クラシック音楽館 N響第2069回|「7つの封印の書」とは?ルイージ・出演者・曲の物語|10/4 21:00
2026年10月4日(日)21:00からNHK Eテレ「クラシック音楽館」で放送されるのは、N響第2069回定期公演。ファビオ・ルイージ指揮で、フランツ・シュミットの大作オラトリオ「7つの封印の書」を取り上げます。
N響にとって2026-27シーズンの開幕を飾る公演であり、N響100年特別企画の一つ。約2時間の放送で「この世の崩壊」と「新しい世界」の到来を描く巨大な音楽世界を、独唱・合唱・オルガン・オーケストラで味わいます。
クラシック音楽館「N響第2069回定期公演」放送情報
| 項目 | 内容 |
| 放送日時 | 2026年10月4日(日)21:00~23:00 |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 収録 | 2026年9月12日 NHKホール |
| 指揮 | ファビオ・ルイージ |
| 曲目 | フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」 |
| 演奏 | NHK交響楽団、新国立劇場合唱団ほか |
番組表情報とN響公式公演ページを照合すると、放送されるのは9月12日の第2069回定期公演Aプログラムです。公演は一曲のみ・休憩なしで行われた大規模作品で、N響がこの曲を演奏するのは初めてと公式解説で紹介されています。
フランツ・シュミット「7つの封印の書」とは?黙示録を描く巨大オラトリオ
「7つの封印の書」は、フランツ・シュミット(1874~1939)の最晩年の代表作。新約聖書の最後に置かれた「ヨハネの黙示録」を題材にしています。ヨハネの語りを軸に、第1部で人類の歴史の預言、第2部で最後の審判と世界の転換を描く構成です。
N響公式の解説では、戦争・飢餓・疫病・天災と、そこからの解放が劇的かつ鮮明に描かれる作品とされています。巨大な編成による迫力だけでなく、破壊のイメージの先にどのような救済や新世界が描かれるのかが聴きどころです。
出演者は?ヨハネ・神の声・4人の独唱、合唱とオルガンまで大編成
- 指揮:ファビオ・ルイージ
- ヨハネ(テノール):ミヒャエル・ラウレンツ
- 神の声(バス):ダーヴィト・シュテフェンス
- ソプラノ:迫田美帆
- メゾ・ソプラノ:藤井麻美
- テノール:伊藤達人
- バス:加藤宏隆
- オルガン:新山恵理
- 合唱:新国立劇場合唱団
この作品ではオーケストラだけでなく、ヨハネ役のテノール、神の声、4人の独唱者、合唱、オルガンが重要な役割を持ちます。N響公式は、スコアではバス独唱が神の声を兼ねる指示がある一方、近年は今回のように神の声とバス独唱を別の歌手が担当する場合が多いと解説しています。
ファビオ・ルイージはなぜこの曲に注目?N響100年と「20世紀の重要なオラトリオ」
N響公式によると、ルイージは「7つの封印の書」を20世紀で最も重要なオラトリオの一つとして高く評価しています。N響100年の節目に、定番の祝祭曲ではなく、日本で演奏機会の少ない大作をシーズン開幕へ置くところにも企画の意図が表れています。
さらに2026年8月には、ルイージ自身がこの作品から着想を得た香水を調香し、9月公演会場で先行販売するとN響が発表しました。音楽作品の精神性や構築美を香りへ置き換える試みで、公演そのものへのルイージの思い入れを示す周辺トピックとしても興味深いニュースです。
クラシック音楽館の過去回と何が違う?今回は「一曲で2時間」の濃密な放送
「クラシック音楽館」は複数曲の演奏会や特集を放送する回もありますが、今回の公演は一曲のみで構成された大作です。曲目を次々に楽しむ回とは違い、同じ物語世界へ長時間没入するタイプの放送になります。
最近の番組では、角野隼斗さんを軸にした「ピアニストは時空を超える」の記事や、若手音楽家が集うPMF2026 GALAコンサートの記事もありました。今回の「7つの封印の書」は、それらとは対照的に、宗教的テキストと巨大編成で一つの世界観を築く重厚な回です。
N響第2069回定期公演のFAQ
クラシック音楽館 N響第2069回定期公演はいつ放送?
2026年10月4日(日)21:00~23:00、NHK Eテレで放送予定です。
「7つの封印の書」はどんな曲?
フランツ・シュミット晩年のオラトリオで、新約聖書「ヨハネの黙示録」を題材に、人類の歴史の預言、最後の審判、世界の転換を大規模な独唱・合唱・オーケストラ・オルガンで描く作品です。
今回の公演はいつ収録された?
2026年9月12日にNHKホールで行われたN響第2069回定期公演Aプログラムの収録です。
まとめ|「崩壊」と「新世界」を2時間でたどるN響100年の挑戦
10月4日の「クラシック音楽館」は、N響第2069回定期公演からフランツ・シュミット「7つの封印の書」を放送します。指揮はファビオ・ルイージ。ヨハネ、神の声、4人の独唱、合唱、オルガン、オーケストラが一体となる巨大オラトリオです。
物語の筋を知らずに聴いても音響の迫力は伝わりますが、「ヨハネの黙示録」「預言」「最後の審判」「世界の転換」という流れを押さえておくと、音楽がどの場面を描いているのか理解しやすくなります。N響100年の節目に選ばれた、シーズン開幕ならではの挑戦的な放送です。

