古谷一行の代表作と生涯|11月6日放送「松本清張シリーズ 霧の旗」に出演|11/6 18:45

2026年11月6日(金)18時45分からBS11で放送される「松本清張シリーズ」は、古谷一行さん主演の「霧の旗」です。今回放送されるのは新作ではなく、2003年にTBSで放送された松本清張原作のサスペンスドラマです。

古谷一行さんは2022年8月23日に亡くなっています。したがって今回は「出演する」というより、古谷一行さんが演じた作品が改めて放送されると捉えるのが正確です。放送を前に、古谷さんがどんな俳優だったのか、代表作、そして「霧の旗」で演じた役をまとめます。

11月6日「霧の旗」の放送日時と作品情報

項目内容
放送日時2026年11月6日(金)18:45〜
放送局BS11
番組松本清張シリーズ「霧の旗」
主演古谷一行
主な出演星野真里、風間トオル、多岐川裕美、池内万作、渡辺いっけい、金田明夫
原作松本清張
脚本石原武龍

BS11公式サイトでは、11月6日放送分として「霧の旗」を案内しています。番組は毎週金曜午後6時45分からの「松本清張シリーズ」枠で、古谷一行さんを中心に、星野真里さん、風間トオルさん、多岐川裕美さんらが出演します。

放送ライブラリーによると、このドラマの初回放送は2003年9月16日(火)21時〜22時54分、TBSテレビです。制作はテレパック。20年以上前の作品ですが、松本清張作品らしい人間の弱さや社会的立場、復讐心が絡み合う物語として、再放送でも内容を追いやすい一作です。

古谷一行さんはどんな俳優だった?生年・没年と歩み

古谷一行さんは、長くテレビドラマや映画で活躍した俳優です。所属していたフロム・ファーストプロダクションは、古谷さんが2022年8月23日に永眠したことを公式に発表しています。

事務所の発表では、病気を克服した後も次の挑戦に向けてトレーニングに通っていた中での訃報だったことが伝えられました。死因の細部については、この記事では本人側が公表した範囲を超えて扱いません。

古谷さんの俳優人生を振り返ると、特に強い印象を残したのが、推理ものや社会派サスペンスです。落ち着いた語り口と、静かな表情の奥に感情をにじませる芝居で、名探偵、刑事、弁護士、父親など幅広い役を演じました。

作品によっては親しみのある柔らかな人物に見えながら、別の作品では一転して影や葛藤を抱えた人物を演じる。その振れ幅が、長く第一線で重用された理由のひとつでしょう。

古谷一行さんの代表作は?金田一耕助シリーズが大きな柱

古谷一行さんを代表する役として外せないのが、金田一耕助です。BS11の「古谷一行主演!金田一耕助シリーズ」公式ページでも、古谷さん扮する名探偵・金田一耕助が鋭い推理力で事件に挑む人気シリーズとして紹介されています。

BS11の過去ラインアップには「獄門島」「悪霊島」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」など、横溝正史の代表的な作品が並びます。古谷さんの名前と金田一耕助をセットで記憶している視聴者が多いのも納得できるラインアップです。

金田一耕助は、派手さで犯人を追い詰めるタイプの探偵ではありません。村や一族の歴史、人間関係、言葉の裏側を丁寧にたどりながら真相へ近づいていく人物です。古谷さんの抑制の利いた演技は、そうした横溝作品の陰影とよく合っていました。

また、古谷さんは松本清張原作のドラマにもたびたび出演しています。BS11の「松本清張シリーズ」では11月6日の「霧の旗」に続き、11月13日の「わるいやつら」、11月20日の「夜光の階段」、11月27日の「捜査圏外の条件」など、古谷さん出演作が放送予定として並んでいます。

金田一耕助のような探偵役だけでなく、社会の中で立場や責任を背負う人物を演じたときにも存在感を発揮したことが分かります。

「霧の旗」で古谷一行さんが演じた大塚欽三とは

2003年版「霧の旗」で古谷一行さんが演じたのは、弁護士・大塚欽三です。放送ライブラリーの作品紹介では、殺人事件の容疑者となった柳田の妹・桐子から弁護を頼まれながら、金と時間を理由に断った人物として描かれています。

その後、柳田は獄中で死亡します。大塚は事件を再調査し、柳田が冤罪だった可能性にたどり着きます。しかし、妹の桐子にとっては、兄を救えなかった原因の一端を大塚に感じているため、物語は単純な「正義の弁護士が真実を暴く話」にはなりません。

大塚は社会的地位のある人権派弁護士でありながら、過去の判断によって桐子の恨みを招きます。さらに自分の愛人・径子が殺人容疑で逮捕され、大塚自身の立場も揺らぎます。

古谷さんが演じる大塚は、完全な善人でも完全な悪人でもありません。仕事の都合から依頼を断った判断、あとになって事件を調べ直す職業人としての自負、そして自分に近い人が容疑者になったときの行動が重なり、人物の複雑さが浮かび上がります。

星野真里さん演じる柳田桐子との対立が物語の中心

「霧の旗」で古谷一行さんと対峙する重要人物が、星野真里さん演じる柳田桐子です。桐子は兄の無実を信じ、大塚に弁護を頼みますが断られます。

兄を失った桐子は上京し、やがて大塚の周辺で起きた事件に関わることになります。大塚が「今度は自分の大切な人を救いたい」と動く一方、桐子は自分が味わった絶望を大塚にも突きつける立場になります。

この構図が「霧の旗」の大きな見どころです。大塚が法律家としてどこまで正義を貫けるのか、桐子の復讐心がどのように向かうのか。古谷さんの演技を見る際は、事件そのものだけでなく、過去の判断を背負う弁護士の表情の変化にも注目すると物語がより分かりやすくなります。

共演者は星野真里・風間トオル・多岐川裕美ら

BS11公式で案内されている主な出演者は、古谷一行さん、星野真里さん、風間トオルさん、多岐川裕美さん、池内万作さん、渡辺いっけいさん、金田明夫さんです。

放送ライブラリーには、さらに音無美紀子さん、三田村邦彦さんらの出演も記録されています。ナレーターは橋爪功さんです。2時間サスペンスでおなじみの俳優が多く、2000年代のテレビドラマらしい厚みのあるキャスティングになっています。

古谷さんだけを追うのではなく、星野さん演じる桐子との緊張感、多岐川さんら周囲の人物との関係を見ることで、大塚欽三という人物の立場がより立体的に見えてきます。

11月6日放送で古谷一行さんを見るポイント

今回の「霧の旗」は、古谷一行さんの代表作として最初に名前が挙がりやすい金田一耕助シリーズとは違い、社会的地位を持つ弁護士が過去の判断と向き合う役です。

名探偵のように事件の外側から真相へ迫るのではなく、自分自身が物語の因果の中に組み込まれていく点が大きく異なります。古谷さんの落ち着いた雰囲気が、弁護士としての威厳にも、追い詰められていく人物の苦さにもつながっています。

金田一耕助しか知らない方にとっては、古谷さんの別の魅力を知る機会になります。逆に松本清張ドラマで古谷さんを知った方は、BS11で案内されている金田一耕助シリーズと見比べると、役柄による演技の違いも楽しめます。

参考にした情報

よくある質問

古谷一行さんはいつ亡くなりましたか?

所属事務所のフロム・ファーストプロダクションは、古谷一行さんが2022年8月23日に永眠したと発表しています。

11月6日放送の「霧の旗」は新作ですか?

新作ではありません。放送ライブラリーによると、今回放送される古谷一行さん主演版は2003年9月16日にTBSで初回放送された作品です。

「霧の旗」で古谷一行さんは何役ですか?

弁護士の大塚欽三を演じています。柳田桐子から兄の弁護を依頼されながら断ったことが、後の出来事へつながっていきます。

古谷一行さんの代表作は何ですか?

代表的な役のひとつが金田一耕助です。BS11でも「古谷一行主演!金田一耕助シリーズ」として「獄門島」「悪霊島」「八つ墓村」など多数の作品が紹介されています。

まとめ

2026年11月6日(金)18時45分からBS11で放送される「松本清張シリーズ 霧の旗」は、古谷一行さんが弁護士・大塚欽三を演じた2003年のドラマです。

古谷さんは2022年に亡くなりましたが、金田一耕助シリーズをはじめ数多くの作品を残しました。「霧の旗」では名探偵とは異なり、過去の判断によって自分自身が追い詰められていく弁護士を演じています。代表作だけでなく、古谷一行さんの演技の幅を知るうえでも見応えのある再放送です。

このテーマの関連記事はこちら