カワサキマッハ750SSとは?伝説の名車のスペックと現在の相場【なんでも鑑定団9月1日】|9/1 20:54
2026年9月1日の「開運!なんでも鑑定団」に登場するカワサキマッハ750SSは、一般に750SSマッハIV(H2)として知られる1970年代の名車です。テレビ東京公式は1972年デビュー、最高速度203km/hで当時世界最高の性能を誇った車両と紹介しています。
放送で気になりやすいのは「どんなバイク?」「何馬力?」「今いくらで買える?」「なぜ高い?」という点でしょう。ここでは番組の鑑定額を予想せず、カワサキ公式の車歴、主要スペック、2026年に確認できる中古車掲載価格と実際の落札例を分けて整理します。9月1日回の全鑑定品はなんでも鑑定団9月1日の鑑定品まとめで確認できます。
カワサキ750SSマッハIV(H2)とは?
カワサキの公式Heritageページでは、H2 750を1972年に公道へ登場した750cc・空冷2ストローク3気筒の「Mach IV」と説明しています。500ccのH1を兄弟車に持ち、強い加速特性と当時として先進的な装備によって、カワサキの高性能イメージを決定づけたモデルの一つです。
公式Heritageでは、フロントディスクブレーキ、電子点火、ステアリングダンパーを標準装備したことも紹介されています。H2、H2A、H2B、H2Cと改良され、騒音・排出ガス規制が厳しくなる中で生産を終えました。短い時代に生まれた大排気量2ストロークという点も、現在の希少性につながっています。
750SSマッハIV(H2)の主要スペック
| エンジン | 空冷2ストローク並列3気筒 |
|---|---|
| 総排気量 | 748cc |
| 最高出力 | 74ps / 6,800rpm |
| 最大トルク | 7.9kg・m / 6,500rpm |
| 乾燥重量 | 192kg |
| フロントブレーキ | シングルディスク |
| リアブレーキ | ドラム |
| 登場年 | 1972年 |
主要数値はWebikeの車種データでも748cc、74ps/6,800rpm、最大トルク7.9kg・m/6,500rpm、重量192kgと確認できます。50年以上前の車両で74psという数字だけを見るより、軽い車体と2スト3気筒の鋭い出力特性を組み合わせたことが、このモデルの強烈な印象につながりました。
「世界最速」と呼ばれた理由
9月1日のテレビ東京公式番組ページは、750SSについて最高速度203km/hで「当時世界最高の性能」と紹介しています。カワサキの海外公式資料も、H2が750cc市販車クラスのドラッグレースやロードレースで高い性能を示し、カワサキのパフォーマンス車として存在感を確立した歴史を説明しています。
ただし、現在の旧車価値は最高速度だけで決まるわけではありません。現存台数、国内での登録履歴、オリジナル部品、塗装、エンジンとフレームの状態、レストアの質など、50年以上の履歴そのものが価格に反映されます。
2026年の中古車掲載相場はおおむね400万~600万円台が中心
相場は「平均いくら」と一つの数字で断定しにくい車種です。2026年9月1日時点で確認できる掲載例では、バイクブロスに本体500万円のH2、ウエマツ東京本社のH2国内仕様レストア車が車両605万円・支払総額635万円、別の1972年式H2が車両660万円・支払総額690万円で掲載されています。
さらにグーバイクでは、1972年式の新規輸入・国内未登録車が本体398万円・支払総額412.5万円で掲載。バイクブロスの車種ページでは中古車の価格相場として365万円~798万円という幅も表示されています。
出典:バイクブロス、グーバイク、BDSバイクセンサー各掲載情報(2026年9月1日確認)。掲載価格は売り手の希望価格であり、成約価格や番組の鑑定額とは同じではありません。
実際の落札例では450万~580万円の車体も
「売り値」だけでなく実際に成立した価格を見るため、Yahoo!オークションの終了180日間ページも確認しました。車体として表示される例には、フルレストア・オリジナル・番号マッチングをうたう車両が580万円、昭和47年登録の国内物フルレストア車が565万6000円、フルオーバーホール車が450万円で落札されたケースがあります。
ただし同じ検索結果にはマフラーや部品も混ざるため、ページ全体の「平均落札額」を750SS車体の相場として使うのは適切ではありません。ここでは車体と確認できる個別例だけを参考にしています。車両状態や登録履歴が違えば価格も大きく変わります。
高く評価されやすい750SSは何が違う?
- 国内物・初期型など履歴が追えるか
- フレーム番号とエンジン番号の関係が確認できるか
- タンク、マフラー、メーター、外装など純正部品の残存度
- 再塗装やレストアが、当時仕様を尊重して行われているか
- エンジン始動、異音、オイル漏れ、電装など機関状態
- 長期保管でも腐食や劣化が抑えられているか
- 所有歴、購入記録、整備記録など来歴を裏付ける資料
番組に登場する車両は、依頼人が専用ガレージを作って保管し、公式予告でも「新車同様ピカピカ」と表現されています。ただし見た目が美しいことと、オリジナル性や機関状態が高評価になることは別問題です。実物を見た鑑定士がどこを評価するかが最大のポイントです。
Z1の2000万円と単純比較できない理由
当サイトでは、別回の「名車鑑定大会」で岩城滉一さん所有のカワサキZ1が2000万円と鑑定された例をなんでも鑑定団・岩城滉一Z1の記事で紹介しています。
しかし、Z1の2000万円をそのまま750SSの目安にはできません。著名人所有という来歴、個体の仕様、レストア内容などが加わった評価だからです。旧車の「車種相場」と「その一台の鑑定価値」は別物と考えると、9月1日の結果も理解しやすくなります。
なんでも鑑定団に登場する750SSはどんな個体?
テレビ東京公式によると、依頼人の三宅さんは7年前に亡くなった従兄弟から無料で譲り受けました。従兄弟が独身で、受け継ぐ人がいなかったためです。三宅さんは専用ガレージを作って保管しており、番組では菅井友香さんが実際にまたがる場面も予告されています。
放送前に公式が明かしているのはここまでで、年式の枝番(H2/H2A/H2B/H2C)、国内登録の詳しい履歴、番号マッチングの可否などは事前ページだけでは断定できません。鑑定額とともに、専門家が個体識別をどう説明するかに注目です。
よくある質問
カワサキ750SSマッハIVは何cc?
総排気量は748ccです。空冷2ストローク並列3気筒エンジンを搭載します。
最高出力は何馬力?
代表的なスペックは74ps/6,800rpmです。
今の価格はいくら?
2026年9月1日に確認した中古車掲載では400万円前後から600万円台の個体があり、車種ページでは365万円~798万円の幅が表示されています。状態・年式・履歴で大きく変わります。
なんでも鑑定団の鑑定額はいくら?
放送前の公式情報では鑑定額は公表されていません。中古車の店頭価格やネットオークションの落札額から番組結果を断定することはできません。
まとめ|750SSは「速さ」だけでなく残り方が価値になる
750SSマッハIV(H2)は、748ccの空冷2スト3気筒、74psという強烈な性能で1970年代初頭のカワサキを象徴したバイクです。2026年の中古市場では数百万円単位の掲載が珍しくなく、良好な国内物・レストア車では600万円を超える例も確認できます。
一方、「なんでも鑑定団」の評価は単なる店頭相場ではなく、その個体のオリジナル性、保存状態、履歴まで含むものです。9月1日回は、50年以上前の一台がどこまで当時の姿を保っているのかを見る回として楽しむと、鑑定額の理由まで理解しやすくなります。

