映画「八日目の蝉」11月4日WOWOW放送|希和子と恵理菜の母娘関係・キャスト・見どころ|11/4 18:30
2026年11月4日(水)18時30分から、WOWOWシネマで映画「八日目の蝉」が放送されます。角田光代さんのベストセラー小説を映画化した作品で、誘拐した赤ん坊を4年間育てた女性と、その女性に育てられた過去を持つ娘の人生を描きます。
物語の中心にいるのは、野々宮希和子と秋山恵理菜です。血のつながりがない二人が過ごした時間と、事件の後も続いていく心の傷を通して、親子とは何かを問いかけます。
「八日目の蝉」11月4日の放送日時・作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月4日(水)18:30~21:00 |
| 放送局 | WOWOWシネマ |
| 作品名 | 八日目の蝉 |
| 公開年 | 2011年 |
| 監督 | 成島出 |
| 原作 | 角田光代 |
| 主な出演 | 井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司、渡邉このみ |
番組表.Gガイドでは、11月4日(水)18時30分から21時までの放送として掲載されています。作品の基本情報やあらすじ、出演者も同ページで案内されています。
WOWOWの作品ページでは、制作年を2011年、内容時間を149分と掲載しています。一方、配給元の松竹の作品データベースでは上映時間147分と記載されており、作品情報の掲載元によって表記に差があります。今回のテレビ放送枠は2時間30分です。
映画「八日目の蝉」はどんな物語?
物語は、野々宮希和子が不倫相手の妻の赤ん坊を連れ去るところから始まります。希和子は、会社の上司だった秋山丈博との関係の中で妊娠しますが、丈博には妻がいました。自分は子どもを産めない状況に追い込まれた一方で、丈博の妻が出産したと知り、希和子の心は大きく揺れます。
赤ん坊を一目見るだけのつもりで秋山家に入り、泣いている子を抱き上げた希和子は、そのまま連れ去ってしまいます。赤ん坊に「恵理菜」という名前があることも、実の両親のもとへ帰すべき存在であることも、希和子は分かっていながら逃げ続けます。
希和子は恵理菜を薫と呼び、自分の娘のように育てます。二人は各地を転々とし、逃亡生活の末に小豆島で暮らす時間を得ます。希和子にとっては、追われる身でありながらも、子どもと過ごす日々が母親としての幸福に感じられる時間でした。
しかし、その生活は永遠には続きません。恵理菜が4歳になったころ、希和子は逮捕され、恵理菜は実の両親のもとへ戻されます。誘拐事件は終わっても、恵理菜の中には「薫」として過ごした幼い記憶が残り、その後の人生にも影響を及ぼしていきます。
希和子と恵理菜の関係が物語の軸
「八日目の蝉」が描くのは、誘拐事件の経緯だけではありません。希和子に育てられた4年間と、事件後に実の両親のもとで成長した時間が、恵理菜の中でどのようにつながっていくのかが大きな軸になります。
希和子は法律上、恵理菜を誘拐した犯人です。赤ん坊を連れ去り、実の家族から引き離した行為が許されるわけではありません。それでも、希和子が恵理菜に注いだ愛情や、二人が過ごした日々まで単純に偽物と決めつけられるのかという問いが、作品にはあります。
一方の恵理菜にとって、希和子との時間は自分で選んだものではありません。幼い時期に育ての母と過ごした記憶は、本人が事件の全容を理解するより前に心に刻まれています。実の親のもとへ戻った後も、その記憶を完全に切り離すことはできません。
大人になった恵理菜の人生にも、過去の事件と重なるような問題が現れます。映画は、過去に起きた出来事を単なる回想として扱うのではなく、幼少期の経験が大人になってからの人間関係や選択にどう影響するのかを描いています。
この構造によって、観客は希和子だけ、あるいは恵理菜だけの視点に固定されません。誘拐した側の事情を知ることと、その行為によって人生を変えられた側の痛みを考えること。その両方を同時に見つめるところに、本作の重さがあります。
大人になった恵理菜が向き合う過去と小豆島
松竹シネマプラスのあらすじでは、恵理菜は実の両親のもとへ戻った後も「ふつう」の生活を望めず、心を閉ざしたまま成長した人物として紹介されています。幼少期に起きた事件は、希和子が逮捕された時点で終わったわけではなく、恵理菜の人生に長く影を落とします。
やがて恵理菜は、自分が妊娠していることに気づきます。その相手は家庭を持つ男性です。かつて希和子が置かれていた状況と重なる部分があり、恵理菜は封じ込めていた過去を避けられなくなります。ここで映画は、希和子の選択を振り返るだけでなく、恵理菜自身が同じような状況に直面したとき、どのように判断するのかという問いへ進みます。
恵理菜が向かうのは、かつて希和子と暮らした小豆島です。小豆島は、逃亡中の二人にとって一時的に落ち着いた生活を送った場所であり、恵理菜にとっては幼いころの記憶につながる土地でもあります。現在の恵理菜がその場所を訪れることは、過去をただ思い出すのではなく、自分の人生の一部として受け止め直す行動として描かれます。
この後半の展開を知っておくと、映画が単に「誘拐された子どもが大人になるまで」を追う作品ではないことが分かります。希和子の人生と恵理菜の人生が、同じ男性との関係や妊娠という出来事を通じて交差し、二人の間にあった時間の意味が改めて問われていきます。
撮影場所については、信州フィルムコミッションネットワークが、長野県富士見町立南中学校をロケ地として記録しています。同施設は、永作博美さん演じる女性が赤ん坊と逃げ込む女性だけの施設という設定で使用されたと紹介されています。物語の舞台設定と実際の撮影協力地を分けて見ると、映画のロケーションにも関心が広がります。
井上真央・永作博美ら出演者と役柄
映画版では、成長した恵理菜を井上真央さん、希和子を永作博美さんが演じます。幼い恵理菜を渡邉このみさんが担当し、現在の恵理菜と幼少期の薫の時間がつながる構成です。
永作博美さんが演じる希和子は、罪を犯した人物でありながら、逃亡中には子どもを守ろうとする母親としての顔も見せます。追われる恐怖と、娘と過ごす日々を失いたくない思いが同居する役どころです。作品を単純な善悪の物語にしないためにも、希和子の複雑さが重要になります。
井上真央さんが演じる恵理菜は、事件の被害者でありながら、育ての母との記憶を抱えて成長した女性です。自分の過去をどう受け止めるのか、実の家族との距離をどう考えるのかという揺れが、物語の後半を支えます。
小池栄子さんは安藤千草、森口瑤子さんは実母の秋山恵津子、田中哲司さんは実父の秋山丈博を演じます。千草は恵理菜の過去に関わる人物であり、恵津子と丈博は事件後の家庭を形づくる存在です。誘拐した側とされた側という二つの立場だけでなく、周囲の人物が抱える事情も物語に奥行きを与えています。
小池栄子さんの出演作や経歴は、小池栄子プロフィールでも紹介しています。
原作小説・映画版のスタッフと受賞歴
原作は角田光代さんの同名小説です。映画版の監督は成島出さん、脚本は奥寺佐渡子さん、音楽は安川午朗さんが担当しました。松竹の作品データベースでは、母性をテーマに、希和子と恵理菜が抱える複雑な思いを描いた人間ドラマとして紹介されています。
映画は2011年4月29日に公開されました。松竹の作品情報によると、第35回日本アカデミー賞では作品賞を含む最優秀賞10冠を獲得しています。番組紹介にある「10部門受賞」という説明は、この評価を示すものです。
作品の魅力は、事件の衝撃だけで引っ張るサスペンスにとどまらないところです。希和子の逃亡生活を描く前半と、恵理菜が大人になってからの人生を描く後半が、ひとつの事件を異なる時間から照らします。前半で見た出来事の意味が、後半の恵理菜の姿を通して変わって見える点にも注目です。
原作小説を読んだ人は、映画が限られた上映時間の中でどの場面を選び、人物の感情をどう映像化しているかを比べる楽しみがあります。映画から初めて作品に触れる場合も、希和子と恵理菜の関係を追っていくことで、原作が扱う母性や家族の問題に触れられます。
WOWOWシネマで見るときのポイント
11月4日の放送枠は18時30分から21時までです。WOWOWの作品ページでは本編の内容時間を149分と案内しているため、放送枠と作品データの時間をあわせて確認しておくとよいでしょう。
WOWOWの作品ページには、映画のあらすじや出演者、スタッフの情報が掲載されています。放送・配信の最新状況や視聴契約については、WOWOW公式「八日目の蝉」作品ページで確認できます。
【映画・スポーツ・海外ドラマみるなら】WOWOWオンデマンドこれまでのWOWOW放送記事
「八日目の蝉」はWOWOWで過去にも放送されており、以前の放送情報をまとめた記事もあります。今回の放送日時とあわせて、過去の案内を確認したい場合は、10月11日のWOWOW放送記事も参考になります。
参考にした情報
- WOWOW公式「八日目の蝉」作品ページ
- 松竹「八日目の蟬」作品データベース
- 番組表.Gガイド「八日目の蝉」11月4日放送情報
- Japan Film Database「八日目の蝉」
- 松竹映画100年の100選「八日目の蟬」
- 松竹シネマプラス「八日目の蟬」
- 信州フィルムコミッションネットワーク「八日目の蝉」ロケ実績
- 映画.com「八日目の蝉」作品情報
よくある質問
「八日目の蝉」はいつ放送されますか?
2026年11月4日(水)18時30分から21時まで、WOWOWシネマで放送予定です。
「八日目の蝉」の出演者は誰ですか?
井上真央さん、永作博美さん、小池栄子さん、森口瑤子さん、田中哲司さん、渡邉このみさんらが出演します。
原作は誰の小説ですか?
角田光代さんの同名小説が原作です。映画版の監督は成島出さん、脚本は奥寺佐渡子さんです。
映画の上映時間は何分ですか?
WOWOWの作品ページでは149分、松竹の作品データベースでは147分と案内されています。掲載元によって表記が異なります。
まとめ
映画「八日目の蝉」は、2026年11月4日(水)18時30分からWOWOWシネマで放送されます。井上真央さんが成長した恵理菜、永作博美さんが希和子を演じ、誘拐事件の後も続いていく二人の人生を描く作品です。
希和子が犯した罪と、恵理菜が抱え続ける幼い記憶。その両方を見つめながら、母と子の関係や家族のあり方を考えさせる人間ドラマとして楽しめます。

