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捜査検事近松茂道13ネタバレ|真犯人は水野?備前焼の花瓶と寺崎の自白の真相【10月13日】|10/13 15:25

10月13日(火)15時25分からBSテレ東・BSテレ東4Kで放送される「夕方ミステリー『捜査検事 近松茂道13 せとうち望郷殺人事件』」は、自分が犯人だと認め続ける男に、実はアリバイがあるところから真相が崩れ始める2時間サスペンスです。

この記事では結末まで触れます。先に核心をまとめると、寺崎一雄は芦田秀則を殺しておらず、事件の真犯人は捜査に関わっていた刑事・水野健史です。寺崎が虚偽の自白を続けた理由には、妹・景子と水野の過去、そして自分の人生への後悔が絡んでいました。

さらに決め手になるのが、殺害現場から消えた備前焼の花瓶です。単なる思い出の品に見えた花瓶が、水野と景子の関係、現場に水野がいたことをつなぐ物証として働きます。

10月13日の放送日時・出演者

項目内容
放送日時2026年10月13日(火)15:25〜17:27
放送局BSテレ東/BSテレ東4K
作品捜査検事 近松茂道13 せとうち望郷殺人事件
主演高橋英樹(近松茂道)
主な出演池上季実子、石黒賢、加藤雅也、酒井美紀、水野久美、大島さと子、冨家規政、徳井優、倉石功ほか
原作高木彬光
脚本坂上かつえ
監督藤嘉行

BSテレ東の今回放送ページでは、岡山に赴任した近松が、妹の夫を殺したと自供する寺崎の起訴を担当すること、再調査で寺崎のアリバイを裏づける目撃証言が出ることまで紹介されています。

寺崎役は加藤雅也さん、妹の芦田景子役は酒井美紀さん、刑事の水野健史役は石黒賢さんです。シリーズの別事件が気になる方は、「捜査検事近松茂道12」のネタバレ考察もあわせて読むと、近松が「供述だけで起訴しない」姿勢を追う楽しみが増します。

あらすじを時系列で整理

1. 芦田秀則が殺害され、寺崎一雄が自白する

事件の被害者は会社員の芦田秀則です。秀則は妻・景子に暴力を振るっており、そのことを知った景子の兄・寺崎一雄は強く反発していました。

寺崎は事件前にも秀則と衝突しており、さらに過去の傷害事件で服役した経歴もあります。状況だけを見ると、妹を守ろうとした兄が再び激高して殺害した、という筋書きが成立しやすい人物でした。

しかも寺崎本人が犯行を認めます。捜査側にとっては起訴へ進みやすい事件に見えますが、ここで近松が立ち止まります。

2. 近松は「物的証拠が乏しい」ことを疑う

近松が事件記録を読み直すと、寺崎の供述は形として整っている一方で、殺害と寺崎を直接結びつける物証が弱いことが見えてきます。

近松は刑事の水野に再調査を求め、景子の勤務先や関係者への聞き込みを進めます。ここで、単純な「妹を守る兄の犯行」では説明できない情報が出てきます。

この流れは、近松シリーズらしい見どころです。自白を取ったから終わりではなく、自白と客観的な事実が一致しているかを確かめようとする姿勢が、事件を反転させます。

3. 岡山城からの目撃証言で寺崎のアリバイが浮上

大きな転機は、取引先の社長・瀬川の証言です。瀬川は事件が起きた時間帯、岡山城の展望台から市内を見ていて、後楽園付近にいる寺崎を目撃したと話します。

この目撃が正しければ、寺崎は殺害現場にいなかった可能性が高まります。近松たちが位置関係を確かめると、展望台から後楽園を見ることができ、証言には具体性がありました。

普通なら無実を裏づける証言を歓迎するはずです。ところが寺崎は、このアリバイを自分から否定し、あくまで自分が殺したと言い張ります。

寺崎はなぜ嘘の自白を続けた?

寺崎は自分の罪を隠すためではなく、別の人物を守るために犯人を名乗っていました。その相手が水野健史です。

水野は単なる担当刑事ではありません。かつて景子と結婚を約束していた過去がありました。しかし寺崎が起こした傷害事件がきっかけとなり、景子と水野は別れることになります。

寺崎にとって、自分の過去の過ちが妹の人生を変えたという思いは長く残っていました。だからこそ、後年になって景子と水野が再び接近したとき、寺崎は今度こそ2人を引き離したくないと考えます。

寺崎の行動だけを見ると、「なぜ無実なのに罪をかぶるのか」と不自然です。しかし、昔の自分の罪への償いという視点に立つと、頑固な自白の意味が変わります。

寺崎は妹を守りたいだけではなく、かつて妹から奪ってしまった幸せを取り戻させたい。その気持ちが、真犯人をかばうという極端な行動につながっていました。

真犯人は水野健史|殺人が起きた理由

真犯人は、岡山県警の刑事として事件に関わっていた水野健史です。

景子と再会した水野は再び彼女への思いを強め、秀則が景子に暴力を振るっていることを知ります。水野は秀則に暴力をやめるよう求めますが、秀則は受け入れません。

その場で言い争いからもみ合いになり、感情が高ぶった水野が秀則を殺害してしまいます。つまり最初から周到に計画された犯行というより、過去の恋情と現在の家庭問題が交錯した末に起きた殺人でした。

皮肉なのは、事件を追う刑事自身が犯人だったことです。水野は寺崎の自白によって自分への疑いが遠のく立場にいましたが、近松は供述と証拠のずれを見逃しませんでした。

最大の伏線は「消えた備前焼の花瓶」

水野を追い詰めた重要な証拠が、殺害現場からなくなっていた備前焼の花瓶です。

この花瓶は、景子と水野がかつて一緒に作った思い出の品でした。しかも裏には2人の名前が刻まれていました。

現場から花瓶が消えた理由は、犯人が自分と景子の関係を示すものだと知っていたからだと考えると筋が通ります。そして、その花瓶が水野のロッカーから見つかります。

ここで「水野は現場と無関係だった」という前提が崩れます。思い出の品を隠した行為そのものが、逆に水野と殺害現場を結ぶ証拠になりました。

放送当時の詳細レビューでも、花瓶の存在が水野の自白につながる決定的な転換点として整理されています。物語序盤で過去の恋と備前焼の話を置き、終盤で物証として回収する構成です。

景子が姿を消した理由と事件後の結末

真相が近づく途中、景子は姿を消します。藤森明子が行方を追い、景子を見つけますが、景子は精神的に追い詰められていました。

景子にとっては、暴力を振るう夫が殺され、その犯人がかつて愛した水野だったという過酷な状況です。さらに兄の寺崎は、自分たちのために罪をかぶろうとしていました。

藤森は景子を説得し、最悪の結果を防ぎます。一方、水野は証拠を示されて犯行を認め、逮捕されます。

そして事件を通じて、景子と寺崎の関係にも変化が生まれます。兄の過去が妹の人生を狂わせたというわだかまりは完全に消えるわけではありませんが、寺崎がなぜ罪をかぶろうとしたのかを知ったことで、2人は向き合うことになります。

この結末は「真犯人を当てて終わり」ではなく、過去に壊れた家族関係をどう受け止めるかまで描いている点が印象的です。

伏線と証拠はどこにあった?

伏線は、寺崎が自分に有利なアリバイを否定すること、景子と水野の過去、そして現場から消えた備前焼の花瓶に集約されています。特に花瓶は、感情面の伏線と物的証拠が一つになる重要な手がかりです。

寺崎にアリバイがあるのに否定する

最初の大きな違和感は、無実を証明する証言を寺崎自身が退けることです。これは寺崎が「自分が助かりたい」のではなく、「誰かを助けたい」側にいることを示します。

景子には過去に結婚を考えた相手がいた

景子の過去を調べる過程で、水野との関係につながる情報が出てきます。事件時点だけを追うと見えない動機が、過去の人間関係をさかのぼることで浮かびます。

現場から花瓶が消えている

犯人が金品ではなく特定の花瓶を持ち去ったことには意味があります。花瓶が水野と景子の思い出の品だったため、持ち去った人物はその背景を知っていた可能性が高くなります。

花瓶が水野のロッカーから見つかる

この物証によって、「水野は捜査担当者だから事件を知っているだけ」という逃げ道がなくなります。水野と現場、さらに景子との過去が一つにつながります。

ウェブの声|伏線の置き方を評価する感想も

放送当時のレビュー欄には、下津井での会話、寺崎の過去、備前焼の花瓶といった要素が後半の真相につながっており、順序立てて伏線が置かれている点を評価するコメントがありました。

一見すると終盤で急に水野が犯人として浮上したようにも見えますが、見返すと「景子の過去」「寺崎がアリバイを拒否する理由」「消えた花瓶」が段階的に並んでいます。犯人当てだけでなく、もう一度伏線を確認したくなるタイプの作品です。

前回作「近松茂道12」との違い

シリーズ前作にあたる「捜査検事 近松茂道12」も、表面上の容疑と証拠の食い違いを追う構成でした。今回の第13作は、そこに兄妹のわだかまりと昔の恋が濃く絡みます。

前作の事件を整理したい場合は、捜査検事近松茂道12のネタバレ考察へ。さらにシリーズの舞台に注目した記事として、近松茂道11のロケ地・大牧温泉もあります。

第13作は岡山の下津井、岡山城、後楽園、備前焼といった土地の要素が事件の説明にも自然に入っています。単なる背景ではなく、目撃証言や思い出の品が真相に関わるため、旅情ミステリーとしても見どころがあります。

参考にした情報

よくある質問

捜査検事近松茂道13の犯人は誰ですか?

真犯人は石黒賢さん演じる刑事・水野健史です。景子への暴力をやめるよう芦田秀則に求めた際、もみ合いの末に殺害してしまいます。

寺崎一雄はなぜ犯人だと嘘をついたのですか?

寺崎は水野と妹・景子を守ろうとしていました。過去に自分の事件が原因で2人が別れたことを後悔しており、再び結ばれる可能性を壊したくないという思いから罪をかぶろうとします。

備前焼の花瓶は何の証拠になったのですか?

花瓶は水野と景子が昔一緒に作った思い出の品で、裏に2人の名前がありました。殺害現場から消えたその花瓶が水野のロッカーで見つかり、水野と現場を結ぶ重要な物証になります。

まとめ

「捜査検事 近松茂道13 せとうち望郷殺人事件」の真犯人は、事件の捜査に関わる刑事・水野健史です。寺崎の自白は真実ではなく、水野と妹・景子を守ろうとした身代わりでした。

近松が違和感を抱いたのは、自白があるのに物証が弱く、さらに寺崎を別の場所で見たという目撃証言まで出てきたからです。そこから景子と水野の過去、消えた備前焼の花瓶へとたどり着きます。

最大の決め手は、水野と景子の名前が刻まれた花瓶が水野のロッカーから見つかったことです。寺崎の偽の自白、昔の恋、兄の後悔が一つにつながると、タイトルの「望郷」にも通じる切ない人間関係が見えてきます。

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