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美の壺「瑞穂の国の龍」11月2日|妙心寺の雲龍図・木彫・龍神信仰の見どころ|11/2 5:55

11月2日(月)朝5時55分からNHK Eテレ1東京で放送される「美の壺 選『瑞穂(みずほ)の国の 龍』」は、日本で長く親しまれてきた龍を、考古学、木彫、絵画、写真、信仰という複数の角度から見つめる回です。

番組では、弥生時代の土器に刻まれた龍の表現から、京都・妙心寺の狩野探幽「雲龍図」、日本画家・土屋禮一さんの障壁画、奈良・室生に残る龍神信仰まで幅広く紹介されます。龍の姿そのものだけでなく、なぜ日本人が龍に特別な意味を重ねてきたのかが分かる内容です。

美の壺「瑞穂の国の龍」の放送日時と出演者

項目内容
放送日2026年11月2日(月)
放送時間朝5:55〜6:25
放送局NHK Eテレ1東京
タイトル美の壺 選「瑞穂(みずほ)の国の 龍」
FileFile595
出演草刈正雄、春成秀爾、菊池こう藍、津田章彦、土屋禮一、山岡淳雄、堀内昭彦、新貝吉則ほか
語り木村多江

複数の番組表では、草刈正雄さんをはじめ、考古学や木彫、寺院、日本画、写真、信仰に関わる出演者が掲載されています。語りは木村多江さんです。

なお、NHK公式の該当ページは閲覧制限のため本文を開いて確認できませんでした。そのため放送内容と出演者は、Gガイド、NHK番組表を表示するスクリーンリーダー対応ページ、DiMORAの情報を照合しています。

「瑞穂の国の龍」は何を見る回?

この回の大きな特徴は、実在しない龍がなぜ日本の美術や信仰の中で強い存在感を持ってきたのかを、一つの作品だけでなく時代と表現方法を横断して見せる点です。

番組紹介では、日本での龍の表現が約2000年前の弥生時代にさかのぼることに触れ、龍の姿を刻んだ弥生土器を取り上げます。その後、木彫、寺院の天井画、日本画の障壁画、自然の中に龍を見いだす写真、奈良・室生の龍神信仰へと視点が広がっていきます。

十二支の中で唯一実在しない存在でありながら、龍は古代から現代まで繰り返し造形されてきました。形が固定されていないからこそ、時代ごとの想像力や祈りを受け止められる存在だったことが、作品の違いから見えてきます。

妙心寺の「雲龍図」はどこが見どころ?

番組で取り上げられる代表的な作品の一つが、京都・妙心寺法堂の天井にある狩野探幽筆「雲龍図」です。妙心寺公式サイトによると、この雲龍図は法堂の鏡天井に描かれ、完成までに8年を要した作品です。

妙心寺は、禅宗寺院の法堂に龍が描かれる理由について、龍が仏法を守る存在として重んじられてきたことを説明しています。また、龍が雲を呼び雨を降らせると考えられたことから、法の雨を降らせる象徴、あるいは火災から守る存在として描かれるという考え方も紹介されています。

狩野探幽の龍は見る位置で印象が変わる

妙心寺の雲龍図は、見る角度によって龍の動きや表情が変わって見えることでも知られています。巨大な円の中に描かれた龍が、鑑賞する人の位置によって昇っているようにも、降りているようにも感じられるためです。

テレビでは画面越しの鑑賞になりますが、龍の顔や目線だけでなく、天井全体との位置関係、円の中で体がどううねっているのかに注目すると、探幽が作った空間の迫力を味わいやすくなります。

妙心寺の法堂や雲龍図をさらに知りたい場合は、寺の公式サイトに拝観案内も掲載されています。番組をきっかけに実物を見に行きたい方にとっても、所在地や拝観時間を確認できる資料になります。

弥生土器から木彫まで龍の姿が変わる

番組では、龍の姿を刻んだ弥生土器から始まり、若い匠が手掛ける木彫の龍へと進みます。同じ「龍」でも、土器の線刻と木彫では表現の方法が大きく異なります。

古い土器に残る図像では、現在よく見る龍の姿とまったく同じ形を期待するより、当時の人々がどのような線や文様に特別な存在を表したのかを見るのが面白いところです。一方、木彫では立体としての量感、うねる体、爪や鱗、顔つきなど、素材を削り出す技術が龍の迫力を作ります。

二つを続けて見ることで、「龍」という共通テーマがありながら、時代や素材によって美しさの作り方が変化してきたことが分かります。

土屋禮一の障壁画と龍の表現

日本画家の土屋禮一さんが手掛けた龍の障壁画も紹介されます。番組表では、その誕生秘話に迫ると案内されています。

寺院の天井画として描かれた狩野探幽の龍と、現代の日本画家が描く龍を比べると、同じ想像上の存在が異なる時代の絵師によってどう解釈されるのかを楽しめます。輪郭の強さ、墨や色の使い方、空間の取り方などを見ると、それぞれの龍が持つ雰囲気の違いが感じやすくなります。

「美の壺」は作品を単独で紹介するだけでなく、工芸・絵画・建築・暮らしなどを横につないで見せる番組です。今回も、古代の土器から現代の絵画までを一つのテーマで結ぶことで、日本の龍表現の広さを見せてくれます。

清流の写真と奈良・室生の龍神信仰

さらに、清流の中に龍をとらえる写真家の表現も登場します。実在しない龍を彫刻や絵として作るのではなく、自然の水の流れや光、形の中に龍を見いだすという視点です。

龍は古くから水との結びつきが強い存在として語られてきました。そのため、清流を写した写真と、奈良・室生に残る龍神信仰が一つの回の中で並ぶことで、美術としての龍と信仰の中の龍がつながって見えてきます。

奈良・室生では、稲わらで作る龍の依り代が紹介されます。絵画や彫刻のように鑑賞するためだけの造形ではなく、祈りや地域の信仰と結びついた龍の姿です。ここまで見ると、龍は美術作品のモチーフであるだけでなく、人々が自然や水、豊穣への願いを託す対象でもあったことが伝わります。

草刈正雄と木村多江が案内する「美の壺」

番組の中心となる出演者は草刈正雄さんです。「美の壺」では、草刈さんの芝居を交えながらテーマに入り、専門家や職人の話、作品の映像を通して美のポイントを見せていきます。

草刈さんの経歴や近年の出演作を知りたい方は、草刈正雄さんのプロフィール記事も参考になります。美術番組での柔らかな案内役とはまた違う俳優としての活動も分かります。

また、別テーマの「美の壺」で出演者を中心に整理した記事として、「戦国の美 華麗なる戦い」の出演者・見どころもあります。File595の龍とFile596の戦国美術を続けて見ると、番組が作品の魅力をどのように切り取るのか比較できます。

語りを担当するのは木村多江さんです。落ち着いたナレーションが、作品の由来や職人の言葉をつなぐ役割を担います。

参考にした情報

よくある質問

美の壺「瑞穂の国の龍」はいつ放送されますか?

2026年11月2日(月)朝5時55分から6時25分まで、NHK Eテレ1東京で放送予定です。

番組で紹介される妙心寺の龍は誰が描いた作品ですか?

京都・妙心寺法堂の「雲龍図」で、江戸時代の絵師・狩野探幽が描いた作品です。妙心寺公式サイトでは、8年の歳月をかけて描かれたと説明されています。

「瑞穂の国の龍」の出演者は誰ですか?

草刈正雄さんを中心に、春成秀爾さん、菊池こう藍さん、津田章彦さん、土屋禮一さん、山岡淳雄さん、堀内昭彦さん、新貝吉則さんらが出演し、語りは木村多江さんです。

まとめ

11月2日の「美の壺 選『瑞穂の国の 龍』」は、龍という一つのテーマを、弥生土器、木彫、妙心寺の雲龍図、日本画、写真、龍神信仰へと広げて見る回です。

特に妙心寺の狩野探幽「雲龍図」は、龍が禅宗寺院でどのような意味を持ってきたのかを知る重要な見どころです。古代から現代まで形を変えながら受け継がれてきた龍の美しさと、日本人がそこに重ねてきた祈りを一度に味わえる30分です。

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