芸能きわみ堂10月23日上方歌舞伎|中村鴈治郎・片岡愛之助と大阪松竹座閉場後の未来|10/23 21:00
10月23日(金)21時から21時30分までNHK Eテレで放送される「芸能きわみ堂」は、「笑いたっぷり情コッテリ!上方歌舞伎の世界」をテーマに、中村鴈治郎さんや片岡愛之助さんらのインタビューと資料映像を交えながら、上方歌舞伎の魅力とこれからを考える回です。
大きな背景にあるのが、上方歌舞伎の本拠地のひとつとして親しまれてきた大阪松竹座の閉場です。松竹公式によると、大阪松竹座は2026年5月26日に閉場しました。劇場という拠点が一区切りを迎えた後、上方歌舞伎の芸や作品、俳優たちが何を受け継ぎ、どこへ向かうのかが今回の中心になります。
芸能きわみ堂10月23日の放送時間と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月23日(金)21:00〜21:30 |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 特集 | 笑いたっぷり情コッテリ!上方歌舞伎の世界 |
| 司会 | 高橋英樹、大久保佳代子 |
| 出演 | 四代目 中村鴈治郎、片岡愛之助、中村翫政、河内厚郎、片岡仁左衛門 |
| 解説 | 児玉竜一 |
| 出演 | 石橋亜紗 |
| 語り | 佐々木啓夫 |
放送局公式情報を掲載する番組表では、上方歌舞伎の特徴を歴史的な資料映像とともにひもとき、中村鴈治郎さんや片岡愛之助さんらのインタビューを交えて今後を考える30分と案内されています。
番組の司会は高橋英樹さんと大久保佳代子さんです。大久保さんは「芸能きわみ堂」の過去回にも出演しており、古典芸能に詳しい人だけに向けた解説ではなく、初めて触れる人が引っかかりやすいポイントを言葉にしてくれる存在としても注目です。
今回のテーマ「上方歌舞伎」とは?
今回の番組でまず押さえておきたいのは、江戸歌舞伎との違いです。番組情報では、上方歌舞伎は江戸時代から芝居小屋が並んだ大阪・道頓堀で育ち、江戸の「荒事」と対照的な「和事」と呼ばれる演技様式を大きな特徴として紹介しています。
「荒事」が豪快で力強い人物像を見せるのに対し、和事では男女の色恋や人情を描く作品が多く、柔らかな身のこなしやせりふ回しで人物の心を表します。今回の「笑いたっぷり情コッテリ」という題名は、上方らしい笑いだけでなく、恋や義理、人情の濃さまで含めて魅力を伝える言葉と見ると分かりやすいでしょう。
番組情報ではさらに、「義太夫狂言」の影響が強く見られる語りと三味線が織り成す世界にも触れるとされています。単に俳優の演技だけを見るのではなく、物語を運ぶ言葉、音楽、舞台の間がどのように組み合わさるかに注目すると、上方歌舞伎ならではの濃厚さが伝わりやすくなります。
中村鴈治郎は何を語る?
今回の中心人物の一人が四代目 中村鴈治郎さんです。上方歌舞伎の大名跡を継ぐ俳優で、番組ではインタビューを通して、受け継がれてきた芸と今後を考える構成になっています。
松竹のシネマ歌舞伎「曽根崎心中」公式ページでは、2009年の舞台で四世坂田藤十郎さんがお初を、中村鴈治郎さんが徳兵衛を演じたことが紹介されています。「曽根崎心中」は近松門左衛門の作品で、上方歌舞伎を代表する演目のひとつです。
この背景を知っておくと、番組情報にある「江戸時代の伝説の名優・坂田藤十郎以来、代々の俳優が工夫を重ね現在の上方歌舞伎が成立した」という流れが、抽象的な歴史ではなく、現在の俳優につながる継承として見えてきます。
中村鴈治郎さんは2026年のシネマ歌舞伎「曽根崎心中」でも、父・坂田藤十郎さんと共演した舞台を通じて上方の芸を伝える存在として紹介されています。10月23日のインタビューでは、劇場の閉場後にも残る芸の継承をどう考えているのかが大きな見どころです。
片岡愛之助・片岡仁左衛門ら出演者にも注目
番組には片岡愛之助さん、片岡仁左衛門さん、中村翫政さん、河内厚郎さんも出演します。大阪松竹座の閉場をめぐるテーマで、上方歌舞伎にゆかりの深い俳優たちの言葉が並ぶこと自体が今回の特徴です。
大阪松竹座の「御名残五月大歌舞伎」では、片岡愛之助さん、片岡仁左衛門さん、中村鴈治郎さんらが同じ公演に名を連ねました。閉場前の劇場を実際に支えた俳優たちが、その後の上方歌舞伎について語るため、単なる歴史紹介ではなく、2026年という節目を記録する内容になっています。
具体的にどのインタビューが何分使われるか、どの演目映像が流れるかは、確認できた番組情報では明記されていません。そこで視聴時は、中村鴈治郎さんと片岡愛之助さんの発言だけでなく、片岡仁左衛門さんを含む世代の異なる俳優が「上方らしさ」をどう表現するのかを比べると、30分の中でもテーマを追いやすくなります。
解説の児玉竜一とは?
解説を担当する児玉竜一さんは、早稲田大学演劇博物館の第9代館長です。同館公式によると、歌舞伎や文楽を中心に研究しており、2023年4月から館長を務めています。
上方歌舞伎を扱う今回、俳優の体験談だけではなく、歴史や演技様式を整理する役として適した専門家です。番組情報にある「坂田藤十郎以来、代々の俳優が工夫を重ねた」という流れも、資料映像と専門家の説明が組み合わさることで理解しやすくなるはずです。
早稲田大学演劇博物館は歌舞伎を含む古今東西の演劇資料を収蔵してきた施設で、児玉さん自身も歌舞伎研究と評論を専門としています。資料映像を見るときは、映像の古さや珍しさだけでなく、どの芸が次代へ受け継がれたのかという説明にも耳を傾けたいところです。
大阪松竹座はなぜ今回の重要な背景なのか
大阪松竹座は1923年に開場し、2023年に100周年を迎えました。松竹公式の劇場史では、歌舞伎だけでなく現代劇、喜劇、ミュージカル、コンサートなど多彩な舞台を発信し、103年にわたる歴史を経て2026年5月に閉館したと説明されています。
今回の番組情報では「上方歌舞伎の本拠地である大阪松竹座閉場が発表された今」とありますが、放送時点の2026年10月にはすでに閉場後です。そのため10月23日の放送は、閉場のニュースを伝えるというより、劇場という物理的な拠点を失った後も上方歌舞伎がどう続いていくのかを考える回として見るのが自然です。
松竹は閉場前の2026年4月と5月に「御名残四月大歌舞伎」「御名残五月大歌舞伎」を実施しました。長年の劇場史に区切りをつける公演を経た後だからこそ、俳優たちの言葉には、思い出だけでなく次の舞台へどうつなぐかという意味が重なります。
「音楽番組」として見るなら何に注目する?
入力情報では音楽番組としての整理も求められていますが、今回の中心は歌手の新曲披露ではなく、歌舞伎の語り・三味線・演技が一体になった古典芸能の音です。確認できた情報には具体的な披露曲名の記載がないため、曲目を推測して書くことはできません。
その代わり、番組情報が明示する「義太夫狂言」の影響に注目できます。義太夫節の語りと三味線は、人物の感情や物語の緊張感を支える重要な要素です。資料映像が流れる場面では、せりふだけでなく、語りと三味線が場面の空気をどう作るかを聞くと、音楽的な魅力も感じ取りやすくなります。
歌舞伎の襲名や家の芸については、芸能きわみ堂「歌舞伎の襲名」記事でも整理しています。今回の上方歌舞伎特集は、名跡を継ぐことだけでなく、劇場が変わっても芸をどう残すかという別の角度から「継承」を考えられる回です。
前回10月16日は「三社祭」を特集
「芸能きわみ堂」の前回10月16日放送は、清元の人気舞踊「三社祭」と浅草を取り上げた回でした。江戸の祭りや舞踊を軸にした前回から、10月23日は大阪・道頓堀で育った上方歌舞伎へと舞台が移ります。
前回が江戸情緒や祭りのにぎわいに焦点を当てたのに対し、今回は上方の和事、人情、義太夫狂言、劇場の歴史が軸です。同じ古典芸能でも地域によって表現や背景が異なることを続けて見られるため、前回を見た人ほど対比が分かりやすいでしょう。
参考にした情報
- 番組表.Gガイド「芸能きわみ堂 笑いたっぷり情コッテリ上方歌舞伎」
- J:COMテレビ番組表「芸能きわみ堂」
- 松竹公式「大阪松竹座の歴史」
- 松竹公式 チケット案内
- 早稲田大学演劇博物館「当館について」
- 松竹 シネマ歌舞伎「曽根崎心中」
よくある質問
芸能きわみ堂の上方歌舞伎特集はいつ放送?
2026年10月23日(金)21時から21時30分までNHK Eテレで放送されます。
10月23日の出演者は誰?
司会は高橋英樹さんと大久保佳代子さん。出演は四代目 中村鴈治郎さん、片岡愛之助さん、中村翫政さん、河内厚郎さん、片岡仁左衛門さんで、児玉竜一さんが解説を担当します。
今回はどんな演目や曲が披露される?
確認できた番組情報では、具体的な演目名や曲名は明記されていません。上方歌舞伎の「和事」や義太夫狂言の影響、資料映像、出演俳優のインタビューが主な内容として案内されています。
まとめ
10月23日の「芸能きわみ堂」は、中村鴈治郎さんや片岡愛之助さんらの言葉と資料映像を通して、大阪松竹座閉場後の上方歌舞伎をどう受け継ぐかを考える30分です。
放送前に押さえておきたいのは、上方歌舞伎の「和事」と人情味、義太夫狂言の影響、そして大阪松竹座が2026年5月に103年の歴史を閉じたことです。歌舞伎に詳しくなくても、俳優、劇場、芸の三つのつながりを意識すると、上方歌舞伎の現在地とこれからが見えやすくなる回です。

