クレイジージャーニー「ルーマニア第ゼロ章」を時系列整理|マンホールタウンはなぜ生まれた?|10/14 23:59
10月14日(水)23時59分からCBCテレビで放送される「クレイジージャーニー」は、丸山ゴンザレスさんのルーマニア・マンホールタウン取材を振り返る「第ゼロ章」です。
今回のポイントは、地下で暮らす人々の衝撃的な映像だけではありません。なぜブカレストで子どもたちがマンホールの下に身を寄せる状況が生まれたのかを、チャウシェスク政権時代の人口政策までさかのぼってたどる構成になっています。
ここでは、放送前に確認できる公式情報をもとに、政策→家庭や施設への負担→路上生活→地下空間へという流れを時系列で整理します。すでに背景を知っている方にも、番組で何がどの順番で扱われるのかが分かるようにまとめました。
10月14日CBC放送の日時・出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月14日(水)23:59〜翌0:59 |
| 放送局 | CBCテレビ |
| 番組 | クレイジージャーニー |
| テーマ | 丸山ゴンザレス・ルーマニアのマンホールタウン旅・第ゼロ章 |
| MC | 設楽統、小池栄子 |
| ジャーニー | 丸山ゴンザレス、佐藤健寿 |
CBCで放送されるのは、TBSで2026年9月21日に放送された#298にあたる回です。GガイドのCBC番組情報でも、10月14日23時59分から「ルーマニアのマンホールタウン旅・第ゼロ章」が放送されることが確認できます。
MCの設楽統さんのプロフィールと小池栄子さんのプロフィールも、番組を継続して見ている方にはあわせて読みやすい内容です。
第ゼロ章の流れを時系列で整理
TBS公式の放送アーカイブを見ると、この回は単なる過去映像集ではなく、マンホールタウンが生まれるまでの原因をさかのぼる「エピソードゼロ」として組み立てられています。
1. 出発点はチャウシェスク政権の人口増加政策
番組が最初にさかのぼるのは、社会主義政権下のルーマニアです。ニコラエ・チャウシェスク政権は人口増加を強く進め、1966年の政令770号で人工妊娠中絶を厳しく制限しました。
国連のルーマニアに関する資料では、当時の政府が低い人口増加率を問題視し、中絶を限られた事情にだけ認める制度へ変更したこと、避妊具の販売・輸入も制限したことが説明されています。政策の直後には出生率が大きく上昇しました。
番組公式が「避妊&中絶禁止」「月経警察」という強い言葉を予告に入れているのは、マンホールで暮らす子どもたちの映像を単独の珍しい出来事として見せるのではなく、国家が家庭の生殖まで強く管理した時代背景から理解するためだと考えると流れがつかみやすくなります。
2. 子どもが増えた一方で、家庭や施設が受け止めきれない状況へ
人口を増やす政策で出生数が増えても、すべての家庭が十分な養育環境を持てるとは限りません。経済的な困窮や家庭事情の中で、施設に預けられる子どもが増えたことは、政権崩壊後に国際社会がルーマニアで直面した大きな問題の一つでした。
UNICEF Romaniaは、1990年8月の調査当時、施設にいた子どもが約10万人と推計されていたと振り返っています。つまり「子どもを増やす」という国家目標の一方で、育てる側の社会基盤との大きなずれが表面化していたことになります。
ここは、すでに公開しているマンホールタウン誕生の背景と政令770号の記事で制度面を詳しく整理しています。今回の記事では、その制度が番組内の次の場面へどうつながるかに注目します。
3. 政権崩壊後、路上で生きる子どもたちが可視化される
1989年にチャウシェスク政権が崩壊すると、それまで外から見えにくかった施設や子どもたちの厳しい状況が世界に知られるようになりました。
番組ではTBSに残る1990年代の貴重映像を使い、路上の子どもたちを追います。公式予告には、白昼にシンナーを吸う子どもの姿が登場するとあります。ここで描かれるのは、単に「危険な子どもたち」ではなく、居場所や保護からこぼれ落ちた子どもたちが、路上で生き延びようとしていた現実です。
当時の報道では、ブカレスト北駅周辺などに多くのストリートチルドレンが集まっていたことが伝えられています。路上で得られるわずかな収入や食べ物に頼りながら、夜を安全に過ごせる場所を探す必要がありました。
4. なぜ「マンホールの下」が生活場所になったのか
ブカレストの冬は厳しく、地上で夜を過ごすこと自体が大きな危険になります。地下には都市インフラの配管が通り、場所によっては地上より暖かい空間がありました。
1990年代の海外報道では、子どもたちがマンホールから地下の通路へ入り、暖房用の配管近くで生活していた様子が記録されています。番組でいう「マンホールタウン」は、奇抜な地下コミュニティが突然生まれたのではなく、路上生活を強いられた人々が寒さや危険を避けるために選んだ場所が地下だったという流れで見ることが重要です。
そのため、第ゼロ章の「真相」に近い答えは一人の犯人や一つの事件ではありません。人口政策、貧困、施設養育の問題、政変後の混乱、路上生活、寒さをしのぐ地下空間という複数の要因が積み重なった結果として描かれます。
「月経警察」とは何を示す言葉?
TBS公式予告には「月経警察とは一体」という項目があります。これは当時の強権的な人口政策を象徴する部分です。
政令770号のもとでは、中絶の制限だけでなく妊娠や出産に対する国家の監視が強まりました。国連資料でも、出生率を高める目的で中絶の合法的な条件を狭め、避妊手段を制限したことが確認できます。
番組はTBSの過去映像を通して、政策文書だけでは伝わりにくい「女性の日常生活に国家がどこまで介入していたのか」を映像で示すとみられます。マンホールタウンの背景を考えるうえでは、この政策が社会全体にどのような圧力をかけたのかを見る場面になりそうです。
コマネチのエピソードが入る理由
公式予告には、モスクワ五輪の体操金メダリストとして知られるナディア・コマネチに関するエピソードも含まれています。
一見するとマンホールタウンと離れた話題に見えますが、同じ時代のルーマニアで、国が国民の生活や移動、身体に強く関与していた社会を立体的に見せる材料として配置されていると考えられます。
番組の中心は丸山ゴンザレスさんの地下取材ですが、第ゼロ章では「地下に暮らす人々」だけを切り取らず、当時のルーマニア社会全体を見せることで、その場所が生まれた理由を理解しやすくしています。
丸山ゴンザレスのマンホールタウン取材はどうつながる?
今回の放送で気になるのが、公式アーカイブにある「マンホールタウン取材のその後とは…?」という一文です。
第ゼロ章は過去を振り返るだけで終わらず、丸山ゴンザレスさんが実際に訪れた地下社会の取材へ話を戻していく構成です。つまり、過去の政策と1990年代の映像を見たあとに、現在につながる視点でマンホールタウンを見る流れになっています。
既存のクレイジージャーニー9月22日ルーマニア第ゼロ章の記事では「なぜ生まれたのか」を中心に紹介しています。CBCで初めてこの回を見る方は、今回は「どの出来事が次の出来事を生んだのか」という因果関係を意識すると理解しやすくなります。
最後の「重大告知」は何につながった?
TBSの9月21日放送時の公式アーカイブには「最後に重大告知も」と記載されています。
この回の翌週、9月28日の公式アーカイブでは、丸山ゴンザレスさんの中南米取材を振り返る「新章開幕!直前SP」を放送。さらに10月5日には、エクアドルとガラパゴス諸島を舞台にした新章第一幕が放送されました。
そのため、9月21日時点の「重大告知」は、その後に始まる丸山ゴンザレスさんの新章へ視聴者をつなぐ役割を持っていたと整理できます。CBCでは放送時期がずれているため、告知部分を見るときは、TBSではすでに後続回が放送済みである点を押さえておくと混乱しにくいです。
前回のCBC「クレイジージャーニー」は秘宝SP
CBCでは10月7日23時59分から、佐藤健寿さんと高野秀行さんらが登場する「クレイジー博物館」の回が放送されました。
今回は雰囲気が大きく変わり、歴史資料と過去映像を使って社会問題の背景をたどる回です。普段の海外潜入取材とは違い、「なぜその場所が生まれたのか」を理解してから現在の取材を見る構成が大きな特徴です。
見逃し配信について
「クレイジージャーニー」公式サイトにはTBS FREEなどの配信導線があります。ただし、CBCの遅れ放送回が同じタイミングで配信対象になるかは、サービス側の掲載状況によって異なります。
見逃した場合は、番組公式サイトの「配信」欄から最新の対象回を確認するのが確実です。CBC放送とTBS本放送では日付が異なるため、番組名だけでなく「ルーマニア」「マンホールタウン」「第ゼロ章」という回名もあわせて確認すると見つけやすくなります。
参考にした情報
- TBS「クレイジージャーニー」2026年9月21日の放送
- TBS「クレイジージャーニー」公式サイト
- Gガイド「クレイジージャーニー」CBCテレビ10月14日放送情報
- 国連「Abortion Policies: A Global Review」Romania
- UNICEF Romania「30 de ani de UNICEF în România」
よくある質問
10月14日CBCのクレイジージャーニーはどんな回ですか?
丸山ゴンザレスさんのルーマニア・マンホールタウン取材を、チャウシェスク政権時代の人口政策や1990年代のTBS映像からさかのぼって理解する「第ゼロ章」です。
マンホールタウンはなぜ生まれたのですか?
番組では、強権的な人口増加政策、その後の子どもを取り巻く社会問題、路上生活、寒さを避けられる地下空間といった複数の要因をたどり、地下で暮らす人々が生まれた背景を解き明かします。
CBCの放送はTBSではいつ放送された回ですか?
TBSでは2026年9月21日に#298として放送された回です。CBCでは2026年10月14日23時59分から放送予定です。
丸山ゴンザレスの次の取材は何ですか?
TBSでは第ゼロ章の後に中南米新章へ進み、10月5日にエクアドルとガラパゴス諸島を舞台にした新章第一幕が放送されています。
まとめ
10月14日CBCの「クレイジージャーニー」は、丸山ゴンザレスさんのマンホールタウン潜入そのものより一歩前に戻り、なぜルーマニアで地下に暮らす人々が生まれたのかを歴史から解く回です。
チャウシェスク政権の人口増加政策、子どもたちを取り巻く厳しい環境、路上生活、地下空間という順番で見ると、番組が「第ゼロ章」と名付けた意味が分かりやすくなります。
すでにマンホールタウンの映像を見たことがある方にとっても、その光景が生まれた因果関係を整理し直せる内容です。

