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美の壺「枯山水」10月18日|大仙院・西芳寺・龍源院・南禅寺の庭は何が違う?|10/18 13:30

10月18日(日)13時30分からNHK BSで放送される「美の壺」は、「石と砂の小宇宙 枯山水」です。水を流さず、石・白砂・苔などで山や川、海、理想世界まで表現する枯山水を、京都を代表する庭園と現代の庭師の仕事から見ていきます。

今回登場するのは、大徳寺大仙院、西芳寺、大徳寺龍源院、南禅寺方丈庭園など。どの庭も「石と砂」が中心でありながら、風景を描く庭、禅の世界観を示す庭、余白そのものを味わう庭と、見え方は大きく異なります。

美の壺「枯山水」10月18日の放送日時と出演者

項目内容
放送日時2026年10月18日(日)13:30〜14:00
放送局NHK BS
番組名美の壺「石と砂の小宇宙 枯山水」
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出演草刈正雄、木村多江、山内朋樹、原瑠璃彦、加藤友規、中根行宏
主なテーマ枯山水の石組、白砂、砂紋、作庭の思想

NHKオンデマンドの公式ページでは、この回は2026年7月21日に放送された回として掲載されています。10月18日はNHK BSでの再放送にあたり、番組表でも13時30分から14時までと案内されています。

「美の壺」は、暮らしの中にある美をいくつかの視点に分けて読み解く番組です。今回のように庭園が題材になる回では、単に有名な庭を見るだけではなく、石の置き方や砂の余白が何を表しているのかを知ることで、見え方が変わってきます。

同番組の放送情報をまとめた記事もあるので、シリーズ全体の見方を知りたい場合は美の壺のNHK BS放送ガイドもあわせてご覧ください。

今回の美の壺で紹介される枯山水はどこ?

大徳寺大仙院、西芳寺、大徳寺龍源院、南禅寺方丈庭園が中心です。NHK公式では、これらの庭を通して、水墨画のような山岳風景、枯山水の原点とされる石組、白砂が表す理想郷、砂紋の禅的な意味を紹介すると案内しています。

同じ「枯山水」という言葉でまとめられていても、庭の成立年代や空間の使い方は同じではありません。番組を見るときは「どの庭に何が置かれているか」だけでなく、「石が密集しているのか」「白砂の余白が大きいのか」「苔や植栽がどの程度使われているのか」に注目すると違いがつかみやすくなります。

大徳寺大仙院は水墨画のような山岳風景

NHK公式が最初に挙げているのが、大徳寺大仙院の石がつくる山岳風景です。水を使わないのに、石の高低差や配置を見ることで、山奥から水が流れ出すような動きまで感じさせるところが見どころです。

枯山水は「何もない庭」ではありません。むしろ実際の水や巨大な山を置けない限られた空間で、見る側の想像力によって風景を広げる表現です。大仙院の場面では、石一つひとつを単体で見るより、全体が一枚の水墨画のようにつながって見えるかを意識すると、番組が伝えたい造形の面白さが分かりやすくなります。

西芳寺は「枯山水の原点」といわれる石組

番組では、苔寺として知られる西芳寺の庭も取り上げられます。京都市の観光案内によると、西芳寺は夢窓疎石が庭園を作り、上段に枯山水石組、下段に黄金池を中心とする池泉回遊式庭園を持つ構成です。

京都市の世界遺産紹介でも、山腹に「洪隠山」と呼ばれる枯山水石組が設けられ、その構成が後世の日本庭園に大きな影響を与えたと説明されています。普段は一面の苔の印象が強い寺院ですが、今回の「美の壺」では、庭園史の中で重要な石組そのものに光が当たります。

西芳寺を見るときは、苔の美しさだけでなく、石が山の地形とどのようにつながっているかに注目したいところです。大仙院が目の前に風景を凝縮するような印象なら、西芳寺は実際の山腹と庭が結びついている点が大きな違いです。

大徳寺龍源院は白砂と石で理想世界を表す

大徳寺塔頭の龍源院も今回の重要な舞台です。京都観光Naviによると、龍源院には方丈を中心に複数の庭があり、北庭は三尊石組を持つ枯山水、南庭は白砂と石組の枯山水、東には5個の石で構成された小さな「東滴壷」があります。

NHK公式では、龍源院の白砂に「日本人が夢みる理想郷の姿」が隠されていると紹介されています。石の形だけでなく、石と石の間に広がる白砂をどう読むかがポイントです。

白砂は、単なる背景ではありません。島を囲む海や、果てのない空間のように見せることで、実際の庭よりもはるかに大きな世界を想像させます。画面に石が少なく見える場面ほど、その「何も置かれていない部分」に意味があると考えると、枯山水らしい抽象表現が見えてきます。

南禅寺方丈庭園は広い余白と石組が特徴

南禅寺方丈庭園は、公式サイトで江戸時代初期を代表する枯山水庭園と説明されています。大きな石組を方丈から見て左奥に置き、前方と右側には白砂の広い空間を残す構成です。

巨大な石を横に寝かせる配置も特徴で、南禅寺公式では、須弥山や蓬莱山といった仏教的世界を直接表現する従来の庭から離れた構成と説明されています。俗に「虎の子渡し」の庭とも呼ばれています。

今回の番組では砂紋が持つ禅的な意味にも触れます。南禅寺の場面では、石そのものだけでなく、砂に引かれた線と白い余白が、視線をどこへ導くのかを見ると面白くなります。石が多くないからこそ、空間の静けさが強く感じられる庭です。

枯山水はなぜ水を使わず風景を表せる?

枯山水の魅力は、実物を置かずに風景を想像させることにあります。石を山や島に見立て、白砂や砂紋を水の流れや海の広がりとして感じさせます。

ただし、石は必ず何か一つのものを表していると決まっているわけではありません。番組で紹介される各庭も、成立した時代、禅寺との関係、作庭者の考え方によって表現が異なります。

今回の「美の壺」は、特定の正解を覚えるというより、石の向き、高さ、間隔、白砂の余白によって、見る人の中にどんな風景が立ち上がるのかを味わう回といえます。大仙院の密度ある石組と南禅寺の大きな余白を比べるだけでも、同じ枯山水の振れ幅がよく分かります。

「作庭記」と現代の庭師の仕事も見どころ

NHK公式では、平安時代の庭づくりの指南書「作庭記」にも触れ、その教えにならって石の声に耳を澄ます庭師の造形美を紹介するとしています。

番組には、京都教育大学教授で庭師でもある山内朋樹、静岡大学准教授の原瑠璃彦、造園家の加藤友規、中根行宏が出演します。歴史的な庭を鑑賞するだけではなく、現代の研究者や作庭家が石と向き合う姿が入ることで、「昔の庭園を保存して見る番組」にとどまらない構成になっています。

石は工業製品のように同じ形のものをそろえることができません。形、割れ、表面、重心が違う石をどう選び、どう据えるかによって庭の印象が変わります。今回のテーマでは、完成した庭を見る場面と、庭をつくる側の視点の両方が楽しめそうです。

出演者は草刈正雄・木村多江ほか

番組の出演者として、草刈正雄、木村多江、山内朋樹、原瑠璃彦、加藤友規、中根行宏が公式に掲載されています。

「美の壺」では草刈正雄が案内役として番組の世界観を担い、木村多江も出演。今回の専門家・作庭家は、庭園の歴史や造形を読み解く役割を担います。

山内朋樹については京都教育大学も出演を告知しており、西芳寺の庭園を専門的な視点から解説したと紹介しています。庭園を「きれい」「落ち着く」だけで終わらせず、石組の成り立ちまで知りたい人には注目したい出演陣です。

10月18日の放送を見る前に押さえたい3つの違い

今回の4つの庭を見分けるなら、まず大仙院は石で描く山岳風景、西芳寺は後世に影響を与えた山腹の石組、龍源院は白砂と石の抽象世界、南禅寺は大きな余白を生かす方丈庭園という違いを押さえると分かりやすいです。

次に、石だけでなく「石が置かれていない場所」に注目してください。白砂の面積、苔との境界、砂紋の向きによって、庭の静けさや広がりは大きく変わります。

最後に、庭を一枚の写真のように固定して見るのではなく、視線がどの順番で動くかを意識すると、作庭者が組み立てた空間を感じやすくなります。テレビ画面でも寄りと引きの映像を比べることで、庭の構成がつかみやすくなります。

参考にした情報

よくある質問

美の壺「石と砂の小宇宙 枯山水」は10月18日の何時からですか?

2026年10月18日(日)13時30分から14時まで、NHK BSで放送されます。

今回紹介される主な枯山水はどこですか?

大徳寺大仙院、西芳寺、大徳寺龍源院、南禅寺方丈庭園が主に紹介されます。

「枯山水の原点」として紹介されるのはどこですか?

番組では西芳寺の石組が「枯山水の原点」といわれる庭として紹介されます。

出演者は誰ですか?

草刈正雄、木村多江、山内朋樹、原瑠璃彦、加藤友規、中根行宏が出演します。

まとめ

10月18日の「美の壺 石と砂の小宇宙 枯山水」は、石と砂だけでどこまで大きな世界を表現できるのかを、京都の名庭と現代の作庭家から読み解く回です。

大仙院の山岳風景、西芳寺の歴史的な石組、龍源院の白砂が生む理想世界、南禅寺方丈庭園の大きな余白は、同じ枯山水でも表現が大きく異なります。放送では石だけを追うのではなく、白砂や苔、石と石の間の「余白」まで見ると、それぞれの庭が持つ個性をより味わえます。

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