JVAのSNS誹謗中傷対策は?選手保護の声明と「相談・通報する場合」の方針を解説
日本バレーボール協会(JVA)が2026年9月25日に「選手への誹謗中傷に関するお願い」を発表し、選手が安心して競技に向き合える環境をつくるため、引き続き支援すると表明しました。
では、JVAにはSNS上の悪質な投稿に対する具体的な考え方があるのでしょうか。JVAの公式情報を確認すると、マーケティングページでは、選手やスタッフへの名誉毀損、誹謗中傷、脅迫、嫌がらせなどを含む投稿が確認された場合、投稿先SNSの運営会社へ相談・通報する場合があると案内されています。9月25日の声明と既存方針を分けて整理します。
9月25日のJVA声明で示された選手保護の方針
9月25日の声明でJVAは、SNSなどの心ない言葉や誹謗中傷によって、選手が心を痛めたり、不安や恐怖を感じたりすることがあると説明しました。そのうえで、選手が安心してバレーボールに向き合い、力を発揮できる環境づくりのため、引き続き選手を支援するとしています。
この声明は、特定の投稿者への処分や法的措置を発表する文書ではありません。誰が、どの選手に、どのような投稿をしたのかも特定していません。したがって、個別事案への対応がすでに始まったと断定することはできません。
一方で、協会が選手の心理的な負担を公式に認識し、競技環境の問題として扱っていることは明確です。ファンへのマナー要請だけでなく、協会として選手を支える姿勢を文章にした点が重要です。
JVAは悪質なSNS投稿を通報することがある?
JVAの公式マーケティングページには、選手・スタッフなどの関係者に対する名誉毀損、誹謗中傷、脅迫、俗悪な表現、嫌がらせ、権利侵害などの要素を含む投稿が確認された場合、投稿が行われたSNSの運営会社へ相談・通報を行う場合があると記載されています。
これは9月25日の声明で新しく発表された措置ではなく、JVAが公式サイト上で示している既存の運用方針です。今回の声明と合わせて読むと、JVAが「配慮をお願いする」だけでなく、内容によってはプラットフォーム側への相談・通報も選択肢としていることが分かります。
ただし、どの投稿を対象にするか、何件通報したか、削除要請や法的措置まで行うかといった個別の運用実績は、今回確認した公式ページだけでは分かりません。公表されている範囲と推測を分ける必要があります。
JVAが問題として挙げている投稿の種類
公式マーケティングページで例示されているのは、名誉毀損、誹謗中傷、脅迫、俗悪な表現、嫌がらせ、著作権・商標権・肖像権などの侵害要素を含む投稿です。ここには、単なる試合の感想よりも広い範囲の問題行為が含まれています。
またJVAは、会場内で撮影した試合映像を含む動画のSNSやブログへの公開を、放送権保護の目的から禁止すると案内しています。選手保護だけでなく、映像・肖像・知的財産の扱いも含め、ファンがSNSを利用する際のルールを設けています。
したがって「応援しているから何を投稿してもよい」というわけではありません。試合の感想、選手へのコメント、写真や動画の投稿は、それぞれ別のルールや権利関係を意識する必要があります。
選手への批判と通報対象の考え方は同じではない
9月25日の声明では、試合結果やプレーへのさまざまな意見・批判があることを認めています。つまり、JVAが示す選手保護の方針は、否定的な意見を一律に排除するという内容ではありません。
一方、脅迫や嫌がらせ、人格を傷つけるような表現は、競技への意見とは性質が異なります。投稿する側は「批判のつもり」でも、内容がプレーから離れて個人への攻撃になっていないか確認する必要があります。
「批判と誹謗中傷をどう分けるか」を詳しく知りたい場合は、同時作成したバレーの批判と誹謗中傷の違いで、投稿前に確認したいポイントを整理しています。
今後の具体策はどこまで発表されている?
9月25日の公式声明では、選手への支援を継続するとしていますが、新たな監視システム、専門窓口、法的措置の基準などの具体策までは公表していません。そのため「JVAが今回から全投稿を監視する」「悪質投稿を必ず法的措置にする」といった断定はできません。
現時点で公式に確認できるのは、選手が不安や恐怖を感じる場合があるという認識、ファンへの配慮要請、選手を支援する姿勢、そして別の公式ページで示されているSNS運営会社への相談・通報の可能性です。
アジア大会を含む日本代表の競技情報は、アジア競技大会2026完全ガイドや日本女子バレー代表メンバー記事でも確認できます。競技情報と選手個人への攻撃を切り分けて応援することが、今回の声明の趣旨にも沿う形です。
よくある質問(FAQ)
JVAは誹謗中傷投稿をSNSへ通報しますか?
JVA公式サイトでは、名誉毀損、誹謗中傷、脅迫、嫌がらせなどの要素を含む投稿が確認された場合、投稿先SNSの運営会社へ相談・通報を行う場合があると案内しています。
9月25日の声明で法的措置を発表しましたか?
今回確認した9月25日の声明では、特定投稿への法的措置や処分は発表されていません。選手への配慮と支援継続を呼びかける内容です。
JVAは試合への批判も通報対象にすると言っていますか?
9月25日の声明では、試合結果やプレーへの率直な意見は大切だとしています。否定的な意見を一律に通報対象とする趣旨ではありません。
まとめ
JVAのSNS誹謗中傷対策について公式に確認できるのは、選手を支援し安心して競技に向き合える環境をつくるという方針と、悪質な要素を含む投稿についてSNS運営会社へ相談・通報する場合があるという既存の案内です。9月25日の声明で新たな法的措置の基準まで示されたわけではありません。公表済みの対策と未発表の部分を分けて理解することが大切です。

