく存在として説明されています。888年に創建され、京都の表鬼門に位置することから、方除けの信仰も集めてきました。
BS11公式が今回の見どころとして挙げるのは、赤山禅院に伝わるふだん非公開の泰山府君の掛け軸です。晴明神社では泰山府君祭という「儀礼」の側面が登場し、赤山禅院では泰山府君そのものへの信仰が寺院の由緒と結びついてきたことが分かります。
また、赤山禅院が京都の表鬼門にあることも、今回のテーマと相性のよいポイントです。陰陽道では方位が重要視され、大将軍八神社でも方位を司る神が中心になります。番組を通して見ると、晴明神社、赤山禅院、大将軍八神社がそれぞれ別の場所にありながら、方位や星、吉凶をめぐる考え方でつながっていることが見えてきます。
なお、番組で紹介される掛け軸について、通常の参拝で常時見られるとは限りません。番組で見た文化財を現地でも見たい場合は、公開状況を寺院や観光案内の最新情報で確認してから出かけるのが安心です。
八坂神社の「祇園感神院復元事業」とは?
今回の放送で現在進行形の取り組みとして紹介されるのが、八坂神社の「令和の祇園感神院復元事業」です。八坂神社公式によると、八坂神社はかつて「祇園感神院」と呼ばれ、神仏習合の中で牛頭天王や龍神などへの信仰を含む祈りの場として歩んできました。
明治期の神仏分離によって、感神院から八坂神社へと名称が変わり、それまでの信仰の姿も大きく変化しました。現在の復元事業は、かつての祇園信仰を振り返りながら、祈りの原点に立ち返る取り組みとして進められています。
番組公式がこの事業を陰陽道の回で取り上げるのは、京都の信仰が一つの宗教や制度だけで整理できないことを示すためとも受け取れます。疫病や災いを鎮めたいという願い、神仏習合、方位や祭祀といった要素が長い歴史の中で重なり、明治以降に制度が変わっても記憶や文化として残ってきました。
八坂神社というと祇園祭の印象が強いですが、今回の放送では祭りの華やかさよりも、その奥にある祈りや信仰の変遷が中心です。普段とは違う八坂神社の見方ができる回になりそうです。
大将軍八神社の大将軍神像は何がすごい?
大将軍八神社は、平安京遷都の際に大将軍神を祀ったことに始まる神社です。神社公式では、大将軍神を陰陽道・道教の信仰による方位を司る星神と説明しています。
境内の方徳殿には、重要文化財に指定された大将軍神像群80体が立体星曼荼羅のように安置されています。神像は平安時代中期から鎌倉時代にかけて作られたとされ、武装像、束帯像、童子像という異なる姿が残ります。
番組公式では、この大将軍の御神像の由来を紹介するとしています。陰陽道というと安倍晴明の名前が先に浮かびますが、大将軍八神社を見ると、陰陽道が個人の占術ではなく、都の方位や国家の守護と結びついた信仰でもあったことが分かります。
さらに大将軍八神社公式は、この第180回「陰陽道の神々」がKBS京都で放送された際の番組内容を掲載しています。今回のBS11再放送でも同じ4社寺が扱われるため、放送前に内容を確認できる一次情報として参考になります。
4社寺を並べると陰陽道の見え方が変わる
今回の4社寺は、それぞれ役割が異なります。晴明神社では安倍晴明と祭祀、赤山禅院では泰山府君と鬼門、八坂神社では神仏習合と祇園信仰の再評価、大将軍八神社では方位を司る星神と神像群が中心です。
つまり番組は、陰陽道を「占い」や「陰陽師」という一語に閉じ込めず、京都の都市・寺社・祭祀・方位観に広がった文化として見せようとしていることが分かります。4か所を順に見ることで、同じ陰陽道が神社にも寺院にも異なる形で残っていることが伝わりやすくなります。
これまでの「京都浪漫」の別テーマも気になる方は、京都浪漫10月13日の非公開文化財と公開日程の記事も参考になります。今回とはテーマが異なりますが、京都の社寺を番組とあわせて見る際のヒントになります。
視聴前に押さえたいポイント
10月27日の放送では、社寺の名前だけを追うより「なぜこの4か所が同じ回に登場するのか」を意識すると理解しやすくなります。注目したい言葉は、安倍晴明、泰山府君、鬼門、祇園感神院、大将軍神です。
また、第180回は再放送です。内容そのものは過去に制作された回ですが、八坂神社の祇園感神院復元事業や各社寺の公開状況など、現地側の情報は変わる可能性があります。番組で紹介された場所を訪れる場合は、拝観時間や特別公開の有無を各公式サイトで確認するのがおすすめです。
参考にした情報
- BS11「京都浪漫 悠久の物語」公式
- 大将軍八神社「メディア情報」第180回 陰陽道の神々
- 八坂神社「令和の祇園感神院復元事業」
- 大将軍八神社「当神社について」
- 晴明神社公式
- 京都観光Navi「赤山禅院」
よくある質問
京都浪漫10月27日の「陰陽道の神々」は何時からですか?
2026年10月27日(火)20:00〜20:53、BS11で放送予定です。第180回「陰陽道の神々」の再放送です。
10月27日の京都浪漫で紹介される神社仏閣はどこですか?
晴明神社、赤山禅院、八坂神社、大将軍八神社の4か所です。安倍晴明、泰山府君、祇園感神院、大将軍神という陰陽道に関わるテーマで結ばれています。
大将軍八神社では何が紹介されますか?
番組公式では、陰陽道の神である大将軍の御神像の由来を紹介するとされています。大将軍八神社の方徳殿には重要文化財の大将軍神像群80体が安置されています。
まとめ
10月27日の「京都浪漫 悠久の物語」は、陰陽道を京都の4社寺から読み解く回です。晴明神社では安倍晴明と泰山府君祭、赤山禅院では泰山府君と鬼門、八坂神社では祇園感神院復元事業、大将軍八神社では方位を司る大将軍神と神像群が紹介されます。
「陰陽師」という人物像だけでなく、京都の信仰や都市の成り立ちに陰陽道がどう関わったのかを知りたい方にとって、4社寺の違いとつながりを一度に確認できる内容です。

